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Q日

驚いた。今日男が目を開けたのだ。今まで一度だって目を覚ましたことなんてないのに。目を覚ましても男は相変わらずいつもと同じように大人しく世話を受けていた。唯一いつも通りでなかったのは、私が立ち去る時に男が一言ポツリと呟いたことくらい。私はおばあさまから「あの男とは決して口を利いてはいけない」と言われていたので聞こえなかったふりをした。それに、そんなこと訊かれても私には分からない。









R日

私の目は特殊らしい。人を真っ直ぐに見てはいけないのだそうだ。そのせいか私は、鏡というのを見たことがない。私の目は一体どうなっているのだろう。おばあさまに聞いても、そもそもおばあさまは目が見えないから分かるわけがない。……なのになぜ、おばあさまは私の目が特殊なのだと私に言えたのだろうか。おばあさまは、何をどこまで知っているのだろうか。私のこと、そしてあの男のことを――。





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