表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/195

【勇者のにおい】

 【勇者のにおい】

 「なんだって?」

 「じゃから、あやつらから勇者のにおいがするのじゃ」

 魔王の突然の告白に、タカシがあきれている。

 「お前な、何を」

 「それとアンナ、おぬしからもしとる」

 思わずミツルとタカシが振り返り見ると、アンナが必死に袖口のにおいをかいでみている。それは物凄い勢いだった。

 「つーか、そんなのわかるもんなのか?」

 「うむ。勇者は魔王の天敵じゃからのぅ」

 「あー、だからアンナが苦手だったのか」

 ミツルがようやく納得した、という顔で魔王の言うことを受け入れる。そういえばアンナは魔王が力を行使している時に、ミツルや教師のような影響を受けていなかった。それどころか、部屋の支配者・魔王を臆さずに手刀まで食らわせていた。

 「あんなことが出来たのは、魔王に抵抗力を持つ勇者だから……」

 「うむ。あやつらと出会えて、ワシもようやく気づけたわい」

 魔王もどこか晴れ晴れとした面持ちで、ミツルに命令した。

 「さて、その超・生徒会のメンバーとやらの詳細を話せ。においに合う者共か確認したい」

 「それはいいけど、何で俺?」

 「おぬしが一番詳しそうでな。それとタカシはアテにならん」

 きっぱりと言い捨てる魔王に「んだとコラ」とタカシが食ってかかるが、それ以上反論が出来なかった。

 「オーケィオーケィ」

 ミツルは笑いをこらえながら、メンバーについての情報をぶつぶつと小さな声で暗唱しまとめる。それから魔王に語りかけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ