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【ま、そんなとこか】

 【ま、そんなとこか】

 「懲りたら授業サボるのやめたら? 進路にも響くよ」

 「うるせーよ」

 「親友の忠告を無視する気か」

 「つーか、授業中に寝てるやつに言われたかねーよ」

 「HAHAHAHAHAHA」

 笑ってごまかすミツルだが、タカシのように出席を取ってもらえるぶんサボるよりかはいいだろうと主張する。

 「ふっ、どちらも違うというのは野暮じゃのぅ。学生とはいかに勉学を諦め、いかに遊ぶかじゃ」

 「不正使ってまで学校来てるやつの台詞じゃねーな」

 「何おっ! 魔王の力は不正ではないぞ」

 「じゃあ反則だ」

 「反則とは何じゃ、反則とは!」

 魔王が反論すると、タカシが負けじと言い返す。


 【フェアプレイは望めない】

 「あれが反則じゃなくて何だってんだよ。強制的に人を押さえ込んだり、やりたい放題じゃねーか」

 「そんなことはないっ! 魔王の力でもどうしようも出来んことはあるっ」

 「何だ」

 「……死の克服や無から命を作る行為じゃ」

 ミツルやタカシ達は一瞬何を聞いたのかと、その耳を疑った。しかし、魔王は真剣な表情そのものだ。

 「それが出来ておれば、ワシはァルデピマジュムィダを救えたのじゃ……」

 「それは普通に、無理だろ。誰にも出来ねーよ」

 「ワシはっ、魔王じゃ! ワシにその力があれば、ここへ来なくても良かったっ!」

 思わずタカシが伸ばした手を振り払い、逆上する魔王の脳裏に鮮明にあの時の記憶が浮かんだ。

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