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異世界は剣と料理と現代知識で  作者: わかね
序章  はじまりの町編
15/104

015 お風呂は正義で

「☆♪→¥$€%°#!!」

「○*÷=<々〆!!」


隣りの部屋の喧騒で目が覚める。確かいつきの部屋だ。

姉弟で同じベットにいたらびっくりするよねー。ニヤニヤ。


かわいそうだから、赤ピンダッシュ(討伐クエ受注)は俺が代わりに引き受けよう。俺って優しいなー。


余裕で獲得した赤ピンをテーブルに置いて朝食を4人分注文する。


しばらくすると舞姉ちゃんと………

左頬に青アザができてる筋骨隆々な樹と……

プリプリしている見た目10歳くらいの女の子が降りてきた。少し赤みがかった長い髪をツインテールにしてる。

昔一緒に遊んだ頃のかえで姉ちゃんそのままだ。


小学生の頃は頻繁に家に来てたから、その面影を感じ取ったのだろう。舞姉ちゃんも自然と接してる。


「え!?舞おばさん……ですか?」


「そうよー。でもここでは『おばさん』はなしでお願いね」


見た目小さな女の子だから優しいなー。舞おばさん。



とりあえず朝食にして、楓さんの登録と今日の予定を話し合いますか。


カエデ=ウエノ  17歳   ランクD 0/50

HP  65/65

MP  80/80


スキル

錬金術 2/10

魔術  2/10

回復術 3/10

精霊術 2/10(風)

料理  2/10


樹と色々被るなー。それぞれ数値が上なのは勉強した証か。

俺達も真面目に勉強すれば……という指針を見た気がする。



今日は舞姉ちゃんと樹はボア狩り、楓さんは生活用品の買い出しで、俺はパンと夕食の仕込みとなった。


楓さんに銀貨1枚渡したのだが、「女の子は色々買うものがあるの」……と押し切られて追加で銀貨1枚渡す事に。

ミリットさんに市場の場所を聞くと喜び勇んで買い出しに行った。

……舞姉ちゃんも一応女の子だったけど、銀貨1枚で事足りたよ?



[残り銀貨12枚銅貨60枚]


こっちでも出納帳つけたいけど、紙が高いわ羊皮紙で書きづらいわ……で断念。

代わりにこうやって都度数えていけば『日誌』に記録されるので代用している。

って楓さんも初期所持金0だったし、俺が一元管理って

皆さん普段大丈夫?ご利用は計画的にですよ。


それにしても……宿代が4人で1日銀貨2枚は痛いぞ。


全財産をテーブルに出したまま腕組んで考えていると


「あのー」


ミリットさんがおそるおそる近づいてきた。


「皆さんお仲間なんですよね?」


楓さんは今日からだけど。


聞けば、Dランクでそれぞれ個室の宿泊は贅沢らしい。男女の混成PTでも1部屋だけ借りて雑魚寝が通常で、

Cランクになってはじめて個室に泊まれるだけの収入が見込めるそうだ。


………言われてみればそうだよな。装備品とか全く手付かずだし……舞姉ちゃんの刀だって全額借金だ。


でも4人で6畳一間に雑魚寝…………ベットは1つしかないから3人か………


「どうしても個室にこだわるならですけど……」


ミリットさんが提示した代案。


家を借りてルームシェアしてはどうか?と。

この辺りの相場は月々銀貨10〜15枚位で補償金として銀貨30枚位必要とのこと。アパートの敷金みたいなものか。


所持金足りないと言ったのだが、


「リュウジさんの働く日数を増やせば大丈夫です。」


担保は俺の労働力で365日分まで対応してくれるとの事。


……うん。それ……休日ないよね?ブラック企業より酷くないですか?


それでなくてもまだ残り99日あるのですよ?


舞姉ちゃんも樹も『おお!』って歓声あげない!

肩叩いて『頼んだ』って…………くそぅ。


「ボア狩り行ってくるから、手続きよろしくー」


決定事項になってしまった。



パンの仕込みを終わらせて、ミリットさんと訪れたのは石造りの2階建。

2階は6畳位の部屋が4部屋あるのみで、1階はキッチン、トイレ、倉庫とバスルーム(!!)と用途に分かれた造り。


バスルームはバスタブとお湯を沸かす釜(?)部分に分かれてて、外から薪で沸かしてバスタブへ流す感じだ。

石の地面がむきだしな洗い場が気になる所だが、そのあたりはみんなで協力すればなんとかなる……と思う。


すのことか作れればベストかな?


「水は?」


「ここから5分位の所に共用井戸があります。」


風呂沸かそうとしたら結構な重労働だな。


それでもやっぱり風呂でしょ。風呂ですよ。


「どうします?ここにします?」


冒険者ギルドからも10分位だったし、ちょうどいいかー。


即断即決。ギルドに戻って契約してしまった。


残りバイト日数は6日増えて残り105日。はぁ……


さらに今月分銀貨15枚は月の途中からなので銀貨12枚。


残金は……銅貨60枚。


それでもこれで拠点が出来たし、毎日の宿代で頭を悩ませなくて済む。


買い物終わらせて来た楓さんと

狩りを早々終わらせた2人を連れて

新しいうちらの拠点へ。


バスルームに喜んだのは女性陣2人。

特に舞姉ちゃんは


「これで髪の毛のメンテナンスが出来る!」


ってハイテンション。…………切実なんだね。


ちなみに錬金術には『クリエイトウォーター』があったので井戸往復もしなくて大丈夫だった。


あれ?でも……この世界には、コンディショナー、トリートメントはおろかシャンプーもリンスもありませんよ?

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