ニーベル国(赤の世界)について
これは、物語全体(特に前半)を通して関係する概念なので、整理しました。
話の中でも少しずつ出てきますが、「翁子ってなんだっけ。エピソードのどっかに出てきた記憶があるけど……」みたいなことがありそうなので、まとめました。
・異世界の存在について
世界は、次元のねじれ空間に幾つか存在している。
互いの世界を目視することはできないが、お互いの世界が接近しているところに「扉」を作成することができる。近接状況によっては、トンネルを掘ることで扉が作成される。
また、「時空の裂け目」から他の世界に行くことはできるが、一方通行。その裂け目から元の世界に戻ることはできない。
ニーベルにおいては、異世界の存在を知っているものはごく少数。王家の許可なしに扉を通行できない。
異世界について記載された書物が存在しているが、王家所属の禁書の部屋に所蔵されている。
王宮付近に、青の世界(人間界)に行く扉が存在している。扉の先は、笹薙家の地下室である。
・赤の世界
人間界で、いわゆる妖怪、怪物、亡霊、魔法使い、その他異形の者と見なされている者達が住む世界。人間と違い、大抵は特殊能力がある。
名前の由来は、上空から見た時に、水の色が赤く見えるため。土に含まれる成分比が、青の世界と違うと言われおり、水質も多少違う。
なお、赤の世界の「対となる世界」が存在しており、そちらには妖精などが住んでいる。
・ニーベル国
赤の世界最大の国で、世界の全面積の1/4を支配している。
異形のものも多数住んでいるが、能力が高い魔術師等が国家の中枢におり、国全体を統括している。
国家形態は絶対君主制であり、王家が絶大な権力を持ち、圧倒的な特殊能力で支配している。官僚機構が存在しており、大多数が貴族と言われる上級の能力者達である。
・貴族
ニーベル国での支配階級で、政治および軍事の殆どをになっている。
その中でも、優れた能力を持つ者を輩出する家系がいくつか存在している。
モンティセルロがトップで、現王家。国王初め、その子供であるパトリックやマディラも最強クラスの術使い。
ヴィンランド、ローザンティ、アンセルム家などが上級貴族の中でも名門と言われており、安定的に王家に次ぐ能力者を輩出している。
・翁(翁子)
貴族を中心に、生誕して数年内に特殊能力の「引継ぎ」が起きる。大抵は先代の能力者の死亡や登録抹消をきっかけに発生する。
特殊能力が引き継がれたと認定されたものは「翁子」と呼ばれ、その後学院での研修を修了し、政治もしくは軍事に関わる事を許可された者のみ、国家で正式に承認されて「翁」と名乗ることができる。
数十もの「翁」が存在しているが、「翁」を継承するものは、大抵優秀な能力者である。
例えば四大元素を司る翁は、非常に高い特殊能力を有し、故に政治軍事の要職についている。
・学院
官僚養成/士官学校。貴族もしくは翁子が、6-7歳くらいから入学できる。
上級貴族は将来、超一流の能力者になる可能性が極めて高い(多くは翁子である)ので、全員入学できる。中流貴族および突然変異で貴族以外で翁子となった者は、入学試験が課される。下流貴族も受験できるが、その能力の低さから、合格率は低い。
在学中、本人の適性で文官か武官にコースに分かれ、座学や研究、インターンなどを行う。どちらも17歳以降受験できる最終試験に合格した者のみ卒業し、官僚もしくは将校となる。
本編は、1話目「邂逅」でしたが、次回から「過去」になります。
真唯佳がどうして彬と暮らすようになったかが話の軸です。またニーベル国内の場面も出てきます。
第一部の中では、ある意味一番「闇」な話ですが、この後にも続く非常に重要な要素が詰まってます。
後に、「彼女は私の大事な一部」とマディラが断言します。きっかけはともかく、真唯佳は必要なので、決して消えることはありません。
前のエピソードを読まれた方も、これが初めてと言う方も、お楽しみいただければと思います。




