20 花・草・木
(《そっか》)
そうですんr
(っえ?どうしたの!)
コイツがちょっかいを許すまじ!
《ごめん!》
(ちょっかいって?)
くすぐったんだ!コイツ!
(それだけ?)
それだけとは何だ!
(いや、もっと大きなちょっかいだと思って)
《“大きな”って?》
(鈍器で殴ったりとか)
《っえ》
そんな事したら心が折れるまでお仕置きしますわよ。
(《口調が戻ってる…か?》)
「それでね。“運命なんて素敵!”って言ってるのが盲信中の側近と頭お花畑の馬鹿で“王子バカになった?”って言ってるのが盲信してない側近と王子に近いちゃんとした貴族で“し~らね”って反応してるのが少数派で王子にほとんど影響されないほどの権力を持ってる貴族の賢い人だよ。」
「へぇ~お花畑達に辛辣だね。」
「だってウザいんだもん。
そういえば知ってる?お花畑ってね、踏み荒らせば瞬く間に散っていくんだよ。
そういえば、盲信中の側近達もお花畑って言えるね。」
「そっか」
「ちなみに、私の中で“運命なんて素敵!”派が花で“王子バカになった?”派が草“し~らね”派が木だよ。」
「その基準は?」
「花は踏み荒らせば簡単に散っていくでしょ。草は踏まれても大丈夫だけど、一部は大丈夫じゃない。木は自然災害にしか動じないの。」
つまり、細工したら直ぐに壊れる家が集まっているのが花。細工をしたら壊れる家が少し集まっているのが草。細工しても動じない家が集まってるのが木ってことですね。
《細工って?》
例えば、嘘の情報を流して破産させるとか、女とかを用意してハニートラップ仕掛けるとか色々とあるわよ。
「なるほど」
「ちょっと考え込んだでしょ。」
「うん」
実際は解説を聞いていただけですけどね。
《ね~》
「説明って難しいね。」
ほんとそれ
「《そうなの?》」
「そうだよ。」
「《へぇ~》」




