14 私公
「そういえば、見せたらどう、めんどくさくなるの?」
「うん?えっとね~
両親は“その態度、してもいいとおもっているのか?”とか言ってネチネチとうざくなるし”
グレゴリウスは———」
「ちょっと待って!誰?グレゴリウス」
「え?知らない?私の婚約者、言ったつもりだけどなー」
「いやいや
違うでしょ。君の婚約者」
「《っえ?違うの?》」
「違うよ!クフャリアルだよ!」
「《そうだったっけ?忘れた。》」
「それでよく貴族やれているね。」
「フッフッフ、私は私公を分ける人なのだよ。」
そして、“私の時はストレスでストレスの元の情報をある程度忘れる”と
ってか、オミナエシ!貴女も忘れていたの?
《うん、嫌いな人は覚えない主義》
そう
《ん?グレゴリウスってどっかで聞いたような~》
おお!貴女が覚えているとは思わなかったわ。
《なんか、馬鹿にされているような。》
まぁ、それは置いといて
“グレゴリウス”とは、どっかの世界のラテン語・ヨーロッパ系の男性名。
原意は“見張るもの”ローマ教皇にこの名を名乗った人物が多く存在します。
《ほうほう》
「今ここで、公にできる?」
「うん、できるよ~」
「じゃあやってもらえる?」
「いいよ。じゃあ、貴方が婚約者役ね。何か質問してみて。」
「ねぇ、何しているの?」
「人形のようでそうではない私の赤を赤で染めてゆく人を―――」
「うん、何言っているのかさっぱり」
「えっとね。“美しく愛しい貴方を―――”って言っていたの」
「どうして、そうなる!」
「“人形のようでそうではない”は、“人形みたいな完璧な美しさだけど、違う”で“美しい”になる。
んで、“私の赤を赤で染めてゆく人”は、両想いと勘違いしている設定だから“私の恋心を恋心で染めてゆく”で“愛しい”になる。」
「“違う”はいらないだろ!」
「いや~それがさぁ、なかったら“人形みたい”が“美しいけれども、感情がない”か“感情がない”に変換されて不敬になっちゃう
だから“違う”を付けて“感情がある”にすればOKなの」
「いやいや、普通そんな変換にはならないし」
「っふ、甘いわね。
それがお貴族様ってもんよ。
変換できなかったら、人生、急降下だから必死なのよ。皆」




