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異世界は剣と料理と現代知識で  作者: わかね
序章  はじまりの町編
23/104

023 ファーストコンタクトは正解で

「やっぱり……記憶はないのか」


スマホアプリ『胡蝶の夢』を起動するけど、案の定『記録』も無い。


……それでも『食事』が済んでいるのは、下半身の状態でイヤでもわかる。


枕元には除菌・消臭スプレーが置いてあって


シュッ……シュッ


とした後に、無言でお風呂場へ。


…………これを週3ですか………はぁ。



************************


俺は『火曜[カーリさん]木曜[ミリットさん]土曜[シェリルさん]』

樹は『月曜[ミリットさん]水曜[シェリルさん]金曜[カーリさん]』


楓さんは辞退したそうだ。



日を追うごとに冒険者ギルドの受け付け3人の肌ツヤは良くなり、周囲の活気も良くなっている。


俺達2人共スキルの上昇はないけど、HPとMPはかなり上昇した。……頑張っているからね。色々と。




楓さんは様々な果実や野菜等からクエン酸やビタミン、アミノ酸等を抽出。培養を繰り返して美容液や保湿クリーム等の化粧品を作り出そうとしているが、

本人曰く未だに納得する出来栄えには至ってない。目指す理想はどのくらいなんだろ。


本人はかなりやる気なので、周囲はそっと見守っている。アドバイスなんて無理だし……


クエン酸、アミノ酸は料理にも使えるので重宝してます。天然酵母の培養も……


お世話になりっぱなしで恐縮するのだけど、俺が依頼すると元気に取り掛かってくれる。本当にありがたい。


「もどかしい。」

「お互いまだまだ『子供』なのー」


俺の悪口言ってる?




舞姉ちゃんはギルドの教官役に就任した。


はじめはDDランクを理由に固辞していたが、ギルド長の『三顧の礼』で渋々引き受けた。


DDランクの教官なので、舐めた口調の冒険者も多数いたが、模擬戦で冒険者達をボッコボコにしてからは『姐さん』とか『姉御』とか


この町のボスキャラになりつつある。



俺を1回だけ教えてくれたお姉さんは、あの日以来見てない。


教えてくれた日は依頼の途中………たまたまこの町に立ち寄っただけで、次の日はすでに旅立ってしまったとの事。………なら、なぜ『また教えてあげるよ』と言ったのだろう。



『食事』のお礼として、討伐クエストは連日受注出来る様になった。裏取り引きってやつだ。


現実世界の苦労があるから、それくらいは貰わないと。


みんなで討伐クエストを何度もクリアして

装備も皮鎧だけど全員に行き渡った頃には


全員ランクD3(トリプルD)


にランクアップしていた。


バイト日数はまだ80日あるけど………


みんなの装備の方が優先です。


所持金も[銀貨68枚 銅貨40枚]と金欠だった頃が嘘みたいだ。


そのうち繰上げ返済とか出来るかなー。出来るといいなー。


食堂の夕食担当だけど、連日大盛況でギルド長から


「契約期間が終わった後も、給金を倍払うから続けてくれないか?それと、リュウジだったら730日分まで無利子で貸し出すぞ。」


2年無休とか……正気の沙汰とは思えない。

舞姉ちゃんも「え!?」とか言わない!




現実世界の方は可もなく不可もなく……といった所かな。


吉沢さんは料理部に顔を出してはいるが、特に交流は無い……っていうより全く無い。


ひょっとして避けられてる?


異世界の教官は吉沢さんだったのか聞きたかったけど、そのきっかけすらつかめていないのが現状だ。


まあ、まだ新学期始まったばっかりだから……焦っても仕方のない事なんだけどね。


勉強の方は順調というか、異世界で役立つものはないか?と特に物理や化学といった理系科目は積極的に参加している。


これは樹や楓さんも同様で、楓さんはGW入った頃には『錬金術 LV3』になっていた。


GW明けたら中間テスト。


この1ヶ月は現実世界も異世界も刺激が多く、充実した高校生活のスタートが切れたと思う。





***********************


王宮の執務室では1人の少女が報告書を眺めている。


少女には不釣り合いな贅を尽くした調度品の数々。

重厚な椅子に座り、机の前には片膝をつく初老の騎士。


サファイアブルーとエメラルドグリーンの虹彩異色症オッドアイの瞳を静かに閉じて


「ガラリーの町に『来訪者』が現れたと?」


騎士はそのままの姿勢で返答する。


「『足』からの報告で、『来訪者』は4名おります」


「して、この『共存と共栄』は誠か?」


この世界に『来訪者』は度々来る。

そして『足』たちが接触するのだが、大抵は『排他』もしくは『籠絡』だ。


『排他』なら武力をもって返答するまで。

『籠絡』ならサキュバスの特性上、長くは生きられない。


しかし、『共存と共栄』は非常に珍しい。


「他の3人に奪われても癪だしの。」


(妾自ら出向き、『来訪者』の真贋を確認するのも一興か。)


そう思い至り、少女……リリスは静かに笑みを浮かべた。


章管理のやり方など試行錯誤中ですので

更新が乱れるかもしれませんが、お付き合いの程

よろしくお願いします。



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