第030話 夏休みの後
今日からまた学校が始まる。すぐに9月になって新学年になるんだけど。
一昨日じいちゃんの所から帰ってきた。1週間じいちゃんの所にいたから昨日はいろいろとやる事をやっていた。
帰ってきた来たその日は、俺の中の獣が目を覚ましちゃって開け方まで2人を満足させるまで可愛がってたし。
起きてからは、掃除や洗濯、2人の食事にE.G.G.でクサナギ<改>の調整も行った。足りない食材をいつものスーパーまで買いに行ったりもした。
「久しぶりだね、どうしてたんだい?」
「いろいろ3人で出かけたり。今週は夏休みだったからじいちゃんの所へ2人を連れて行って農作業の手伝いとかしてたよ」
「コテージの方にも遊びに行ったんだって?あいつとその話で盛り上がちゃったよ。美少女2人を連れて行ってるんだから」
「美少女」と言われて2人は嬉しそうもじもじしてるけど、店長達が盛り上がってたのはエロい話でだろ。
2人をそういう事に使わないで欲しい。
「更におじいさんの所にも連れて行ったの?お嫁さんを紹介しに?」
「そうだよ。じいちゃん達に2人と結婚する宣言をしてきたよ。喜んでた」
「いいおじいさん孝行をしてきたんだね。感心感心」
「それだけじゃなくて卒業したらじいちゃんの跡を継ぐ事も決めてきたから。卒業したら当分ここには来なくなるよ」
「せっかくの上客だったのになぁ。でも、喜んでくれたんだろ?良かったじゃない」
こういうところは店長は常識人なんだよな。
ここでしか手に入らないものは送ってもらうしかなくなるんだよな。
出来れば自分で確認したかったけど、目利きは店長に教えてもらったんだから信用できるからいいか。
家に帰ればまた3人でチュッチュチュッチュとイチャイチャしてる内に、また俺の中の獣が目を覚まし、2人の神聖な場所の奥底に白いビームを何度も撃ち込んだ。
そんな夏休み最後の1日はいつも通り過ごして終了となった。
夏休みも終わり、初日。
いつも通り2人に朝食を作りみんなで食べて、学校に行く準備をする。
3人洗面所に並んで歯を磨き、セイラの顔を洗ってやる。最近それをアリーシャが羨ましそうに見てるので、そのうちアリーシャにもしてあげる約束をする。
2人と付き合うようになってから、セイラはうちに制服を置いていくようになり、セイラを制服に着替えさせから、髪のセットや化粧を施す。
今日の髪型は真っ直ぐ後ろに流し、先端の方でリボンで纏めるだけのシンプルな髪型にしている。化粧も薄くナチュラルにだ。
アリーシャもいつの間にかうちに制服を置くようになっていた。制服のデータはPCに入っているから着替える必要はないんだけど、セイラのように俺に制服姿を見てもらいたかったらしくうちで着替えている。
アリーシャは化粧は自分でして、その間に俺が髪を整えている。今日はポニーテールをシュシュで纏める感じだ。
2人が家に戻りシート型PCでメタバースにダイブする間に、俺は髪型を整えて同じようにメタバースにダイブした。
学校の前で2人が待っているから合流して教室に向かう。
両腕を2人に絡め取られて歩いていると、途中にいる男子からいつも通り呪いの言葉をもらう。
メタバースという電脳世界で呪いもないものだが、現実世界よりこっちの方が人の思念を具現化しやすいかもしれない。いつか想像を超えて……
まぁ、何もかもいつも通りだった。
「おはよ、トキオ」
「おお、久しぶりだな。ヤマト」
今日もトキオが先に来ていた。
セイラは隣のクラスに行って、アリーシャは女子と集まって話をしていた。
いつも通りトキオと授業が始まるまで話をする。
まぁ、夏休みの間の事をお互い話す。
「ヤマトは2人とじいさんの家に行ったんだよな?」
「ああ、行って2人と結婚するって紹介してきた」
「はぁ~、羨ましいねぇ。それでどうだった?2人と結婚とか言われたら驚いてただろ?」
そんな事を聞かれたが、アリーシャの所に集まっていた女子が「きゃああぁぁぁ」と発し、そちらに気を取られてしまう。
アリーシャは何を言ったんだ?
「ん?ああ、2人と結婚するって言っても驚かなかったし、反対もされなかったよ。
それどころか大歓迎で可愛がられたよ」
「そりゃあ良かったな、けっ」
「トキオの方はどうだったんだ?」
「特に何もねえよ。E.G.G.で大会の調整をしたり、俺もじいさんのとこに家族で行ったくらいだ。
行って従姉妹にまとわりつかれたくらいだな」
一応こんな時代でも家族の繋がりはある。誰かと遊ぶ約束でもなければ長い休みにはどちらかの親戚の家に行く事が多い。
メタバース内で仕事が出来るおかげで、大抵の人は親戚と遠く離れる事はあまりない。逆にメタバースで会えるからと逆に遠くに離れることがないわけでもないけどかなり少ない。
「男の子か?」
「女だ」
「良かったな。かまってくれる女の子がいて」
「あほ、一桁の子にかまってもらって何が楽しい。同じくらいの歳ならまだワンチャンあるかもしれねぇけど、一桁の子にそんな事考えたら家族で縁切られるわ」
「確かにな」
ああ、トキオもツイてないな。
一桁の女の子にかまわれるとか扱いが大変だな。ケガするかもしれないから下手なことは出来ないしな。
もうちょっと大きければ遊んでやれるだろうに。
それとも噂に聞く光源氏計画でも実行して、その子が大きくなるまで待つか?その頃にはトキオはアラサーになっていそうだし、懐いてくれるかも不明だけど。
「ヤマトは2人とどうだったんだ?」
「そりゃあ……いろいろとな?一緒に離れの方で寝泊まりしたし、夏祭りに浴衣で出かけたりな。
普通に夏休みを満喫したよ。農作業もしたけど」
「美少女2人と夏休みか。農作業有りでも夏祭りに行けるなら羨ましすぎる。
こっちは花火大会に一桁の子を連れて行かされたんだぞ。面倒を見ながら花火とか寂しすぎるだろ」
「それはまぁ……ご愁傷様」
トキオとの話が一段落した頃ダグが来た。そりゃあもう満面の笑みで。
それを見たトキオが逆上した。
「ダグ!やったんか?やったんだな?」
「どうだろうな?」
「ちゃんと避妊しろよ、ダグ。ちゃんと家に送ってったんだよな?」
「へへへ、今家にいる。うちの親も喜んでて今日は家から学校に来てる。しばらく居るんだよ」
「ダグゥゥゥ、お前もかぁぁぁ」
トキオが血の涙を流さんばかりの形相でダグに迫った。
仕方ないか。
「ちゃんと帰るんだろうな?彼女さん。
うちの父さんみたいに母さんが帰らなくて子供も出来ちゃったなんてことにならないようにな」
「うっ、それは何とも言えない」
どこも同じか。俺達子供も人口が少ないから、出会いのチャンスは逃したくないというのが今のご時世らしい。他人事のように言うけど。
親達も反対しないもんな。下手したら自分が同じ事をしてるから。
まぁ、ダグ、頑張れよ。
アリーシャSide
教室に入ったらいきなりクラスの女子達に囲まれちゃった。何だろ?
「ねぇねぇ、夏休みはヤマトくんと旅行に出かけたんでしょ?」
「おじいちゃんの所に1週間離れに3人で泊まって、農作業や夏祭り、流星群とか楽しんだよ」
「農作業?面白いの?」
「いろいろ収穫させてもらったけど楽しかったよ?とうもろこしとかトマトとかきゅうりとか」
農作業は大変だけど面白いんだけどな。やったことないよね?
いろいろな野菜があるし、みんな育て方に違いがあるし、収穫しかしたことはないけど楽しいんだけどな。
「へぇ~。それでヤマトくんとはどこまで進んでるの?」
「ヤマトと?どこまでとは?3人で遊びに行ったりしているよ?
夏休み前には山の中のコテージに泊まって、釣りや泳いだりしに行ったよ。ヤマトが作ってくれた料理が美味しかったし」
「微妙に聞きたい事と違うの。う~~ん……セックスした?」
「「「「「うわぁ、ド直球」」」」」
「ほぼ毎日してるよ。私とセイラをいっぱい可愛がってくれてるよ。3人の家族、みんな知ってる事だけど」
「「「「「「きゃああぁぁぁ」」」」」」
「2人ほどスタイルが良かったらヤマトくんも誘惑に勝てないよね?」
そんなに大きな声を上げるような事かな?
好きだし結婚すると決めたくらい愛してるなら普通だよね?
セイラSide
教室に入ったらエリーが待ってた。何かしたっけ?
「セイラさん、こちらに座って下さい」
「ん」
「ヤマトのおじいさまの所に行かれたそうで」
「うん、アリーシャも一緒に3人で行ったよ」
「その情報、私は聞いていないのですが?」
「あっ、ごめん」
そういえばおじいちゃんの所に行く時はエリーに話すんだった。忘れてた。
でも、ヤマトには「エリーは知らせなくても知ってるよ」って言われたしなぁ。実際知ってたし。
「このタイミングで私もヤマトの親戚として挨拶しておきたかったのですけど」
「冬にまた行くよ。大根や白菜の収穫に。12月くらいって言ってたけど」
「でしたらその時にご一緒させていただきたいですね」
「ヤマトに言ってみる。でも、何で?農作業したい?挨拶ぐらいだったら通話すればいいと思うんだけど?」
「ヤマトの遺伝子を頂く挨拶ですよ。2人の間に更に割って入ろうとは思ってはいませんので」
「別にいいと思うけどなぁ」
ヤマトならそのぐらい大丈夫だと思うよ、3人くらい可愛がってくれるはず。
タフだもん。私とアリーシャだけじゃなくてエリーも妊娠させてくれるよ。
でも、そんな挨拶しなくてもおじいちゃん達も特に言わないと思うよ?




