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【ご帰還】

 【ご帰還】

 「おー、帰ってきた帰ってきた」

 「なんじゃ、生きとったか」

 「ウノォォォオオオォオッ!」

 「またですか。ハァハァ」

 教室に戻ってみたら、魔王とミツル達は敬い隊を交えてウノをやっていた。ぎゅうぎゅうにひしめき合っている上、クラス中から確実に奇異の目で見られているだろう状態だ。

 「タカシもやる?」

 「やらねーよ」

 タカシは敬い隊を押しのけ、自らの席に座る。ミツルはにやにやとしながら、その肩をたたいた。

 「まぁまぁ、そうスネるなって。今度お前んち遊びに行っていい?」

 「あ? ……別に構わねーが」

 「何か野菜を買うてけよ」

 「私はミツルの為に弁当をつくっているぞぉおおぉぉおぉおおっ!」


 【で、結局生徒会長様と何話してきたんだ?】

 「大方、タカシと魔王の同棲疑惑のことでしょ」

 ミツルの読みは当たっている。そもそもこの流れを作った原因だから、察していたのだろう。

 「……魔王はおれの家にホームステイしてる留学生なんだと」

 「それで先生達は納得したわけ?」

 「させたそうだ。っつーか、魔王、お前また隠してたろ」

 「なんのことじゃ?」

 「とぼけんじゃねーよ。書類だ書類。最初っからそういう風になるようなもんだったらしいじゃねーか」

 「うむ。ワシの所業に手抜かりは無いぞ」

 「なら、おれ達にも説明しとけ!」

 「聞かれなかったからのぅ」

 はて、と魔王が何のことかととぼけてみせる。流れるような言い争いに敬い隊が乱入してくると、場の収拾がつかない。

 「聞いたっつーの。コノヤロウ、あとでおぼえとけよ」

 「魔王様に向かってなんて口を! 許さんぞぉ」

 「ハァハァ……さぁ魔王様、こやつに鉄槌を!」

 「おお、タカシ、許可が下りたぞ。光栄に思え」 

 「誰が思うかっ」

 「やっちゃってください、魔王様ぁ!」

 「うるせーよ」

 「魔王様ばんざーいっ! ハァハァ」

 すべてが唐突な会話にタカシはあきれて次の言葉が出てこなかった。そこにミツルが続けて訊いてくる。

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