16 移り行く話題
ピッタリの題名が思いつきませんでした。なので無難な題名に
(そうか!オミナエシの残念な所とかで減点されているのか!俺も気を付けないとな。アイリスに嫌われたくないし)
っプ言われてますよ。オミナエシ。
“残念な所とか”ですって。
《なんだってー!てめぇぶち殺すぞ!》
(助けてくれ!)
ふぅ、仕方ありませんね。私が助けてあげましょう。
(何で、そんな上から目線なんだよ。もともと、あんたが告げ口しなければ怒らなかっただろうに)
上から目線って実際に私達の方が上なんですから。別に助けなくてもいいんですよ。私は
(ごめんなさい。何卒、何卒、お助けください)
分かりました、助けてあげましょう。
オミナエシ、その怒りっぽい所がモテない理由の一つになっているんですよ。
《っぐ、そんな事は分かってますよ。けど、貴女だって怒りやすいでしょ。》
いやだって、貴女の事だから挑発じゃなくて怒って欲しいのかなって
《んな訳あるかい!》
っあ、また口調が
《そんなことは、どうでもいいの!私は本心でそう言っていたの!》
っえ!っあ、いや、何でもありませんよ。
《なにそれ、めっちゃ気になるんだけれど》
まあ、そんな事よりも見ましょうよ。アイリスの奮闘を。
「しかも、その時は私が領主にならないといけないもんね。ああ、嫌だ。教えてくれてありがとう。」
『アイリスの好感度が上がった。』
(マジ!?どのくらいの数字?)
いや、何で数字にしないといけないんですか?
数値化するのって結構難しいし面倒くさいんですよ。
《そうなんだ。》
そうなのよ。だから、
《じゃあこれから、オーニソガラムに全て頼むね。》
何でそうなるんだよ!今言ったよな!難しいって!面倒くさいって!ってか、お前いつも俺に頼んでいるだろ!今更なんだよ!良識のある奴はこの話聞いたら自分でやるよな!
《だって、面倒くさいんだもん。》
はぁ~~~~~~~~~~~そうよね。貴女がやるわけないよね。
《“はぁ”が長い!》
“はぁ”で気持ちを整理していたのよ。
《何気に嫌味言ってない?》
気のせいよ。
《そう?》
そうよ。
《ふーん?》
「そういえばさ、“殺しの天使”や“ワタリ”って知ってる?」
「何それ?」
「毒キノコの一種でさ。“ドクツルタケ”の別名が“殺しの天使”で“ツキヨタケ”の別名が“ワタリ”なんだ。」
“成人男性でも一本食べれば死ぬ。”と言われているのが、ドクツルタケで重篤な場合は胃粘膜と十二指腸が侵され、炎症によりビラン状になり、潰瘍ができます。また肝機能障害、発熱を伴うこともあるのがツキヨタケです。
ちなみにツキヨタケは熱に対して比較的に安定性が高く、100度Cで15分間加熱しても15%程度しか分解されません。さらに水溶性、油溶性の性質を併せ持つため、キノコ自体を食べなくても煮汁などを飲んだだけで中毒する可能性があります。
「どっちも猛毒でね。ドクツルタケは、人なら一本食べれば死ぬし、ツキヨタケも過去に死亡例があるんだ。」
「でも、毒殺は後々がめんどくさいって言ってるじゃん。」
「そんな時こそ、“ヨイツブレ”の出番」
「“ヨイツブレ”?でも、それも毒キノコなんでしょう?殺すのはちょっと」
《“でも、お高いんでしょう?”みたいな感じで言ってるね》
「死なない毒もいっぱいあるんだよ。確か、“ホテイシメジ”の別名が“ヨイツブレ”だったよ。」
「別名好きなんだね。」
「覚えやすいからね。それで、ヨイツブレは酒と一緒に食べると効果を発揮する毒キノコでヨイツブレを食べた後は最低でも一週間は断酒しないといけないんだ。」
「で?その効果は?」
「どんなにウワズミでも悪酔いする。」
「っえ!地味」
「でも、派手なのを食べさせたら、バレるよ」
「そうなんだけど、う~ん、わかった。それにする。」
嫌がらせね。飲むと必ず悪酔いするとか。
《私、飲まない!そのキノコ食べたら飲まない!》
私は元々酒は飲まないから関係ないわね。
っあ!でも、付き合いで飲むときは必要かもしれないわね。
いや、そもそも毒効かないわ。私達
《そうだった!忘れてた!》
人は“酒は体に悪い”って言うけど少量なら体に良いのよ。
《少量ってどのくらい?》
コップ三分の一くらいだったかしら?
《少な!》
当たり前じゃない。多いから体に悪いのよ。一杯くらいでギブする下戸もいるんだから。




