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異世界は剣と料理と現代知識で  作者: わかね
序章  はじまりの町編
5/104

005 アプリアイコンはQRコードで

目覚まし時計より早く起きた朝。

スマホを起動するとやはり『胡蝶の夢』アプリに新着メッセージがあり、昨夜の夢の内容だった。


所々忘れかけてた夢の内容だったので、確認の意味でもありがたい。


錬金術と魔術が化学と物理だった事にも驚いたが、一番の収穫は戦闘訓練だった。


魔物に限らず、戦闘行動をする時の予備動作を見抜く事が重要……って結局は経験と訓練あるのみなんだけどねー。

例外の代表例は『居合い』だそうで、説明されたけど素人には理解出来ませんって。


それでも母ちゃんよりは教えるの上手。

綺麗な黒髪ロングのお姉さんだったし……また教えてもらえる約束もした。名前聞き忘れてたけど。


早く夜にならないかなー。


起きてきた母ちゃんと朝食とりながらの会話は、昨日の夢の内容。


「なかなか面白そうな場所だねー。そのアプリ招待とか出来ないの?」

「うーん。でも…安全性とかわからないから、母ちゃん誘うのもなー。」

「だったら尚更よ。危険な場所に竜司クン1人で行かせる訳にはいかないしー。」


相変わらずの過保護である。

始まりの街?から全く動いてないし、そもそも街の名前自体知らない。チート的な能力やスキルもない手探り状態だと説明しても『行く』と言って聞かないので

仕方なくアプリを起動するが、招待機能が見当たらない。


『胡蝶の夢』アプリのホーム画面にあるのは

背景が白の黒字で


日誌、感想、検索、同期、リセット


と5つのみボタン表示になっているだけだった。

シンプルというか…何というか……


日誌は昨日と一昨日の夢の内容。

冒険者はじめて物語みたいになっている。


感想は……閲覧数と感想書き込みエリアかな?

どっちもまだ無いけどね。


検索と同期はまだアミカケになっていて、使用出来ない状態。


リセットは……押すと

『リュウジ=カミシロを消去しますか?』

確認画面が現れた。もちろんNOです。


どうすれば招待できるんだろ?

とりあえずスマホを母ちゃんに渡して自分は朝食の後片付け。

今日は教科書を買いに行って、制服の受け取り等々入学準備をしなきゃ。


そのままスマホは母ちゃんに預けて、買い物等済ませ

る。今日の夕食のおかずも購入。


帰宅すると意気揚々と母ちゃんがスマホ画面を見せてきた。


「招待画面が無くて、色々試してみたけど、アプリアイコンがQRコードになってたのよー。」


すっごくご満悦だ。

無事母ちゃんのスマホにも『胡蝶の夢』アプリがインストールされていた。


知り合いが一緒に冒険出来る安心感はあるのだけど、母ちゃんなんだよなー。


親離れ、子離れは当分先の話だな。

その日はゲームをする事無く2人とも早めの就寝となった。

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