表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

FunnyElevater 第2階

エレベータ。


ヒトやモノを上下に運んでくれるとても頼れる存在。


いまや、なくてはならない運搬装置である。


そんなエレベータは個室。


一人になると、部屋にいるような感覚に陥る。


そこで繰り広げられるエレベータルームは見ていると楽しいのだ。



チンッ



今日も、エレベータが到着した。


扉が開いた、今日は誰だ?


『緑川』さんだ。


このマンションの管理人だ。


ゴルフ好きで、週末に友人とゴルフに出かける。


そんな緑川さんが、ほうきでティーショットの練習をしている。


後ろに大きく振りかぶった状態で、エレベータが開いた。


緑川さんはそのままほうきでスイングする。


「緑川選手のドライバーショット~」


緑川さんは、振りかぶったほうきを思いっきり振る。


「おっと、すごいぞこの距離!!」


「よしっ」


緑川さん、ガッツポーズする。


俺は続ける。


「ナイスショットですね~」


「フェアウェイは捕らえたのか?」


「何ヤード飛んだのでしょうか?」


「早くしろ、会社に遅れる……」


「おっと、飛距離でました。

 924ヤード!!」


「やった~、世界記録だ!!」


「すごい記録ですが、OBです!!」


「おいっ……」


「ここは、ショートホールなので、隣のホールまで

 飛んでいきました」


「まじかよ!!」


「1打罰で、ティーショットうち直しです!!」


「くそっ、今度はワンオンしてやるからな」


緑川さんはそう言い残し、地下駐車場に向かった。


「いってらっしゃい。


 飛ばしすぎには気をつけてくださいね。」


ふぅ、今日も素晴らしい出来だった。


明日もこの調子で頑張るぞ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ