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Poison Chocolat  作者: ミルク・ショコラ
エピソード2
7/8

トッピングの行方

めちゃくちゃお久しぶりです!

高校生になり、忙しさにかまけて更新しなかったことをお詫びします。

これからもこんなんでしょうが、せめて夏休みは頑張りますね!

 ここはPoison Chocolat。今日も甘い香りが漂う…………。


「ちょっとミルちゃん! カラーシュガーつまみ食いしたのあんたでしょ!?」

「してないよ! そんな小さいものわざわざつままないよ!」

「ティラミス。それよりあなた、昨日私が買ってきたマーブルチョコ食べたでしょ」

「お前らいいから少し黙れ!!」

 暑い夏の昼下がり。4人はいつものように暑苦しい口げんかを繰り広げていた。最近は暑さのせいかアイスクリーム商品の発注が増え、トッピングが多めに用意されるようになった。しかし、仕事初めのミーティングで、そのトッピングがいつの間にか減っている、というガナッシュの指摘に反論した結果、今に至ったのである。


「意見は手を挙げてから、はい」

 暑いのにきちんとシャツのボタンを閉めているガナッシュが堅苦しく言う。全員の手が上がった。

「はいミルフィーユ」

「僕はトッピング食べてないよ!」

 ミルフィーユがガナッシュの声を遮らんばかりに答えた。彼はシャツは一応第三ボタンまで閉めているけれど、リボンをだらしなく垂らしている。ガナッシュはまずそれに眉をひそめてから、ゆっくりと尋ねた。

「じゃあ誰が食ってるんだ?」

「ティラちゃんでしょ」

「何よ! あたし食べてないわ!!」

 さっきからいらいらしながらミルフィーユをみていたティラミスが思い切り立ち上がった。ミニのゴスロリのすそが大きく揺れる。

「ティラミス、胸開けすぎ」

 この暑い中、長袖のゴスロリをきちんと着こなしているタルトが、さりげなく胸のパッチを留めた。

「暑いの! それにミルちゃん、あたしこの前星形のシュガー食べてるの見ちゃったんだから!」

「っ! あの時はたまたま……」

 黙り込むミルフィーユ。ティラミスは勝ち誇った笑みを浮かべ、さっさと着席した。ミルフィーユもつられて座る。

「じゃあ最後に」

 そう言ってタルトが静かに手を挙げた。

「お客さんがお見えよ。二人とも、服装を整えて」

 全員が玄関の方を振り向くと、ドアにはめられたガラスの向こうにお下げ頭が見えた。困ったようにドアの前をうろついている。

 ガナッシュはコホンと咳払いをすると、慌ててボタンを留める二人に目を遣った。二人の服装が整ったところで、扉へ向かう。

 優雅な仕草で扉を開いた。


「ようこそ、Poison Chocolatへ。」



さてさて、どうでしたでしょうか?

活動報告も書きますね☆

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