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 動植物の種族確保計画の統括責任をまかされているのが城水の住む街近くにへ着陸したUFO編隊の指令だとは城水も分かった。だが、なぜ自分にそっくりの指令が、そんな重要な任務をまかされているのかが分からなかった。城水とは、そんなに重要で偉い人物だったのか? という疑問が沸々とクーロン化した城水に湧き出ていた。異星人として見た今朝までの城水の生活には、それほどの価値があるとは、とても思えない城水なのだ。

[…返答がないが大丈夫なのか、0号]

[あっ! はい。少し考えごとをしておりましたので、申し訳ありません]

[そうか…。寝てしまったのかと思ったぞ。そんな訳で、君にも協力を頼みたい。詳細はクローン[1]が手渡したと思うが、その物質が指示する。では…]

 指令からのテレパシーは途絶えた。聞き終えた城水は、いつの間にかまた深い眠りへと沈んでいった。

 指令が城水に伝えたように、任務の内容はすでに城水が受け取った球体のゴツゴツした物資内へ伝えられていた。その方法は人間が考える電波、磁波、音波とかの低レベルの手段ではなかった。すべてがテレパシーなのである。飛来した星団の異星人は、すでに高度な進化を終え、脳波信号による意思の疎通を可能にしていたのだった。それは異星人同士に限らないあらゆる生物、死物を網羅もうらしていた。

 次の日の早朝、家族がまだ寝静まっている頃、城水が受け取った球体の物質は背広のポケットで緑色の光を発しながら輝き始めた。その光に誘われるかのように、城水は両眼を開いた。

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