第054話-1 演習介入後の学校で1
ドラゴニクスとセンチュリアの演習に介入した次の日の朝……
いつも通り4人で思いっきり愛し合ったまま眠りに落ちたから、汗や白い体液でドロドロだった。
先に俺が起き出してシャワーを浴びに風呂場に向かう。
身体を綺麗に洗い流して朝食の準備をする。昨日の夕食は手抜きだったので、その分朝食の準備をしておいた。
オニオンスープとサラダを準備し、メインのフレンチトーストはみんなが起きてきてから焼く。
オニオンスープとサラダを作っているうちに、エリー、アリーシャ、セイラの順に起きてきてシャワーを浴びに行った。
上がってくる頃に合わせてフレンチトーストを焼き始めた。
「「「「いただきます」」」」
「みんな、体調は?」
「「「大丈夫、だけどまだだるい」」」
「今日はゆっくりしてような。俺、この後また寝るから」
「「「私達も一緒に寝てていい?」」」
と、そのまま学校をサボって、みんなで寝てしまった……
別に学校をサボってまでセイラ達と深く愛し合ってたわけじゃないからな?
そして次の日の朝、うちの3人娘を先にメタバースの学校に送り出してから俺もメタバースにダイブし学校に行く。
今日も今日とて校門の所に大量の人集りが出来ていた。セイラ達を取り囲んでいるんだろう。そんな事をしても付き合ったり出来ないんだから諦めればいいのだが。
こちらからメッセージを送って人集りから出てきてもらった。毎回思うけど人という海がざっと左右に分かれモーゼの海割りのようだ。なんとも凄い光景。
人集りから出てくると3人は俺とくっついて歩き始める。教室までの途中、後ろに男共を引き連れて歩くが、回りの他の人に迷惑かけてそうで申し訳なく思う。
しかも、昨日4人共学校に来なかったから「ナニをやってたんだ?」と向けられる視線がいつも以上に痛い。
別に疲れて寝てただけだけどな。
教室に入り俺は自分の席に着き、アリーシャ達はクラスの女子達に囲まれていた。
机に突っ伏すように身体を投げ出していると、トキオとクラスの男子が俺の方に集まってきた。
「おはよう、ヤマトくん。昨日は学校を休んでナニしてたんだ?」
「ああ、トキオか。おはよ。
昨日は疲れが抜けなくてだるくて寝てたんだよ」
「なにぃ、セイラ嬢達と夜通しやって疲れたからサボったってのか?羨ましすぎる」
「「「抹殺したい」」」
「そんなわけねぇだろ。そんなんだったら学校に来てるよ。
一昨日のE.G.G.のアレに俺もアリーシャ達も参加してて疲れたんだよ」
「何だ、ヤマトもアレに参加してたのか……俺も参加ししてたけど確かに疲れたな」
「「「アレはすげぇ話題になってる」」」
といっても俺は海賊団側での参加だけどな。
しかし、トキオも参加してたか。そんなに疲れてなさそうなところを見ると早々に墜ちて観戦してたんだろう。
「俺も結構最後の方まで残ってすげぇ疲れてたけど学校には来たぞ。」
「何だ、トキオは早々にやられたのかと思った」
「お前なぁ……途中休憩取ったからそうでもなかっただけだ」
「ほう、それだけ楽だったって事か」
「そんな事はねぇよ。最後の方まで戦ってたんだよ。疲れたんだよ。でも、学校には来たんだよ」
「それはお疲れ様だったな。俺の方は食事を作るのも手抜きさせてもらったよ」
「お前……本当は病気だったんじゃねぇの?飯作らないとかあり得ねぇ」
いや、滅多にないけど希にはあるよ、そんな日が。人間だもの。
ただ、その後もドラゴニクスとセンチュリアの演習に介入した海賊団の話題は凄かった。それだけ注目されてたようだ。
クラスにも他にトキオとダグ以外何人か参加してたという話らしい。
参加していなくても7機対4000機以上の対戦で、数の少ない7機の海賊団が圧勝したとなると当分この話題で持ちきりになりそうだ。
そんなに話題になってるのか。ちょっと大人しくしていよう。疲れたし。
それにもう少しすれば競技大会もあるし、しばらくはあまり大きな介入はしないでおいた方がいいか。
「おはよ、ヤマト。体調は大丈夫なのか?」
「ああ、ダグ、おはよ。疲れてただけで体調は問題ないよ」
「ヤマトが疲れてただけで料理もしなかったらしいぜ。セイラ嬢達に飯を作らないとかあり得ないだろ?絶対病気だったんだぜ?」
「そうだな。病気だったんだよ。気をつけろよ、3人の体調にも繋がるからな」
「今はエリー達も少しは料理できるようになってきてるから、1日2日くらいはどうにかなるよ」
そんなに俺が料理しなかったらおかしいのか?
まあいい。
「ダグは一昨日はどうしてたんだ?E.G.G.で海賊団が演習に介入したのが話題になってるって話だけど」
「ああ〜、あれな。最後の方までいたけど疲れたわ。当分あの規模のイベントには参加したくないな。うちの彼女も参加してたらしくて疲れ果ててたよ。
それを見てうちの親が、俺がどれだけ凄くやらしい事をしたのかって言ってきたよ」
「ダグ、お前まで、そんな事を彼女としてるのかよぉぉぉ」
「そりゃあ……してるけどな。でも、今回は違うぞ。ゲームやって疲れたんだから」
「エリー達も参加して疲れてたらしいからな、仕方ないんじゃないか」
「くそぉ、羨ましいなぁ、ヤマトとダグは!」
しばらく、話していたらホームルームの時間になり、担任が教室に入ってきた。話しを終了してまた後で話すことにする。
アリーシャSide
昨日休んだからみんなが心配してたけど、それ以外にもヤマトとお楽しみをし過ぎて疲れて休んだと思われた。
そんなことはないんだよ。みんな大人しく添い寝してただけだから。
「でも4人共休んでるとそう思っちゃうよね?」
「「「うんうん」」」
「ゲームを頑張っちゃったからですわね。セイラもアリーシャも一昨日ので疲れてバテてしまってたのよ。それにヤマトもね」
「そんなにゲームが面白かったの?」
「「「今入ってるチームが好きだから」」」
「「「???」」」
「3人共同じチームなの?」
セイラもエリーもどこのチームに入ってるんだろう?
ヤマトもどこで戦ってたのかな?
「それは分からないんだよ。E.G.G.のプレーヤーはみんなリアルを明かさないから、同じチームのプレーヤーの事も分からないんだ」
「そうそう、ヤマトと同じチームだといいけど……」
「そうですね。私達も同じチームかも分かりません。でも、みんな同じチームでヤマトとも同じチームならいうことはないのですけどね」
「ふ〜〜ん、じゃあヤマトくんじゃない人と仲良くしてるかもしれないんだ?」
「「??」」
確かに。ヤマトじゃない人と仲良くしてるのかもしれない。でも、浮気ではないと思う。
……懐いて頼ってる感じなのかな?
ヤマトだったらいいなとは思うけど、ゲームの中でまで一緒で面倒を見て欲しいって思ってはないよ。
でも、同じチームならハッピーだよね!
ん?でも、私とセイラが気にしてるのに、エリーだけ全然心配してない感じ。
もしかして、ヤマトともうチームを組んでる?
そのうちはっきりさせないとね。
「そういえば、もうすぐ冬の合宿だよね〜。スキーとか楽しみだよね~」
「そうだね~。男子と仲良くなれるかな?」
「私は彼と違う合宿所なんだよぉ。夏は一緒だったのに」
「「「「「……御愁傷様」」」」」
「セイラ、エリー、夏の海の合宿所みたいに、スキー場で合宿があるの?」
「はい。2泊3日で朝食以外は自分達で準備するんですよ」
「だから、ヤマトが大人気。取られないようにしないと」
冬もあるんだ、どういうイベント。スキー場で実技演習ってところかな?
前住んでた所は近くにスキー場なんか無かったから、メタバースの方でしか滑った事ないんだよね。ちょっと楽しみ。
夏の合宿は私とセイラがヤマトに告白してもらってもらえたけど、今回は何かした方がいいのかな?
後でセイラとエリーと相談しておかないと。
「アリーシャはスキーウェアを持っていますか?」
「リアルで滑ったことがないから持ってないよ」
「では、次のお休みにみんなで買いに行きましょうか。レンタルもありますけど、ヤマトに綺麗なところを見てもらいたいでしょ?」
「……うん」
そうだよね。セイラやエリーと一緒に素敵なスキーウェアを着たところをヤマトに見て欲しい。
どんなのがあるのかな?
夏みたいに自分のスタイルをダイレクトに見せるわけじゃないから選ぶのが難しそう。
### 続く ###




