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TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-  作者: EPO


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第055話-3 合宿 冬のためのショッピング3

エリーSide

 私達がショップに入るといつものスタッフさんがこちらに来ました。挨拶だそうです。私達のサンプルコーデの3D映像のおかげで売上が伸びているとか。こちらは気にしていないので挨拶とか別にいいのですけどね。

 今日は冬の合宿での部屋着を購入したいと思います。


「そういえば、セイラちゃん、その子は?」

「北斗です。合宿が同じ所になるみたいでよろしくお願いします」

「「「きゃあ〜、可愛い〜」」」

「北斗ちゃんはトキオの従姉妹で光源氏計画の対象の子」

「光源氏計画?何それ?」

「小さい頃から自分に懐かせて、自分好みの女性に育てて、最終的に結婚にまで至る壮大な計画だよ。ヤマトが言ってた」


 昔の日本の平安時代の物語「源氏物語」にあやかってる計画とか。

 北斗が大きくなるまでトキオを好きでいてくれるかが問題ですが……


「それをトキオがやってるの?」

「こんな小さい子相手に?」

「「「引くわ〜」」」


 これでトキオの評判もだだ下がりですね。北斗ちゃんとくっつくまで1人でいてもらわなければなりませんから。

 まぁ、北斗ちゃんが他の男子の事が好きになったら、その時は他の女性と出会えるようフォローしてあげますよ。いわゆるお見合いでも。


 北斗ちゃんの紹介も終わりましたし、服を選びましょうか。


 合宿の施設内は当然暖房が利いていて暖かいから薄手の服でもいいけど、それなりに温かい服もあった方がいいと思います。

 スウェットのトップスに、スカートやショートパンツもスウェット地のものにすればゆったりと過ごしやすいかと。トップスもパーカーにしてもちょっと可愛いですし、裏起毛の物にすれば温かいでしょう。

 そんな感じでセイラと北斗ちゃんの服を選んでみました。


「可愛いね。あたしもこんな妹欲しいな」

「裏起毛か、暖かそうだね。私もスウェット地のトレーナーとか買っとこうかな」

「ちょっとボーイッシュだけど、スカートやショーパンで生足見せればトキオの奴もころっといくんじゃね?」


 スウェット地のコーデが意外にいいようですね。布地が柔らかいから着心地もいいし動きやすいし部屋でゴロゴロも出来るし。

 皆さんも買っていきそうです。私もスカートで合わせたコーデを買っていこうかと思います。家でヤマトにチラリと見せれば興奮するでしょうか?


「セイラも北斗ちゃんのコーデのサイズ違いを買うでしょ?」

「うん。姉妹の双子コーデ?」

「いいんじゃない?セイラも生足でヤマトを興奮させましょう」

「は〜〜い。じゃあもっと短い方がいいかな?」

「そのくらいでいいんじゃない?やりすぎるとチラリがなくって逆効果よ?」

「へぇ~」


 この話を聞いていたアリーシャも、同じように生足で魅せるコーデを別に購入するそうです。


 ちなみにセイラと北斗ちゃんの姉妹の双子コーデはショップのスタッフの目に止まり、また展示用の3D映像として欲しいという事になった。

 今後北斗ちゃんくらいの年齢の子をに来てもらって長くショップを愛用してもらいたいそうです。

 その分値引きをしてくれたので私達で北斗ちゃんのそのコーデ分は支払い、更に追加で合宿用のスキーウェアの中に着込める服を購入しました。

 こちらもセイラがいそいそと服をピックアップして北斗ちゃんと楽しそうに選んでました。




ヤマトSide

 このショップでの買い物が終わって皆出て来た。

 セイラが北斗ちゃんとの展示映像を、むふ~とか鼻息荒げてすごく嬉しそうに見せてきて自慢していた。

 うんうん、よっぽど嬉しかったんだな。

 エリーもいろいろフォローしてくれたようだし、こんばんは夕飯とかいろいろ俺の方も頑張ってサービスしよう。


 とか思ってたら、トキオの方が騒がしい……

 何かと思えば北斗ちゃんへの「光源氏計画」について詰め寄っていたらしい。

 俺とダグが冗談で言ってただけで、実際にやってる訳ではないんだけどね。

 セイラ達にはその辺話していないから、それが更に他の人に漏れるとまぁこうなるか。


「やってねぇよ。ヤマトとダグが勝手に『光源氏計画』とか言ってるだけだぁぁぁ」

「いやいや、トキオもその気になってるんじゃないの?」

「「うわぁぁ」」

「そんな事ねぇよ。年下の従姉妹として可愛がってるだけだろ。北斗の将来を狙って何かしたりはしてねぇよ」

「「「ホントかなぁ??」」」


 同じグループになる女子がトキオをイジっているのか批難しているのか分からないけど、トキオが劣勢になっている。

 トキオも流石に女子にはきつく言えないから困っているようだった。

 事の始まりが俺とダグだからちょっと放っておけないから割り込もうかと思った時……


「……お兄ちゃんをいじめないで!」

「「「北斗ちゃん?いじめてないよ?こいつに北斗ちゃんに悪いことしないように釘を刺してるだけだから」」」

「お兄ちゃんは悪くないし、ちゃんと面倒を見てくれてるよ?……」

「「「北斗ちゃん……良い子だね。ほんとに妹に欲しいわ!

 トキオ!北斗ちゃんに何かあったら覚えてなさいよ!北斗ちゃんも何かあったらお姉さん達に相談しなさいね?」」」

「うん……ありがとう……」


 ああ、何もやっていないのにトキオが完全に悪役になってるな。……俺達が悪かった。

 合宿で何か飲み物をおごってやろう。食事もちょっと肉を多くよそってやろう。

 でも、北斗ちゃんは良い子だな。ダグもそう思っているようだ。ほろりと涙を流してる。

 ほんとにトキオのために光源氏計画を実行させた方が良いんじゃないかと思うんだがな。


 女子達は次にアンダーウェアのショップに行くと言うことで、俺達はその近くのベンチにてトキオを慰めながら待つことにした……



セイラSide

 次はアンダーウェアのショップに来ている。別に合宿のために勝負下着を買いに来たと言うことではない。

 私のブラのサイズが小さくなってきたからエリーが「ついでに買いに行きましょう」と言うので来た。


「エリー、どのブラを買ったら良いの?」

「スタッフに相談しなさい。サイズの確認からちょうどいいカップのサイズまで教えてくれるわ。

 後はそのカップので好きなデザインのを選びなさい」

「は〜〜い」


 スタッフさんを捕まえてサイズの確認をしてもらった。

 メタバースにダイブする時に使ってるPCのスキャン機能でサイズを確認してくれた。一つカップのサイズを上げた方がいいとのこと。それと……ぼそっと羨ましがられてしまった。

 う〜〜ん、私はそんなに大きくなっても嬉しくないんだけど。ヤマトの手に収まるくらいでいいと思う。


「セイラちゃん、いいなぁ、大きくて。どうやったら大きくなるの?」

「ヤマトに白い栄養をもらってるから?」

「セイラだけじゃなくて私もエリーももらってるけど、大きくなってないよ!」

「そうですね。いっぱいになるくらいもらってますけどね」

「「「きゃあ、やっぱりそういう事してるんだ。いいなぁ、もう旦那様が決まってるってのは」」」


 ヤマトはみんなきちんと可愛がってくれるから。

 でもサイズ的に大きくなってるのは私だけ。みんないっぱい揉んでもらってるはずなんだけど。


「アリーシャもエリーも同じようにいっぱい揉んでもらってるよ?」

「う〜〜ん、何でだろう?」

「それならセイラちゃんがよく寝てるからでは?

 その昔、胸の大きさは睡眠量に比例するとかなんとかって説があったらしいですよ。睡眠が足りない何処かのコミュニティの学生は胸が小さい人が多かったとか」

「「「「へぇ~」」」」


 へぇ~、そういう事があるんだ。それならアリーシャとエリーより睡眠時間がトータル的に多い私が大きくなることはあるかもしれない。

 実際大きくなってるし、その説は概ね合ってるんだろうな。


「「「じゃあ、睡眠時間を増やそう!!」」」

「上手く大きくなると良いですね。頑張ってください」


 そんな胸を大きくする方法についての雑談も落ち着いたみたい。だから自分のブラを選ぶ。どんなのがいいかなぁ。

 色は黒の方がヤマトが喜ぶ?それとも赤?

 特殊な形状の方が良かったり?

 どれにしようかな~


 自分のブラを選んだ後、今度は北斗ちゃんのを選ぼう。そろそろ着けた方がいい時期じゃない?まだ早いかな?

 北斗ちゃんも興味があったみたいなので、スタッフさんにサイズを測ってもらっていろいろと見て回った。可愛いのとかスポーティなのとか。

 最後にみんなで北斗ちゃんのブラを選び始めた……




ヤマトSide

 女性の買い物は長いなぁ。

 そうでなくても北斗ちゃんのを選ぶのが楽しいんだろうなぁ。


「ヤマト、いつまで買い物が続くんだろうな?」

「トキオ、女子の買い物は長いし、邪魔したら嫌われるぞ?」

「ダグの言う通りだ。北斗ちゃんの買い物もあるから楽しいんじゃないか?」

「それなら仕方がないか……セイラ嬢達にメッセージを送ってどこか他の所を見て回ろうぜ」

「「そうだな」」


 俺達の合宿に持っていく服の準備は終わってるし、セイラ達の買い物が終わるまで他のショップを回ってこよう。

 俺達が遊ぶためのアイテムでも探しに行くか……

 いつになったら終わるんだろうな。



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