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TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-  作者: EPO


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第033話-2 動物園で触れ合おう

 キリンとカバを堪能したところで、次はふれあい広場へ行ってみる。

 いろいろな動物に触れるのが売りで、小さい子供達がいっぱいいる。

 セイラはここでヤギに噛まれたり羊に尻をどつかれたりした経験がある。それでそいつらにはトラウマがある。


 先ずはウサギと触れ合うことにした。

 広場に着くやいなや、セイラがいきなり捕まえようとして逃げられてた。ちょっとテンション高過ぎだろ。落ち着け。

 アリーシャの方は大人しく待って近寄って来たウサギを撫でていた。上手く手懐けてた。


「ヤマト、ウサギ、捕まえて」

「セイラ、落ち着けって。近寄って来るのを待って触らせてもらえ」

「う~~」


 それでもなかなか近付いて来てくれなかった。

 そうしていたら近くにいた女の子がウサギを持ち上げてセイラに近付いて来た。


「おねえちゃん、ウサギにさわれないの?この子、さわらせてあげる」

「いいの?ありがとう。よしよし」


 セイラは女の子と一緒にウサギを撫でて楽しみ始めた。

 ウサギだけでなく女の子も撫でて話をし始めた。


「おねえちゃん、おむねがママより大きいけど、わたしも大きくなるかな?」

「お姉ちゃんの胸はあのお兄ちゃんに揉んで大きくしてもらったんだよ。

 大きくなって好きな人が出来たら、胸を揉んでもらって大きくしてもらえばいいよ」

「ほんと?」

「うん、ほんと」


  ブッーー


「何言ってんだ。元から大きかっただろ」

「え~~、揉んでもらってまた大きくなったよ」


 そうかも知れないけど、ここで言うな。恥ずかしい。

 その後は普通の話をし始めたから放っておいたけど、女の子のお母さんらしい人がこっちをじーっと警戒するような目で見ていた。


「おねえちゃんってあのおにいちゃんのおよめさんなの?」

「まだお嫁さんじゃないよ。向こうのお姉ちゃんと一緒にもうちょっとしたらお嫁さんになるよ。でも、もう子供を作ることはやってるよ」

「あのお胸の大きいおねえちゃん?お兄ちゃんはお胸の大きい人が好きなの?」

「どうなんだろうね?でも、よく揉んでくれるよ?」


  ブッーー


「何を子供に言ってるんだ?嫌いじゃないけど大きい女の子だけが好きって訳じゃないんだぁぁ」

「お兄ちゃんがああ言ってるよ。胸の大きさに関係なく2人とも大好きなんだって」

「おねえちゃんたち、しあわせだね」

「うん」


 また女の子のお母さんらしい人がこっちを見てるよ。というか睨んでるよ。

 そろそろウサギから別の所に行こうか。特にセイラ。



「次はヤギの方に行こうか。セイラも大きくなったんだから大丈夫だろ?」

「う~~」

「ヤギも小さくて可愛いよ?」


 仔ヤギなんで今のセイラとの体格差は大きい。噛まれた小さい頃と比べれば1.5倍以上大きくなってるんだから。

 仔ヤギも大きいセイラに対して、すでに従順な態度で足元に近付いていた。

 セイラもしゃがんで仔ヤギの背中を恐る恐る撫で始めた。


 気持ちよさそうに仔ヤギが鳴いて、セイラがやっと落ち着いた。

 頬を仔ヤギにくっつけて可愛がり、仲良くやれそうだった。


 アリーシャの方は始めから可愛いがっていた。

 しかし、揺れるブロンドの髪が仔ヤギの目に入り、干し草と間違えたのか食べ始め髪が引っ張られてようやく気付いた。


「ヤマト、仔ヤギが髪を食べてるぅ」

「あっ、止めろ、このヤギ。アリーシャの髪は食べ物じゃねぇぞ」


 なんとか嫌がる仔ヤギの口から髪を引っ張り出し、ウイェットティッシュで綺麗に拭いてやった。仔ヤギに裏切られ落ち込んだアリーシャが俺に抱きついてきたのでよしよしと撫でてやった。

 今度は逆にアリーシャの方がトラウマを抱えるようになってしまったかもしれない。

 という事で別の動物の所に移動する。



 次は猫の所に来た。

 猫は気分屋だから気に入らないと来ないから、じっくり待つしかない。

 セイラとアリーシャ2人は一緒に座って話ながら待つ事にしたらしい。近くにいる子に話しかけたりしながら待っていた。

 俺は休日家族サービスしているお父さんよろしく横になって寝ていることにした……


 しばらくすると……俺の所に猫が集まり始めた。俺は何もしていないんだけど。

 俺の上に猫がどんどん乗ってきて山が出来た。回りにも猫が座り込んで眠り始めたりしていた。

 俺の回りにいる猫たちは近寄っても逃げないので、小さい子がそばまで来て触っていた。

 俺はそのまま寝たふりをして、猫を散らさないように努力した。

 セイラとアリーシャは近くにいる子達と猫を可愛がっているようで楽しそうだった。猫をなのか子供をなのか微妙なところだったけど、子供にも優しい2人は女神のように見えた……


 そろそろお昼という時間になったので、子供達は親と食事に行ったようで回りにいなくなった。

 セイラとアリーシャは子供達の親にお礼を言われたそうだ。


「ヤマト、私達も昼食にしよう?」

「お腹空いた。早くご飯食べたい。

 でも、なんでヤマトの所に猫が集まるの?卑怯だぁ」

「昼食にしようか。向こうに広場があるからそっちで。途中飲み物とか売店で買っていこう。

 猫の事は知らないぞ。寝てたら群がってきただけだ。何もしないって雰囲気が良かったんじゃないの?」

「でも、いっぱい猫に触れてずるい」「うんうん」


 別に触っていたわけではないよ?俺が触ってたというより、猫が乗っかってた、くっついていただけだよ?

 俺としては猫が重かっただけだけど。それなりに餌をもらってる分脂肪がついてて重かったんだが。




 この動物園内には全面芝生が植えられた広場がある。回りに桜の木が植えられている。春は花見会場になるところで綺麗で騒々しい場所になる。

 動物園内にはカフェもあるけど、子供達は外で弁当を食べる事が嬉しくてこの広場で大抵食べている。俺も小さい頃、両親だったりマイケルさん達とここで弁当を食べた。


 途中飲み物とスイーツをテイクアウトして広場に行く。

 広場は多くの人がレジャーシートを敷いて昼食を食べていた。親と一緒に外での食事に子供達ははしゃいで楽しそうに食べていた。家族一緒で仲が良いのはいいなぁ。


 俺達も空いたスペースにレジャーシートを敷いて食事を始める。

 今日はおにぎりとサンドウイッチに、唐揚げや卵焼き、ハンバーグ、キッシュ等作ってきた。


「「美味しそう!」」

「美味しく作ったからな。しっかり食べてくれ」

「「うん、いただきます」」


 セイラがパクパクと唐揚げやハンバーグを、アリーシャはキッシュやおにぎりを食べ始めた。


「「美味しい!」」

「そりゃあ、良かった。たくさん作ってきたからな、好きなだけ食べていいからな」

「「うん」」


 俺はサンドウイッチと卵焼きを食べる。うん、美味く出来たな。


 弁当を食べながら猫の話の続きをしたけど、結局信じてもらえなかった。

 特別な何かをしたわけじゃないんだけどなぁ。

 あとでもう一度猫の所に行って猫が集まるか検証することになった。


 その後は午後に見に行く動物の話や、午前中に見たキリンやカバ等の可愛さを2人が延々と語ったりしながら過ごした。

 すると……ウサギの所で会った女の子がひょっこり顔を出した。


「おねえちゃん、おべんとうおいしそう」

「食べる?唐揚げ美味しいよ。お兄ちゃんが作ったんだよ」

「パクッ。おいしい。ままがかってるのよりおいしい」

「じゃあ、こっちのキッシュも美味しいよ」

「パクッ。ほんとにおいしいね。はじめてたべた」


 心配そうにこっちを女の子の両親が見てるので、取り分けて食べてもらったら、「あら、美味しい」って。納得してもらえたみたい。

 セイラとアリーシャは女の子と一緒にお弁当を食べながら遊んでいた。随分可愛がっているようで、娘というか妹って感じに仲良くなっていた。

 その代わりに俺は女の子の両親からウサギの所での会話について尋問されていた……


 結構な時間女の子と遊んでいたけど、午後もまだ動物を見て回るからお開きとなった。かなり懐かれて女の子が「まだ、おねえちゃんとあそぶ」と言って聞いてくれなかったりした。

 別れ際に女の子の母親から「どこのメーカーのお料理なの?」って聞かれ、本当に自分で作ったと言ったけど、驚かれたというか信じてもらえなかったようだ。


「あ〜あ、可愛かったなぁ。ねえ、アリーシャ」

「うん。あんな子が欲しいよね。ヤマトに頑張ってもらわないとね」

「うんうん、今日もいっぱい頑張ってもらわないとね、お父さん?」

「まだ、お父さんじゃねぇ。いっぱいいっぱい今夜も可愛がってあげるけどさ」

「「嬉しい。いつ子供が出来るかな?」」


 ちゃんとピルを飲んでもらってるから、余程のことがないと無理だと思うよ。きちんと結婚したらその辺は解禁するけど。

 でも、しばらくは3人だけで甘い夜を過ごしていたいかな。どっちがいいかな?



 この後はまた動物園内を散歩しながら動物を観ていく。

 ニホンサルやネズミの類は繁殖しやすいからいたけど、ライオンやトラのような大型のネコ科、ペンギンやホッキョクグマのような珍しい動物はもういない。昔いた記録が見れるだけだった。


 最後にふれあい広場に戻って犬やモルモット等に触って、猫がまた集まるか検証して帰る。

 2人はいろんな動物に触れて満足したようだ。また来たいって行ってたから、そのうちまた来よう。




セイラ&アリーシャSide

 いろんな動物に触れて楽しかったね、アリーシャ。


 うん、猫が可愛かったなぁ。ヤギに髪を食べられたのが嫌だったけど。

 それに来てた子供達も可愛かったね。楽しそうに動物と遊んでて。


 そうだよね。あの女の子や子供達と遊んでると、早くヤマトの子供が欲しくなっちゃた。

 ピル飲むの止めたら出来るよね?


 セイラ、だめだよ。私もそうしたいとは思うけど。

 まだ学生だし、ちゃんとヤマトと一緒に決めてからじゃないと困っちゃうだろうから。


 う~~、出来ちゃってもヤマトは喜んでくれるけど、やっぱり大変になっちゃうよね。

 それにもうちょっと3人でいっぱい楽しむのも捨てがたいよね。


 あ~、そうなんだよね。3人で気持ちよくなる時間はまだ楽しみたいよね。

 それで出来ちゃったら仕方ないよね。

 お義母さんみたいにピルの効果を超えるくらい3人で愛し合えばいいんじゃないかな?


 アリーシャ、ナイスアイデア。

 今日もいっぱいいっぱいヤマトと愛し合って、ヤマトの遺伝子をいっぱい私達の身体に注入してもらおう。


 うんうん、帰ったら頑張ろうね、

 でも、ヤマトに猫がいっぱい群がってたのは羨ましい。でも不思議。何かコツがあるのかな?


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