CACE2-1:俺達の女神様
オフィス、鳴り響く電話、見ただけでうんざりする書類の山…それが俺の日常
昨日の夜の名残は少し潮の匂いが残るスーツ、家に帰る間も無く会社に出て来た為に皺の残ったワイシャツと猛烈な眠気だけだった。
だが、俺の日常をブッ壊す奴がもうすぐ此処にやって来る。
足音…そして明らかに怒っていると思われる殺気
俺は俺の脳味噌が逃げろと信号を送るのを必死で堪えていた
ガチャ…
「失礼します」
スラリとした体、黒いスーツがよく似合っている。
一分の隙も無い営業スマイルが貼り付けられている整った顔立ちは、誰もが美人である事を認めざるおえないだろう。
「あ!春日ざんおはようございま…………すいません」
迫力に気圧されてなぜか謝る山岸
ビビる山岸を尻目にツカツカと俺のデスクに歩み寄るこの女の名前は
「聖名雅 春日」
経理一課に所属しており、ハタから見れば美人でナイスバディ、おまけに仕事も出来るとあって社内では
「嫁にしたい候補No.1」
の座を不動の物としている。
その美人がその形の良い唇を開く。
「ちょっと来ぃや」
極道なお兄さんも真っ青なドスの効いた台詞が出て来ると俺以外の誰が予想しただろう
「春日っ………ちょっ…まてっ…イタッ…やめっ……………うわあぁぁぁん」
俺の最後の抵抗虚しく連行されて行く俺の情けない姿に山岸は静かに十時を切ったのだった…
「あーめん」
ちわっす
読んでくだすったみなさまありがとうございます
今回と次はワリカシこめでぃたっちで行こう!!!
なんて考えとります。
駄文ですがどうか御容赦ねがってみたり。
感想 批評 批判 大歓迎ですので何かありましたらよろしくお願いします
でわでわ〜