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「先生。おはようございます! 今朝も早いですね」

[んっ? ああ…]

 城水は多くを話さなかった。そんな城水を遠目に見ながら、到真とうまは今日の先生は少しおかしいぞ…と思った。

「先生、どうかされたんですか?」

[いや、別に…。先生、変か?]

「そういう訳でもないんですけど、少し暗いから…」

 このとき、城水はしまった! と感じた。城水はテンションが高めの男だったことを、ついうっかり忘れていたのだ。悟られないよう無口にしよう…と集中していたことが返って逆効果となり、城水の性格を忘れさせてしまっていた。

[ははは…先生、疲れてんだっ]

 城水は低いテンションを、わざとたかぶらせた。そして、こいつは危険だ…と軽く受け流すことにした。

 二人は校内へ入った。到真は廊下を折れて教室へ向かった。城水も後ろに従った。

「あれっ? 先生、職員室じゃないんですか?」

[おっ! いやいや、そうだったな…]

 登校後、すぐに職員室へ向かうマニュアル情報が、テレパシー送信のデータから欠落していた。あわててUターンした城水は職員室へ急いだ。早く来たのだから別に急ぐことはなかったのだ。到真は首をひねって城水が立ち去るのを見ていた。あれだけUFO話をいていた城水が、今朝は何も訊かないのも妙だった。

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