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才女は悪役令嬢  作者: アガパンサス
第一章 目標決定 成功なるか!
6/24

番外 ライン・ラクター視点

ストーリーが中心です。

アイリスが商会で待たされている頃 商会長の部屋

「商会長!7歳の女の子が売り買いしたいと、言ってきました。どうしましょう?」

「えっ?保護者らしき者はいたの?」




「いえ、居たら報告してきませんよ。」

(これは、いつもの様な商談じゃ無い事は確かだな。よし!)

「私がいくわ!」




「っえ!商会長が行くんですか?あと口調が戻っていますよ。」

「いいでしょ。ここには、お前と私だけしかいないんだから。」

「何処で誰が聞いているか分からないから言っているんですよ。ちょっと聞いてます?」




「ええ聞いている聞いている。じゃあ、行ってくる」

「はぁ~行ってらっしゃいませ。」

(なんだかんだ言いながら、ついてきてくれるんだよなこいつ)





ライン・ラクターは、ある部屋の中に入ると

「この部屋に呼んで」



と言いました。しばらく待っていると、7歳の子供が入ってきました。

「こちらでございます。」



(おや、この人は・・・)

「すみません。待っていましたか?」

「いえ、待っていません。」




「失礼ですが、お名前を伺っても?」

「いいですよ。私は、しょかと呼ばれています。ルンド・アイリスさん。」

「!なぜそれを」




「やはりそうでしたか。心当たりがあるのがあなただけでしたから。」

(嘘です。カマかけです。貴族なのは分かっていましたから)

「そうですか、では口調を変える必要はありませんわね。」




「そうですね。今日はどうしてここに?」

「もちろん。交渉ですわ。」

「そうですね。では、交渉と行きましょうか。売り買いと言ってましたがなにを売ってくれるのです

か?」




「宝石と服ですわよ。」

「そうですか、では見せてください。」

「これですの。」




「おお~これはこれは、最高品質の物ではないですか!本当に売っていいんですか?」

「最高品質だと分かっていて売りに来たんだから当たり前じゃないの。ああそれと、服は未使用ですわよ」




「そうですか。これは、100億ですかねぇ。」

「安すぎでしょう?1000億!」

「200!」




「900!」

「300!」

「800!」




「400!」

「これ以下は譲れないわ700!」

「分かりました。700億で手を打ちましょう。」




「フフッ交換成立ね。次は購入の方よ。」

「そうですねぇ。何をお買い求めですか?」

「そうね。今売った宝石のレプリカと水と医用品と食料を頂戴。」




「分かりました。今からもってこさせます。」

ボソッ「ああ、貴方上位の者ね。別に下っ端でも良かったのに。」

(これは、誰にも聞かれたくない話?ってゆうか仮にも貴族が下っ端でいいってどうゆうことよ)




「なんか言いましたか。」

「いいえ。何も言っていないわ」

(やっぱり、聞かれたくない話だった)



「そうですか。」

色々な会話をしているうちに物が運ばれて来ました。

「ああ来ましたね。では、交渉を開始しますか。700でどうでしょうか?」




「高すぎでしょう。100!」

「そちらこそ、安すぎです。600!」

「200!」




「500!」

「これが最後よ、300億」

「分かりました。300億で。」




「フフフありがとうね。」

(楽しい!こんなに楽しい商談は久しぶりよ!おっと!感情に流されずに利益をゲットするわよ。たしか、倉庫にカマグがあったはず。カマグを使おう)




「こちらこそこんなに楽しい商談をさせてくださりありがとうございます。さて、こんな大荷物持つのは大変でしょう。っという事で鞄型の魔道具【カマグ】を買いますか?」

「貴方って本当に商売が上手ね。買うわ」




(よし!)

「では、少々お待ちください。」

「分かったわ。」




「そいえば、貴方様にプライドはないのですか?」

「あるわよ。プライドくらい」

「ですが、高級品をバンバン売っていたではありませんか。」




「見た目が私のプライドではないからよ。」

「では、何がプライドなのですか?」

「貴方段々とえんよがなくなってきていない?まあいいわ。私のプライドわね、折れない事よ。ここ



で大事なのは、行動。決して見た目ではないわ。」

「そうなのですか。」

商品がやってきました。




「左から平民の一般的な家が入る物、貴族の一般的な家が入る物、王城が入る物、王国が入る物となっております。」

「じゃあ~そうね。1番右のをもらうわ。」




「おお~ありがとうございます。それは、荷物になっていたのです。」

「ああ、商品を使うわけにもいかないからね。」

「ええ、これには値引きにも応じます。」




「では、手始めに100」

「それは無理です。400」

「110」




「300」

「120」

「200」




「130」

「190」

「140」




「180」

「150」

「170」




「160」

「分かりました。160億で」

「ありがとうね。あと、このことは、秘密にしてくださる?。これからの話も」




「いいですが、条件があります。」

「あら?条件って何かしら。」

「買った物と余ったお金の使い道を教えてください。」




「ああ、何だそんなことですか。心配して損しましたわ。簡単です。私には、救わなければいけない命があるからですわ。」

「救いたい命ではなく、救わなければいけない命ですか?あとこの話は秘密になっているのですか

ら、口調を元に戻してもいいのではないでしょうか。」




「分かった。あと、最初の質問は救わなければいけない命よ。私の親が色々と迷惑をかけているからね。せめて少しだけでも、楽にさせないとね。」

「なるほど、分かりました。では、必ず秘密にさせていただきます。」




「ありがとう。あと、結婚するまでに王太子殿下との婚約を向こうから破棄させるように仕向けるから 頃合いになったら、手を引いた方がいいよ。」




「フフッ婚約破棄させるように仕向けるですか。分かりました。頃合いになったら、手を引きま

す。」

「物分かりが良くて助かる。では、また」

「ええまた。ああ、本名を名乗るのを忘れていました。私の本名は、ライン・ラクターです。」




「ええ!ライン・ラクターって商会長じゃないの。まあいいわ、商談は商会長でもできるから。」

(すごいわ、商会長だと分かっても態度を変えない人、初めて見た)

《そうでしょう。そうでしょう。アイリスは、凄い子なのです。》




どうして、あなたが自慢げなのかしら?まあいいけど、どうせ誰にも聞かれないのだから

(また、商談出来たらいいな。)

アイリスの背中を見ながらそう思っていたライン・ラクターでした。




チャンチャン♪

ホワイトデーで何を作った方がいいでしょうか?

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