やっぱりね
なんか題名テキトーでごめんなさい
委員会決めでなぜか嬉しくない偶然が積み重なって私はクラスの中の女子でたった一人の
放送委員会になってしまった
「彩奈がんばれよ」
「一年生を余計に脅しつけないようにね女の子なんだから」
「彩奈かわいそ〜」
ヤエたちは皮肉なことに仲良く同じ委員会
恨めしそうな目で見ても彼らは笑顔を絶やさない
私は放送委員会で指定された教室に重い足取りで入る
私の湿った気分が伝わったのか誰も話しかけてこなかった
他のクラスの女子は顔をも合わせたことないし・・
私は放送委員の顔ぶれを眺めていると予想もしなかった顔に驚いた
「あ」
「あ・・・」
並べられた机の一つで私と同時に竹本聖が声を漏らした
隣
先生の目が座れとさす方向は隣
振られた男子の隣
クラス順的にやっぱ隣
聖君の隣・・・
「放送委員だったんだ」
聖君は私が隣の席に着いて少し間を置いてから話しかけてきた
「うん・・まぁ・・」
私は気まずさを覚えながらぎこちなく答える
チラリと彼を盗み見ると穏やかな表情の横顔が飛び込んでくる
伏せた長いまつげとか、薄い唇だとか
一つ一つのパーツを見るたびに心臓が鼓動を荒げていく
なんで振られてすぐに接触してしまうのだろうか
私のせいではないけどこの言いようも無い情けなさに涙がでそうになる
「好きなCDとかアーティストとか居るの?」
不意にかけられた慰めとも言える彼の言葉
「結構ある」
『好き』という言葉に微かに反応するこのうざい頭
私は好きな人を前にするとポーカーフェイスでつっぱるのが昔からの悪い癖だった
口調も片言気味だし・・
でもカワイコ振るのも後で反動が来るし・・
教卓でなにやら説明している担当の先生
特に興味を引いたのは校内放送でCDを流す手順あたりだ
そしてまた聖君をチラ見・・
かっこいいな・・
モテるだろうな・・
趣味とかなんだろ
毎日何食ってるんだろう
部活はサッカーだから筋肉つくやつかな?
もしかしてプロテイン・・
まさかのプロテイ・・
「この前はゴメン」
「え・・・ん」
不意を突かれて私はうろたえ、余計な音を漏らしてしまった
「?」
「なんでもない、気にしないで」
私は早口でそう言い怒ったようにそっぽを向いた
彼は私を振ったことを誤った居るようだった
だから直視できなかった、知りたくなかった・・
絶対聞いてやんないんだから
私が長い間沈黙を守っても
彼はそれ以上何も言ってこなかった
「どうだった?委員会」
委員会から帰ってくると先にいた由梨が私に聞いた
モヤモヤぎみだった私は短く答る
そうね一言で言うならば
「微妙」
「あやな!!俺流したいCDあるんだと頼まれてくんねぇ?」
「私も、この前新しいアルバム買ったんだ」
私の気持ちなどより私欲を優先するお二方
怒る気力も無くため息をついて私は答える
「まだ、今月は非番だから、二年生は」
「なんか彩奈へんだよ?なんかあったの?」
へぇ気づけたんだ
「別になんでもないし」
裏切り者の君たちに話すことなんか無いしぃ
「おい、いつも以上に性格悪いよこいつ」
「あれ以上悪くなるとは私もさすがに思わなかった」
ヤエと勇摩がひそひそと話始める
「ヤエと勇摩なんかきらい」
なんか題名いつもテキトーでごめんなさい