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Poison Chocolat  作者: ミルク・ショコラ
エピソード1
6/8

アップルパイ

久しぶりの投稿です☆

今回は、のほほ~ん♪

 製菓室にはいい香りが漂っていた。ティラミスがチェリーパイを焼いているのだ。しかし、チェリーとは違う匂いがする。

「ティラミス。ガナッシュを見なかった?」

 応接室を通り、製菓室に足を踏み入れたタルトは、鼻歌を歌っているティラミスに尋ねた。

「見てないよー。でもさっきミルちゃんが物置に入っていったから、そこにいるのかも」

 ティラミスはオーブンの温度を確かめながら言った。

「あ、でも」

 製菓室を出て行こうとするタルトの背中に、ティラミスは言う。

「今は行かない方がいいかもね。中でグズグズ言ってたから。ガナッシュが嫌かも」

 その言葉を聞いて、タルトは足を止めた。そして、そのままティラミスの元へ引き返す。

「チェリーパイはうまく焼けそうかしら?」

「ええ、もちろんよ! 私の技術に狂いはないわ! あ、でもねチェリーパイはやめにしたの」

 タルトは首を傾げると、ティラミスに尋ねる。

「なぜ?」

「なんかねー、ミルちゃんがガナッシュはさくらんぼ食べれないから、アップルパイにしてやってくれないかって、頼まれたの」

「……そう」

 タルトは近くの椅子に腰を下ろした。ティラミスは続ける。

「ガナッシュとミルちゃんって、実は仲良しだよね。何で学校では仲悪いの?」

「Poison chocolatの存在を隠すために、仲悪いふりをしているそうだけど」

「それって……意味ある?」

 首を傾げながら尋ねるティラミスに、タルトは意味ありげな笑みをおくる。

「怪しいわね」

 タルトの答えに、気まずい沈黙が製菓室に舞い降りる。


 リリリリ……

 オーブンが鳴った。ティラミスがそっと開けると、中からはアップルパイの甘い香りが漂ってくる。

「紅茶をいれましょうか」

 タルトが座っていた椅子から腰をあげた。

「アップルパイは焼けたのー?」

 そのとき、ミルフィーユが製菓室に戻ってきた。その後ろには、いつものように毅然とした様子のガナッシュが立っている。

『いつものPoison Chocolatね』

 タルトは心の中で呟くと、こっそりと微笑んだ。

「タルト、冷めないうちに食べましょう!」

 早くもテーブルで騒いでいるティラミス肯くと、タルトは紅茶のカップがのったトレーを持ち上げ、テーブルに向って歩き出した。




疲れた……。

ミルクに睨まれながら必死に書いた甲斐あったでしょうか……?

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