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才女は悪役令嬢  作者: アガパンサス
第一章 目標決定 成功なるか!
10/24

7 出会い

花粉症の季節です。私は花粉症じゃないので大丈夫ですが、花粉症の人は頑張ってください。

王都に帰りに行くまではまだ、一週間あります。アイリスはマイオンどもが駄々こねると思っていました。が、あいつらはアイリスと馬車を置いて他の馬車に乗って王都の屋敷に帰りました。




(っち。子供を置いていくんじゃねぇよ。まぁ。邪魔だったからいいけど)

《この子、口調?がおかしくなっているよ。》

多分、良い顔して帰ったのが癪に障ったんじゃない?

アイリスは午前中は、屋敷の掃除をしたり、余りものでご飯を作ったりしました。




「葉をちょっともらうね。」

正午を過ぎ、森で木の実やら食べることの出来る草やらを採集していると、昨日の兎が来ました。

「っあ!あの時の兎ちゃんが、やっぱりこの森が住処なんだね。」



まぁ、間違ってはいませんが。

ききゅき(おはよう)ききゅききゅききゅ(貴方は黙ってて)

いいでしょ。どうせアイリスには聴こえないんだから。



っき、(っお、)ききゅきゅきっき(乱心しなくなった)ききゅきききゅき(すごいすごい)

フッフッフ。それは、貴方の正体が分かったからよ。




きゅ~(へぇ~)

「貴方は何とお話しているの?まさか幽霊?」

ブンブン「(いいや)




「分かった!“き”だけは“いいや”でしょ!」

ブン「きゅ(うん)

「これは、“うん”だ!」




「きゅ」

「フハハハハ、私は勝った!」

残念な子。色々と




「きゅ」





ガサガサ

「っえ?何?私は肉を食べない主義だから美味しくないよ。草の味がするだけだよ。」

きききゅきき(失礼な)ききゅきききききゅき(私の近くに肉食は)ききゅき(出ないよ)




「っあ、お取込み中だったかな?」

「えーと、私の前に許可なく立ち入るとは、良い度胸ね!お詫びとしてこの子の家を作りなさいな。」



「っえ?なんで?」

「そんなの決まっているじゃない。償いよ償い。」

「だから、なんで?」




「私の前に許可なく立ち入ったからよ。」

「兎は良いのに?」

「えっと。許可を出してあるのよ。聞いたよね。兎さん」




っきゅ、(っえ)ききゅきききゅ(聞いていないよ)

「聞いていないって」

「分かるの!ねぇ。教えて!兎語が分かると」




「分かると?」

「兎さんの撫でてほしい所とかが分かるようになる!」

「えーー普通違うでしょ。」




「なにが?」

「普通、お宝を見つけるときに使うでしょ。」

「っえ?お宝があるといい事があるの?」




「お金が入り、良い食料が買える」

「森に美味しい食料があるからいい。」

「服」




「着飾って何の意味があるの?これもいらないのに」

「これって?」

「包帯、体の形を作るためだって」




「へぇー。てことは、本当の形は?」

「みる?」

「いいや。ていうか、取り繕わなくて良いの?」




「うん。兎さんが全部言っていると思うから。計画の事も」

「へぇー。分かっているんだ。」

実はアイリスは、ルンド家を罰する為の計画を兎に話していたのです。




「お願いしたいことがあるの。」

「なに?」

「これからも話し相手になってくれない?」




「いいよ。」

「あと、私が実行している計画の事とか、村人達には内緒にして欲しいの。」

「うん、分かった。」ボソッ「もうバレていると思うけど。」




《この子スゲー。少しの間で性格を見抜いた!》

当たり前じゃないの。この子は()()()()()()なんだから。

「私は、一週間たったら帰るけど、そのまた一週間後に来て一週間たったら帰るを繰り返すんだ~」




「へぇー。」

「こっちにいる時は、正午を過ぎたら森に行くからね。」

「うん、分かった」




「じゃあ、また明日。」

「また明日。」

そう言ってアイリスは帰っていきました。男の子と兎は湖の中に入っていきました。

アイリスが解明した兎語はルビをつけません。今の所、“いいや”と“うん”だけの予定です。

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