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TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-  作者: EPO


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第040話-8 旅行 家に帰るまでが旅行

 昨日は、旅館の庭園を見て回ってから部屋に戻り、またみんなでお風呂に入った。そりゃあもういっぱいマッサージして、気持ちよくなってもらった。

 そしてそのまま一緒に布団に入り、明け方までみんなで愛し合い、3人の身体の奥深く神聖な器官を俺の白いマグマでいっぱいにした。

 みんなが満足して眠りに落ちたのを確認してから、俺も眠りに落ちた……



 朝になり布団から起き出して、まだ眠っている3人を残して先に風呂に入ってゆっくりする。


「ふぅ~、これらは3人を可愛がらないといけないけど、もっと体力を付けた方がいいかなぁ~

 いくらかは自然に身に付くとは思うし、農家として働き始めればもっと付くけど」

「大丈夫ですよ」「昨日もいっぱい逝っちゃったし」「そう、私達メロメロになってるよ」


 いつの間にかセイラ達がお風呂に入って来てた。

 弱音っぽいことを吐いてて恥ずかしい。


「セイラ、言い方が古い。今後も満足させられるように頑張るよ」

「「「楽しみにしてる!」」」


 3人の身体をしっかり洗ってから先にお風呂から出た。

 あの3人の身体をあまり長く見ていると、我慢できなくなって朝食に間に合わなくなりそうだ。

 これから大丈夫かなぁ、俺。朝から俺の中の獣が覚醒めて、学校にいけなくなりそうだよ。




 朝食を摂るためにみんなで食堂に移動し、ビュッフェで料理を選んでいく。

 昨日も美味しかったから楽しみだ。

 ただ、今日は出遅れたのでどのくらい料理が残っているかだけど。


 食堂にいくともうお客さんも料理も少なくなっていた。

 俺達が食べる分は足りると思うけど、お肉が少なくなってるかな。

 席に着いてみんな料理を取りに行く。アリーシャとエリーにセイラに野菜を取らせるようにと伝えておいた。


 俺はサバ味噌や焼鮭をメインに、サラダや豚汁、後生たまごを取っていく。

 ちょうどセイラが近くに来たので、サラダと豚汁を乗せたやった。

 セイラは不満な顔をしたけど、このくらいはいつもの範疇だから我慢して他の料理を探しに行った。


 席に戻るとすでにエリーが戻っていて食べ始めていた、

 持ってきた量が少ないけどいつもそんなもんなんだろうか?

 うちではアリーシャも結構食べるんだよな。


「エリーはそれで足りるのか?昨日もそうだっけ?」

「また後で取りに行くわよ。残すのは悪いから」

「そうだな。セイラは食べ放題で残すことがあるもんな。俺が食べてきたけど」

「フフフ、本当によく面倒を見てるわね。セイラが羨ましい」

「今後はエリーも同じだから、もっと好きにしてもいいよ。他所様に迷惑をかけない範囲で」

「そうね」


 そんな話をしているとセイラがアリーシャと一緒に戻ってきたけど、トレイの皿には肉やスクランブルエッグが山盛りになっていた。

 はぁ~、野菜は俺が渡したサラダと豚汁のみか。後で野菜の追加を持ってこよう。

 アリーシャも結構たくさん持ってきているが、こちらはバランスよく選んでいる。よし。


 セイラに野菜を食べさせながら、俺もサバ味噌に舌鼓を打つ。流石プロの料理だ。臭みとかも感じないし良い味加減だ。

 みんなも取ってきた料理を味わってる。ただ、美味しそうに食べてるの見るとちょっと悔しい。まぁ、旅行だから仕方ないけど。




 楽しく食事をしていると女将がこっちに来た。なんだろう?


「両国様、ちょっとお聞きしたい事があるのですが……」

「へ?何か迷惑な事をしました?庭園ではやっちゃあいけないことはしませんでしたけど」

「そんなことではなくて……この料理を作れますでしょうか?」

「これですか?作った事ありますよ。そんなに難しくないですし」

「すみませんが、作っていただけないでしょうか?

 あちらのお客様のお子様がどうしても食べたいそうで」


 そっちを見ると、小さい女の子が頬を膨らませて涙ぐんでいた。

 見ると小さい頃のセイラを思い出す。

 小さい子からすると最初は珍しい料理で楽しいけど、旅行が長くなると家の料理が恋しくなるからなぁ。


「ああ、旅行で何日も普段食べない料理を食べてたから、我慢できなくなったんですね。

 いいですよ」

「ありがとうございます」


 ということで調理場に行って食材や調味料を確認する。

 中には料理長や他の料理人がいて、どうしようかとおろおろしている。


「すまないね。私が作れなくて」

「いえ、地方の家庭料理ですからあまりメジャーじゃありませんし。

 一度見ればすぐ覚えられますよ。ただ、次に作るチャンスがあるかは分かりませんけど」

「確かにな」


 食材はそんなに珍しいものはないので調理場にあった。ただ、調味料に普段あまり使わない物があるからなぁ。

 それがあるかだけど……ないな。


「足りない調味料があるんで部屋に戻ってきます」

「すまない」


 確か旅行用のキャリーケースに入れてる調味料セットにあったはず。

 コテージに行った時から入れっぱなしだったよな。

 それを持って調理場に戻る。


「このスパイスが必要なんですよ。ちょっと面白い味がしますよ」

「ほう。でも、何でこの料理を知ってるんだ?」

「父さんが昔作ってくれたんですよ。一緒に来ている子が気に入って、作り方を覚えたんです」

「彼女かい?その子は」

「いえ、将来の嫁です。一緒に来てる他の2人もですけど」

「ほう」


 料理長は面白がってる感じで、他の料理人は鬼のような形相になっていた睨んでいた。


 食材をカットして、火を通し、調味料を使い作っていく。

 多めに作ってるから料理長達にも味見をして貰う。

 甘目の料理なんで子供が好きなんですよ。


「流石両国さんの息子というところだな。手際も味加減もいい。

 将来は料理人になるのかい?」

「いえ、じいちゃんの跡を継いで農業やります」

「もったいないなぁ、その腕。俺より上手くなりそうなのに。うちの次期料理長にしたくなったんだが」

「こちらの料理人の方をしごいてください。俺は料理自体辞めるわけではないですけど」


 そんなこと言われても困るけどね。こちらの料理人の方も頑張ってください。

 作った料理をあの女の子が喜んでくれたそうだ。良かった。

 女将からもお礼を言われ、俺の仕事も終わったから3人のところに戻る。


「「「お帰り、ヤマト」」」

「ただいま」

「向こうの女の子、喜んでたよ。ヤマトは優しいね」


 こっちでも見てたのか。本当に喜んでたのならいい。

 せっかくの旅行が嫌な思い出になったらダメだよな。

 このくらいは大した事ないし、喜んでくれれば全然嬉しいよ。


「あの料理、昔作ってくれた料理だったね」

「ああ、昔父さんが作って、セイラが食べたがって俺が作ったやつな。

 懐かしいだろ?」

「うん」

「「いいなぁ。食べてみたい」」

「じゃあ、今度作るよ。残すなよ?」

「「え?」」




 さて、部屋に戻ってチェックアウトの準備をするか。今日はもう帰るからな。

 2泊3日の旅行も早く終わった感じだな。エリーが来るとは思ってなかったし、一番のサプライズだった。

 セイラやアリーシャも楽しんでくれただろうか。

 エリーはみんなで遊べて楽しかっただろうと思う。リアルではいつも独りだっただろうから。


 次に4人で出かけるのはじいちゃんの所で収穫の手伝いかな。

 じいちゃんばあちゃんはいいとして、近くの若い人達がなんて言うかな。更に妬まれそうなんだけど。


 片付け終わってチェックアウトしに行く。

 支払いは母さん持ちだから特にする事はない。

 土産物屋に行って土産を買いたいから、荷物を預かってもらった。


「お土産買いに行くか」

「「「うん」」」


 旅館を出て、土産物屋が集まってる所に行く。

 既にお菓子を買い込みに来た事があるから、どの店にどんな物があるかは大体把握している。

 みんなで回っていくけど、お菓子が土産にはちょうどいいだろう。3人はお菓子中心に買っているようだった。

 俺は3人の両親用、じいちゃん用にこの辺に海産物を買っていく。特にエリーのお父さんにはしっかりと買って送る事にした。


 大体買い込んだところで、テイクアウトしたクレープを食べながら旅館に戻る。秋限定のさつまいもや栗、ハロウィン向けのかぼちゃを使ったクリームで美味しい。皆で1口とか言って食べさせながら歩いた。

 更に、セイラ俺の口元に付いた舐めたりするもんだから、そのあまりの仲の良さそうな行為を見て回りにいた男の観光客だけでなくお店の男に店員からも殺意の目を向けられた。



 旅館に戻るとスタッフの人に話をして、預けていたキャリーケースを受け取り帰ろうとしたところ止められしばらく待つ事に。

 女将と料理長が出て来た。


「今朝はありがとうございました。あのお嬢様もご両親も満足していただけてお礼を言われました。

 地方のマイナーな家庭料理なので出てくるとは思わなかったそうです」

「本当に助かったよ。これを機に地方の家庭料理を作れるように勉強しようかと思うよ。趣味でな」

「喜んでくれたならそれでいいですよ。小さい子を泣かしたままにはしたくないですから」

「「「ヤマトは優しいもんね」」」


 キャリーケースから調味料セットを取り出し、あの調味料を料理長に渡した。


「これ使ってください。今日も泊まるなら明日も欲しがるかもしれませんし」

「いいのかい?」

「大丈夫ですよ。すぐ手に入る伝がありますから」

「じゃあ、ありがたく。また来てくれよ」

「はい、また来ます。子供が出来たら」

「子供が出来たらって、近々出来るつもりだったりするのか?」

「どうでしょうね?親達からは早くとか言われてますけど」

「ハハハ、頑張れよ」



 これで旅館を出て家に帰る。フェリーで対岸に渡り昼食を食べ、エアーモビリティのポートから地元に戻る。

 みんな仲良く家に戻った。


 ただ、家の中がどうなっているかが心配だ。

 セイラとアリーシャが家に荷物を置きに帰っている間に、エリーの部屋を確認する。元々空いていた部屋を開けると、綺麗に家具が入れられていてすぐに生活が出来そうだ。

 ……ただ、ベッドがないけど。


 セイラとアリーシャがこっちに戻ってきて、エリーの部屋を見てやっぱり気付いた。


「「ベッドがないね?」」

「……そうだな……」


 となると……俺の部屋に何か手を加えてるよな?

 4人で顔を見合ってから俺の部屋に入った。


「な?」

「「きゃあ、すごいベッドだぁ」」

「確かにすごいわ、これなら4人で寝れるわね」

「マジか……俺の部屋、ほぼベッドで占領されてんだけど」

「「「問題ないよね?」」」


 どうやって部屋に入れたのか分からないが、天蓋付きの4人で寝られるサイズのベッドがあった。

 ベッドの上を通らないと俺は自分のPCや机に辿り着けない。

 使いづらいのだが……


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