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小休止

作者: タパコ

 

 作品を一つ完結まで書き終えた。

 だからビールを片手に喜ぶことにした。

 書いたのは完全なファンタジーを二つと現代物作品を一つの全部で三つで、その内二つは筆が止まった。

 物語(?)と言って良いかはわからないけどそう言うものを作るを始めたのはこのサイトが初めてだった。暇つぶしに脳内で妄想していたことをなんとなく残しておきたくなったのが始まりで、形にしたそれを読み返すことが好きだった。趣味のなかった自分には凄く刺激になった。想像を形にするって言う事は本当に脳内で考えていることよりも何十倍も疲れるってことを知れた。


 それに文体とかマナーとか決まりとかがあることも知れた。まだ漠然としかそこはわかってはいないけど文字に起こすことに誠意いっぱいだからそこら辺は今後少しずつ自分の中に落としこめたら良いかなと思っている。


 自分の中でファンタジーを描く事は相当難しい。

 それは自分の中で設定とか世界観に奥行きを持たせるにはまるで何百、何千、何億もの蜘蛛たちが作る幾重にも重なる蜘蛛の巣を作るようなものだから、それを考えるだけで脳みそはショートしてしまった。世界観を描く人ってすごいって知れた。


 だから最初は現代物だけを完結させることにした。

 正直自分のために作った作品だから創作は楽しかった。

 読んで笑ってバカだなって思えたらよかったから。


 感想をくれた方々にもとても感謝している。こんなもの読んで何かを書いてくれるなんてお優しい人もいるのだから。


 創作した現代物は限りなくハッピーに書きたかった。

 だってこの趣味は現代社会に疲れた自分を癒したくて作ったから。

 御都合主義で中の登場人物の心は綺麗な子を書きたかった。綺麗って何?とか言われたらそれまでだけど自分の中で優しい人を書きたかった。だからどんな話になったかといえば本当に何もない平凡な日々を送る話になった。それも今振り返ると少し笑える。


 平凡な日々って一番幸せなんだと思う。って自分の作品を読み返しながら思う作者は病んでいたんだろう。とそこでも笑った。


 何を次は書こうかなって考えながら旧友たちに何年振りかに会うと結婚報告や地元帰る宣言、好きな人の愛人になってしまった話なんてものを聞かされて人間とは本当面白いと一人で妄想に耽る。だってそうだよね一人一人に濃厚な物語が詰まってるんだから。


 そして現実とは本当にハッピーなことばかりではない。


 人生には正解もないし人間関係が円満なんてこともない、常に何かとの葛藤をする自分。たまにサイクル的にくるちょっとツイテナイ一日と、それから仕事終わりに一人遠くを見ながら飲む甘い缶コーヒーの砂糖の数を考える日々。


 あぁ、癒されたい。


 さて、小休止もしたし今度はどんな妄想を文字に起こそうかな。





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