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【騒動後の放課後】

 【騒動後の放課後】

 「いやぁ、タカシをからかうのは面白いのぅ」

 「あそこまで切れたのは本当に久し振りだったなぁ。少し自重しよ」

 通学路を並んで歩いている2人だが、ケラケラと笑う魔王の横でミツルは反省し苦笑している。

 「それで当の本人様は?」

 「知らぬ」

 おそらく暴動の件で生徒会か職員室に・昼休みから続いて呼び出しでも食らったのだろう、と魔王は推測した。昼休みにはミツルや魔王、アンナも呼び出しを食らって、こってりとお説教をもらってしまった。

 「そうかー。こっちもアンナが掃除当番でね」

 「羽を伸ばしているというわけか」

 くくっと笑う魔王にミツルは照れるように微笑んだ。

 「でも、あれに慣れちゃうと結構どうってことないんだよね」

 「そういうものかもしれぬが、ワシは受け入れられぬよ」

 「仕方ないか」

 ミツルは少し残念そうに言うが、日常的にこれだけ接触が出来ているのならば上出来と言える。ゲームであれば勇者と魔王は出会えば確実にどちらかが消える運命なのだ。

 「あーあっ。なんか静かでいーなー」

 「うむ。何か開放的な気分じゃ」

 ミツルが伸びをしながら言うと、魔王も同意した。今日の午後は少し天気がぐずついたのだが、今はよく晴れていて空気も清々しい。

 「まっすぐ家に帰る気にはならんな」

 「少し遠回りしてみようか。や、制服じゃマズイかな」

 制服を着替えに家に戻ったのでは意味がない。しかし、制服姿のままでは行動が制限されてしまう

 「ふむ。では、おぬしの部屋に行ってみようぞ」

 「え」

 魔王の提案にミツルの足が思わず止まった。

 「構わぬだろう?」

 「うーん。……。ま、いっか」

 ミツルからすれば魔王の提案は少々気分的に合わなかったが、反対する気にもなれなかった。

 「決まりじゃな」

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