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【超・生徒会副会長こと八鍬セイ】

 【超・生徒会副会長こと八鍬(やくわ)セイ】

 「普通科の2年生。成績は豊泉院会長に次ぐように、常に上位には入っているかな。運動神経は常人より少し上、なかでも卓球が抜群にうまい。華道と茶道をたしなんでる。彼女は生徒会選挙・信任投票で全生徒から半数以上の票と支持を得て、当選したんだ」

 すらすらとミツルがそらんじるプロフィールを魔王は真剣な表情で聞いている。

 「カオルの推薦や指名とやらではないのか」

 「違うらしいね。ま、今は豊泉院会長の腹心だけど」

 これは夏休み前、1学期の始めにあったことだからタカシもよく覚えていた。カオルは既にああいう会長に確定しているから、それを知った上で副会長になりたい者はいるかというぶっ飛んだものだった。そこにたった1人だけ立ち上がった。 

 「どちらかというと控えめで奥ゆかしさを魅せる大和撫子ってことで、豊泉院会長に劣らずの人気とファンクラブがある」

 「確かに人形のような女子じゃったのぅ」

 独特の雰囲気を持つという点では似通っているが、それは豊泉院会長にもないものだった。

 「しかし、中身は勇者のなかのくえない賢者のにおいがしたぞ」

 「わかるわかる。参謀というか、良きナンバー2っていうか」

 「おぬしは本当に、そこそこ話のわかるやつじゃのぅ」

 魔王の言うことにミツルはいちいちうなずくが、タカシにはまったくわからない。アンナは魔王がミツルと仲良く話せているのが羨ましくて仕方ないという感じだ。

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