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TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-  作者: EPO


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第053話-11 ドラゴニクスvsセンチュリア合同演習 海賊団介入11

アメノミナカヌシ(タケル)Side

『そういうことで、私がサシで対応することになったのでよろしく。機体はソフィエルっての』

『分かったよ。こっちの正式名称はファントム・セラフだ。お互い天使っぽい機体名だな』

『私の機体は似合わないけどね。殺戮の天使?』 (遠くで『『『『『味方殺しの天使だろ!!』』』』』と叫んでる護衛部隊がいた)

『確かに、それじゃあ始めるか』


 話も終わったから戦闘を開始する。


 こちらから一気にソフィエルに接近し、アサルトライフルを連射する。

 ソフィエルはその時点で大きく後方にジャンプして回避していた。先読みが上手いのか?それともそうするつもりでいたのか……

 後方に回避しつつこちらにスマートガンを撃ち込んでくる。

 連射するわけもなく、単発の射撃は大体スマードガン本体を向けている方向が分かれば射線も分かり避けやすい。そのようにエレボスに特訓された。


 スマートガンの射撃を避けソフィエルの左側面を突くように移動し、またアサルトライフルを撃ち込む。

 ソフィエルは大きく回避せず少し機体を動かし、こちらの射撃を回避する。向こうもこちらのアサルトライフルから射線を見極めてるのだろう。

 そのままアサルトライフルを撃ち続けながらソフィエルの反対側面方向へ移動する。

 流石にソフィエルもその場で回避は出来ないと判断し、ファントムに正面を向けホバーリングでバックしながら移動。そのままスマートガンの射撃をしてきた。

 その射撃をこちらは簡単に回避したが、後方へ飛んでいくスマートガンの銃弾が、ドラゴニクスのプレーヤーが居る方へ飛んでいき運悪く1機直撃を食らった。


  ドォォォォン


『ありゃりゃ、当たっちゃった?回りに居る人は逃げてくれないと困るよ?』

『『『『『やっぱり味方殺しの天使だろ!!』』』』』


 いやぁ、うちのメンバーならもっと離れて逃げれるようにしてるけどな。


 外野がスマートガンを食らって文句を言っている間に、一気にソフィエルの目の前に接近する。接近してもビームサーベルは使わない。

 0距離でアサルトライフルを撃ち込む。

 流石に全弾は回避出来ず、数発が脚部に当たった。


『ああ、当たっちゃったよ。ファントムって速すぎない?』

『うちのメンバーはみんなこのくらいの速度は出せるが?』

『チートなパーツを使ってるんだよね?』

『機体のパーツには使ってない。古いパーツだが一般の高価なパーツと大して変わらんよ。後は調整次第、プレーヤー次第だ』


 一応チートと言ってもいいようなパーツはあるが封印してる。とても、E.G.G.のパーツじゃあない物だ。盾や剣等は一部使ってるけどな。

 ファントムはそれこそ古いがちゃんとE.G.G.で購入出来たパーツしか使っていない。俺も使いこなせていなかったが、鬼軍曹のお陰で限界に近い所まで性能を出せるだけ使いこなせるようになっただけ。


 無駄口を叩くのを止め追撃に入る。

 脚部のダメージを与えた分ソフィエルの動きが悪くなった。それをフォローするかのようにスマートガンの発射弾数が増えている。

 更に加速しこちらはそれを全て回避し、またソフィエルに接近し0距離でアサルトライフルを撃ち込む。回避しにくくなったソフィエルでは全弾を回避することはもう不可能だった。


『こりゃもうダメだ〜。脚だけじゃなくて腕もやられちゃった』

『結構やる気ないよな?』

『ん~~、そうだね。ラファさんがやられたしね。私1機のみじゃつまんない』

『ふ〜〜ん、シャムシャエルには再戦を要望されてるから一緒にやる?』

『う〜〜ん、ラファさんがどういうかな?OKしてくれるならやるよ』

『じゃあその時はよろしく。じゃあな』


  ダダダッ ダダダッ ダダダッ


 ソフィエルのコクピットにアサルトライフルの銃口を突き付け……引き金を引いた。




 これでドラゴニクスの上位プレーヤーは全滅。あとは……


『後は…………覚悟できてるかな?皆さん』

『『『『『……?……うわぁぁぁぁ』』』』』


 後は、その場に残っていた護衛部隊は指揮官を除いて全機26機、5分とかからず全滅させた。




アメノミナカヌシ(ヴァルトラウテ)Side

 今回の海賊行為も順調に進んで、上位プレーヤーも2機残っているくらいで大きい障害はもう他にない。国軍の中堅プレーヤーもファントムとテュポーンで大体倒してるから。

 上位プレーヤーもドラゴニクスの方はタケルが倒してくれるだろう。

 今の状態ならスナイパー2機もいらないし、あたしはセンチュリアの本陣の方を攻めに来た。


 センチュリアは魚鱗の陣で味方プレーヤーを敵陣に突っ込ませて、本陣は離れた所にポツンと取り残されている。

 ドラゴニクスの遊撃部隊プレーヤーが散発的に攻めてはいるけど、あまり効果は出ていない。はっきり言って数が少ない。それはちょっと難しいだろう。


 その中にあの上位プレーヤーが居る。

 先ずは挨拶代わりに射程距離ギリギリのここからスナイプする。あいつのセンサーはこっちを確認出来ていないはず……


  ドゴォォォォン


 撃った銃弾は当たらずにあいつの後ろにいた護衛のアーマードギアに直撃し爆散した。

 運良くというか運悪くというかジェネレーターに直撃したらしい。胴体を狙いはしたけど、目標を外れ別の機体のジェネレーターに直撃するとかどうなんだ?

 これで気付かれたよね?流石に。


 流石に気付いたあいつやその周囲にいた指揮官や護衛部隊はびっくりしたようで、慌ただしく周囲を警戒しだした。

 どうせなら指揮官機以外にもスナイプして数を減らしておこう。


  ドゴォォォォン  ドゴォォォォン


 今度はあいつの近くの2機が他の機体を巻き込んで後ろに弾け飛んだ。弾け飛んだ機体から弾道を推定し、こちらにあいつがお返しをしてきた。

 はっきりとこっちを見つけて撃ってるわけじゃないから、命中させる軌道かはっきりしない。牽制目的だろうから念のため大きく動いて回避した。

 回避した後、そのままセンチュリアの本陣上空にまで移動し宣言した。


『リベンジに来たよ。先ほどの決着を付けようぜ。うちのトッププレーヤー2人は忙しいから対応出来ないけどさ』

『ああ、面倒なのが来たなぁ。私としてはドラゴニクスの本陣が落ちて終わりになってくれれば良かったんだよね』

『あたしの希望だからさ。戦ってよ、スナイプ戦。ただ、向こうが片が付いたらうちのトップのどちらかがこっちに来ると思うからさ、戦えなくなるんだよ、多分』

「はぁぁぁ、仕方ないなぁ。ちょっとだけだよ?」

『それでいいよ』


 話が決まったからセンチュリアの指揮官や護衛部隊が上位プレーヤーから距離を取るまで待っていることにする。

 センチュリアのスナイパーだけが残って、上空にいるピアレイと対峙する。


『そっちはフライトユニットがあるけど卑怯じゃない?』

『そっちの射程距離外になるほど高くは飛ばないよ。それにこれに乗ってないと格闘戦したくなるからさ』

『あっそお、なら仕方ないか。スナイプ合戦という事で……ネモフィラ、いっくよ!』


 この高度のまま一旦距離を大きく取る。あまり近すぎるとスナイプしにくい。近くで射撃するならアサルトライフルやショットガンの方が当てやすい。

 結構距離を取ってからお互いに狙いを定めていく。

 ネモフィラとか言った機体は今の所、どこかに隠れたりせず本陣のど真ん中にまだ居る。

 先ずは正面から堂々とコクピットを狙って対戦車ライフルを撃ち込む!


 しかし、相手は余裕で回避する。そりゃあ狙うところがコクピットとか丸分かりすぎるか……


『フュ~、凄い威力だね。対戦車ライフルかな?そんなのでスナイプとかどんだけパワーがあるんだよ!?』

『元々スナイパーじゃないから。対戦車ライフル振り回せるだけのパワーがあるから役割分担でやってるだけ。格闘戦も鍛えられてるからそうそう負けないよ?』

『うぇ~、そんなのと対戦してるの?』


 次はフライトユニットでネモフィラの右側面から狙ってみる。しかし……やっぱり向こうが回避する。

 う~~ん、当たらない。前もお互い弾道軌道を予測して回避しちゃってるから当たらなかったんだよね。

 さてどうする?対戦車ライフルだと連射が厳しいかな?バレルが加熱しちゃうと命中率に影響するからなぁ。


 とりあえずネモフィラのスナイプを避けながら、3連射で今の位置と未来位置2点を狙って撃つ!!


  ドゴォォォォン  ドゴォォォォン  ドゴォォォォン


 流石に大きく回避するしかなく、大きく後方にジャンプした。その着地点を狙って再度3連射。

 更に後方にジャンプされた。

 次は4連射いくしか?


 3連射の後ジャンプして回避する位置を狙って4連射目を撃った。

 しかし、後方にジャンプする位置をネモフィラも変えたため当たりはしなかった……


『……いつまでやっているのです?』

『おぅ??あんた誰?何で後ろにいるの?』

『うちのとスナイプ合戦しているようですが、お互いの力量差だといつまでも終わりそうにないので、終わらせに来ました。

 ちなみに海賊団の他称「鬼軍曹」だそうです。うちのメンバーを皆鍛えました』

『あれ?コクピットにヒートソードが……』

『すみません。せっかくの名勝負に茶々を入れてしまいました。そのうち再戦して上げて下さい、では』


 エレボスのテュポーンがいつの間にかネモフィラの背後にいて、ネモフィラのコクピットからヒートソードが生えていた。

 え?いつの間に?


『エレボス、何で勝負の邪魔すんの?』

『もう結構な時間が経ってますから早く終わらせたいのですよ。だん吉達は一度メンテに戻って休憩を取ってますけど、私達は取っていませんよ。

 それにスナイパー同士の勝負は長期戦になりやすいから、誰かとパートナー組んで一緒にやりなさい』

『ぷぅー』

『可愛くふくれてもダメですよ。さあ、タケルの所に集まりますよ』


 結局ネモフィラとの決着は着けられなかった。やっぱり、どこに撃っても回避されるイメージしか今は沸かない。

 エレボスの言う通り誰かパートナーを付けてチーム戦にしないとダメかな?

 でも……次こそは!


### 続く ###


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