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S日

自分の中に誰かがいる。その感覚を私はいつまで経っても拭うことができない。時には、私が私の中にいるその人に縛り付けられているような感覚を覚えることもある。私の人生はきっと、その人に縛られてしまったんだ。









U日

今まで一体何人の少女が時の狭間に飲み込まれ消え去って行ったことだろう。そしてまたそれは繰り返される。他でもないこの私の手によって……。馬鹿げているとは言わない。意味がないとも言わない。何故ならこれが私に課せられたもの、巫女と神、もっと言えば〝稀代の巫女〟である私と神々の英知の結晶〝世界の瞳〟との間で取り決められた運命なのだから。今、私の横で少女が穏やかな寝息を立てている。歴史にならない歴史はこうして延々と繰り返される。いずれ〝来たるべき時〟が来るその時まで……。





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