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TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-  作者: EPO


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第055話-1 合宿 冬のためのショッピング1

 今日はもうすぐある冬の合宿のために買い物に来た。

 スキー場で合宿だから先ずはスキーウエアを買って、その他冬向けの部屋着等を買うことになっている。


 いつものように朝食を取って出かける準備をする。

 今日の朝食は、北斗ちゃんが合宿に来るからとテンションが上がってるセイラからのリクエストでやっぱりホットケーキだ。それにサラダを合わせて出したが、今日は文句を言ってこなかったし野菜も残さず食べていた。

 エリーが一言セイラに何か言ったせいらしい。俺としては助かる。


 その後は歯磨き、洗顔、保湿等で肌の状態を整えていった。

 それから着替えるが、メタバース内なので気温は関係ないが冬のこの時期はやはり暖かい冬向けのファッションに変わる。ショップだけではなく訪れる客がだ。ショップの方はもう一部春物に変わり始めている。

 流石にダウンを着たりということはないが、厚手のセーターやカーディガン、ロングのスカートやパンツスタイルが増える。

 セイラ達3人は既に着る物を決めていたようで、後はナチュラルに化粧をして、髪を整える。

 セイラはストレートに流して髪の端をシュシュで束ねた。アリーシャはツインテールに。エリーはポニテールで、今日はみんな束ねるだけにした。




 時間になったのでみんなでメタバースにダイブして、スキーウェアの店舗前で待ち合わせ。

 いつもの事だけど、セイラ達3人が居ると回りの人、特に若い野郎共が見ていく。

 流石に彼女連れの男は大半見ていかないが、それでも見るような野郎が彼女に怒られているのを見ると笑える。付き合ってる彼女以外に目を向けるのは失礼だろうと思うのだが。

 俺は3人以外には目を向けてはいない。親切にはするけど。

 それ以外にも若い女性も結構見ていく。3人ともタレントでも何かしらの有名人でもないわけで、純粋に顔やスタイルで見ていくのかショップの3D映像を見たのからなのかもしれない。

 それだけうちのお嫁さんは魅力的という事で嬉しいが、野郎の嫉妬の視線が痛い。


 そんな事を考えていると、ダグが彼女と一緒に現れた。


「おはよ、ダグ。そっちの子が自慢してた彼女?」

「ヤマト、おはよ。ああ、俺の大好きな彼女だ。冬の合宿はみんなと同じ所に行くからよろしく」

「青梅ヨーコです。よろしく」

「両国ヤマト」「晴海セイラ」「アリーシャ 美瀬」「エレナ 京極」「「「「です。よろしく」」」」

「セイラさん達のことは学校で有名だからよく知ってますよ。凄い美人でスタイルもいいってみんな言ってました。ほんとにボンキュボンで綺麗です」

「ハハハ、表現が古典的だね。オヤジっぽい」

「ヨーコはちょこちょこオヤジ臭い言葉を使うから面白いよ」

「「「「へぇ~」」」」


 ヨーコさんはダグが言うには、割とオヤジくさい事を言うけど可愛い物が好きらしい。

 身長がアリーシャ達より少し高い。下手な男子より高く、ダグとほとんど変わらなくてそれを気にしてるらしい。背が高い事にコンプレックスがあるとかで可愛いもの好きになったんだって。

 ダグは背が高い子が好きらしく、ダグから積極的に距離を詰めたとか。

 それでここまでの関係になったとはね。


 お互いの紹介が終わる頃にトキオが来た、北斗ちゃんを連れて。

 セイラがいきなり北斗ちゃんの所に走って行って抱き上げて戻って来た。

 おお、トキオが唖然としてる。セイラ、誘拐するんじゃないぞ。


 セイラは北斗ちゃんと会えたのが余程嬉しかったのか、北斗ちゃんも可愛がってくれて嬉しいのか、紹介もせずずっと話をしている。

 余程妹分が出来て嬉しいのだろう。


「トキオ、悪いな。こちら、ダグの彼女のヨーコさん。

 ヨーコさん。あっちのが友達の福島トキオだ。あの子はそこのトキオの従姉妹で北斗ちゃん。セイラのお気に入りだ」

「可愛いね。私の近くにも年下の女の子が居ないから可愛がりたくなる気持ちは分かります」

「セイラはちょっと可愛がりすぎてる気がしますけどね」

「「「ははは」」」


 同じ班の他のメンバーは後から来るということなので、先にスキーウエアのショップに入る。

 メンズとレディースが分けて展示されているから男女別れることになる。


「セイラ、北斗ちゃんのスキーウエアも見てやれよ」

「セイラ嬢、北斗のことよろしくね」

「うん、ちゃんと面倒見るよ」

「ヤマト、私とアリーシャでフォローしますから大丈夫ですよ」

「頼むよ、エリー、アリーシャ」


 これなら大丈夫か。

 なら俺達は自分のを選びに行こうか。




「そういえばダグはヨーコさんとおそろいにするとか言ってなかったけ?」

「そう言ったけど、とりあえずヨーコの選んだのを確認してから考える」

「ならいいけど」

「ペアとか羨ましいことしてんじゃあねぇよ、ダグ」

「なら、トキオも北斗ちゃんに合わせればいいなんじゃね?なぁ、ヤマト」


 やっぱり羨ましいのか、トキオは。

 ダグの脳内彼女とか思いたかったんだろうが、目の前で見てしまうと否定できなくなるな。

 学校でも会わせてくれなかったから、信じたくなかっただろうけど。


「とりあえずさっさと選んじまおうぜ、トキオ、ダグ」

「「そうだな」」




セイラSide

 冬の合宿のためのスキーウエアとかを買いに来た。アリーシャが持ってないって。

 それに私のもサイズが合わなくなってるし、エリーも新しいのにしてヤマトに似合ってるって言ってほしいって言ってた。私もアリーシャもだけどね。

 ヤマトは言ってくれるかな?楽しみ。


 もっと楽しみなのは北斗ちゃんと買い物が出来る事。妹が出来たみたいで嬉しい。

 今日は北斗ちゃんの服をいろいろ選んであげるからね。


「北斗ちゃんはどんな色が好きかな?」

「水色が好き。お姉ちゃんは?」

「私?私は青が好きかな。戦隊モノのニヒルなサブリーダー的なのの色が格好いいよ」

「??」

「セイラ、あなたはそういうので好きな色を決めてるのですか?北斗ちゃんは分かってないみたいよ」

「そうなの?ヤマトと観てたから。北斗ちゃんは観た事ない?」

「うん」


 そうなのか。小さい頃ヤマトと一緒に観てたから、普通に女の子も観るものだと思ってた。

 う〜〜ん、違うのかぁ。


「でも、お姉ちゃんに青は似合うと思います」

「ありがとね。じゃあ、先に水色のウェアを探そうね」

「うん」


 私は北斗ちゃんと一緒に水色のウェアをピックアップしていく。エリーがフォローしてくれてるからいろいろいいのが見つかる。

 探してる間、アリーシャはヨーコといろいろウェアを合わせてるみたい。


 水色をメインに挿し色やアクセントカラーを変えて幾つかスキーウエアを選び出した。

 それから取っかえひっかえ北斗ちゃんに着せてはチェック。


「北斗ちゃん、エリー、どれが良かった?」

「お姉ちゃんが選んでくれたのはどれも良かったよ」

「北斗ちゃん可愛い。お姉ちゃん、嬉しいよ」

「セイラ、あまり構いすぎると嫌われますよ。私はこれとこれのどちらかがいいと思いますよ」


 北斗ちゃんが可愛い過ぎて抱きしめてスリスリしてしまう。やりすぎるとダメかな?

 エリーが選んだ2着の内で最後は私が選んで、北斗ちゃんにもう一度着てもらって3人共納得して決定した。

 妹の服を選んであげるのって楽しい!


 後は自分のを選ぶけど北斗ちゃんの色違いのにした。姉妹で合わせるのってやってみたかった。ヤマトと合わせるのは今まで恥ずかしくて出来なかったし。

 エリーがそんな私の心の中を見透かしてるのか、微笑ましいって感じで笑ってる。

 ぷぅ~


 向こうではアリーシャとヨーコがあれでもないこれでもないっていろいろ見てる。可愛いデザインのが欲しいとか。


「エリー、スキーウェアでもっとこうフリルが付いてたりで可愛いのってないのかな?」

「そうですね。デザイナーズブランドのようなのであればなくはないですけど……行ってみます?」

「「行く!!」」


### 続く ###


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