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TRIPLE-私の知らないあいつは私の知ってるあいつ-  作者: EPO


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第053話-9 ドラゴニクスvsセンチュリア合同演習 海賊団介入9

アメノミナカヌシ(エレボス)Side

 今の所順調に進行しているようです。

 ヤマトもシャムシャエルを倒してくれたようですし、だん吉達も両国の陣形が接触した所まで進んでます。ようやくある程度開けた所で戦闘出来るのですからもう少し戦いらしいところを見せて欲しいところです。

 アナビトリアはそのままフォローしつつ、「ダークプリンセスフォーム」とやらで気を引いていてくださいね。

 ヴァルトラウテはスナイパーとしてやる気を出したみたいだし、もっと鍛えてあげましょう。


 さて、そろそろエレクシアを墜としてしまいましょう。

 まだこちらに向かって来ないようですが、こちらから接近しますよ。


 正面から一気に接近したところエレクシアが苦し紛れにヒートソードを振るってきましたが、その脇をすり抜け背後に。

 背後に回って急旋回し、後ろから膝裏に蹴りを食らわせてやります。膝関節がカックンとなりエレクシアは不様に前に倒れました。

 簡単に後ろを取られるとかダメでしょう?


 後ろから頭部にもう一つ傷を増やしてやりましょう。シンメトリーになるように。

 これで元からそういうデザインという感じになりました。

 フフフ、次は……




センチュリア(ニコライ)Side

 うわぁぁぁ、ダメだ。もう、終わりだ。

 不様に前に押し倒されてまともに動けない。機体を抑え付けられているわけじゃないけど、敵機との実力差というものを感じさせられて俺の身体自体が動かない。


『早く逃げないとコクピットにヒートソードを突き刺しちゃいますよ?』


 くそっ、動け……動け……動け動け動け

 とにかくバックパックのバーニアだけでも使えれば前に進めるのに。

 動け……動け……動け!!


  ゴォォォォォ


 なんとかバーニアを噴かし機体を前に進める。地面に機体をこすりつけながら前に進んでいく。更に脚部のバーニアも噴かし加速させる。

 バックパックのバーニアの噴射で背後に居た敵機も一旦避けたようだ。

 腕を使って胴体を上向かせ、バックパックの推力を利用して前進しながら機体を立たせ、そのまま敵機と距離を取った。


 かなり距離を取った所でエレクシアを立ち上がらせる。


 ハァハァハァハァ、なんとかあいつの下から逃げだせた。

 でも、向こうが余裕を見せていただけだ。すぐヒートソードで突いて終わらせられたのに。

 でも、どう攻める?

 もうどうにでもしてくれって感じだから特攻するしかないか。全力で攻めるしかもう手はない。


 もう一気に突っ込む!


 アサルトライフルの連射をしながらとにかく敵機に突っ込む。相手はこっちを舐めてるから銃火器で攻撃すらしてこない。組み付くつもりでとにかく突っ込む。

 こっちの射撃はほとんど意に介さず軽くひらりと躱し続けてる。

 くっそ、効きやしないけど頭のバルカンも撃つ。当たれよぉ。

 流石に邪魔に思ったのか肩のシールドが動き出し、それで銃弾を受け止めてる。


 肩の盾は固定されてるのかと思ってたけど、シールドバインダーだったのかよ。それを使わずに今まで回避してたのか。どれだけ回避能力が高いんだ!


 もう少しで組み付けるところまで接近したが、宙を飛んで躱しエレクシアの頭上でヒートソードを振るってきた。両肩の突起物が綺麗に斬り飛ばされた。

 肩自体の動きには問題はない。戦闘中としてはダメージはない。


 すぐに反転させ敵機に追いすがる。でも、後ろに下がられて捕まえられない。

 もっと加速しろ!追いつけるくらい、もっと!!

 もっと速く動け!もっと速くだ!あいつが反応出来ないほど速く!!




アメノミナカヌシ(エレボス)Side

 危機感というかやる気というか、やっともっと強くなろうとしてますね。そうでなくては面白くありません。

 もっと加速しもっと機体の動きを速くしようとしています。どこまで速くなりますかね?もっと虐めましょう。


 少し速くなったとはいえまだこのテュポーンの性能にはかないませんよ。

 こちらに突っ込んで来てヒートソードで何度も斬り付けてきますがそれを全て受けきりました。その後はこちらの横をすり抜け背後に回り突いてきます。

 テュポーンを宙返りさせてエレクシアの背後をこちらが取りましたが、エレクシアはすぐさま前進して一度距離を取って旋回してこちらに向きを変えてきました。

 そのまま間を置かず突っ込んできて、これまでの最速でヒートソードを振り抜いてきました。


 速度は上がりましたがまだまだです。

 ここらでもう終わりにしましょう。




センチュリア(ニコライ)Side

 これまでより高速でエレクシアを動かしたが全然ダメだ。今はこれ以上上げられない。

 かといって逃げたくはない。もっと速度を上げて突っ込みヒートソードを横一閃振り抜いた。

 しかし、というかやっぱり剣先数cmのところで回避され、完全に見切られている。


 直後相手のヒートソードが自分のヒートソードを弾き腕が後ろに跳ね飛ばされ、胴体が完全にがら空きになっている。アサルトライフルを持つ左腕でカバーに入ったがこちらも跳ね飛ばされた。

 万歳状態で完全に胴体が無防備になってしまった。

 すぐに腕を戻そうとしたが反応はなく、機体の横に落ちていた。敵機は万歳状態の間に肩関節から切り離していたようだった……


 もう頭部のバルカンしかないがこれは威力も無いから決め手にならない。もう終わりだろう……


『もう終わりですね。最後の速度は強くなれそうな片鱗を見せてくれましたがまだまだです』

 もっと強くなってくれることを切に願います』

『どうすればもっと強くなる?』

『普段からもっと高速に動作させて訓練すべきでしょう。その上でもっと自分を追い込んで危機感を持たせることでしょう。

 向こうにいたファントムはそれで強くなりましたよ。まぁ、徹底的にしごきましたが』

『俺も鍛えて欲しい所だが……』

『演習や攻略ミッションなどを多く行えばこちらが介入する機会も増えるでしょう。ただ、こちらの都合もありますので期待に添えない時もありますが』

『あははは』


 この直後、コクピットにヒートソードを突き入れられ、俺の演習は終了した。




アメノミナカヌシSide

『ヤマ……いやタケル、こちらもエレクシアの討伐終了しました』

『?……エレボス?お疲れ。だん吉達もセンチュリアとドラゴニクスの中堅プレーヤーを順調に倒してる。そろそろ一度交代してメンテに入らせようと思ってる』

『そうですわね。私もすぐにそちらに向かいますので、交代してメンテさせて下さい』

『OK』


 今エレボスは「ヤマト」って言おうとした?何でリアルの名前を知ってる?サポートAIがリークした?

 とりあえず後にしよう。だん吉達も疲れているだろうから交代してメンテさせる。


『だん吉、マッカーサー、静御前、一度メンテに戻って休憩してくれ。ここは俺とエレボスで受け持つ』

『分かった』『助かる』『疲れました』

『アナビトリアとヴァルトラウテはもうしばらくスナイプを続けていてくれ。だん吉達が戻り次第メンテだ』

『タケル、俺はついでに改造もしてくるから少し時間がかかるけどいいか?』

『俺も』

『分かった。だん吉とマッカーサーの方は改造もだな。戻ってくるまでに終わらせておくよ』

『待て。俺達はまだ戦い足りねぇよ』


 こいつらも戦闘ジャンキーになりかかっているのか?強くなりたいという事ならいいが、誰にでもケンカを売るようになってもらっては困るがな。

 どのように改造するつもりなのかは知らないが、自分の好きな構成にしてくれていい。


『サポートAI、これからだん吉達がそっちに戻るからメンテを頼む。改造もあるからよろしく』

『改造についてはこちらでも聞いています。既にパーツは準備していますので、手短に改造は可能です』

『分かった』


 これで重要なプレーヤーは上位プレーヤー2機と各国指揮官2機の合計4機。

 指揮官は最後に墜とさないと演習が終わってしまう。

 先ずは上位プレーヤーとこの辺りにいる有象無象の国軍プレーヤーの殲滅だ。


### 続く ###


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