第053話-3 ドラゴニクスvsセンチュリア合同演習 海賊団介入3
ドラゴニクスSide
何だ何だ?本当に海賊団が来た?
何機いる?1、2、3、4、5、6、7機?たった?
これで私達ドラゴニクスとセンチュリアを潰しに来るの?
一応支援機みたいなのが上空に待機してるみたいだけど。
うちの陣形の外側から攻めてくるとか止めてほしいんだけど。
『ラファエレさん、うちの陣形が食い破られてるんですけど?どうします?』
『どうしようもないだろ。余剰戦力なんかないんだから。
せいぜい遊撃部隊の一般プレーヤーを向かわせるくらいしかないよ』
『ラファさん、一般プレーヤー、行ってくれますかね?』
『どうだろうね。強いらしいのは知れてるから、そういうのと戦いたいような人しか行かないかも』
『『ですよね~』』
『でも、指示は出しておいて!』
『はいっ!』
どのみち演習なんだから終われば開始した時と同じ状態に戻るんだし、遊びのつもりで戦ってくれればいいんだけどなぁ。
あ〜〜、そろそろうちの部隊を突破しそうだ。センチュリアも同じように被害を受けてくれればいいね、フフフ。
センチュリアSide
うぉー?なぁぁぁ、何だ?ドラゴニクスの陣を突っ切って、うちの陣に入ってきてるんだが?
せっかくこっちが有利になると思ってたんだぞ。
そういえば……前にどちらの味方もしないとかなんとか言ってたような…………
うわぁー、どんどんやられてるよ!止めてくれぇぇ!!
『……ニコライさん、どうします?次々とうちの機体がぶっ飛ばされてますけど』
『……これもいい経験だよ、……うんうん』
『ニコライ、プレーヤーの苦情はそっちに任せるからね?あたしは知らないから』
『え?これは事故じゃない?僕の責任じゃないでしょ?』
『指揮してるのはあんたなんだから今日の責任者なんだよ。責任持ってよね』
『うっ』
くっそー、海賊団め。
僕も前線に出るか。俺もやられれば苦情が減るかな?
またどんどんうちの国軍の機体が爆発してる。
『とりあえず、一般プレーヤーの遊撃部隊をこっちの方に回してもらって』
『どのくらい来てもらう?』
『来れるだけ全部!』
『そんなの無理だから。やられてる側の遊撃部隊の半分が限界』
『くぅ、それでいいよ。よろしく。俺も出るから』
『え?ちょっちょっと待ってよ。あんたが指揮ってるんだからここに居てよ』
『じゃあねぇ~』
『いくなぁ!!』
さあ急ごう!
アメノミナカヌシ(ヴァルトラウテ)Side
あたしはアナビトリアとフライトユニットに乗ったまま上空から狙撃をしてる。陣形の方にいる機体と遊撃部隊の機体を監視しながら攻撃する。
グレネードやバズーカで静御前達を狙ってる機体を優先して処理する。
ドゴォォォォン ドゴォォォォン
ドォォォォン ドォォォォン
対戦車ライフルを撃ち込んだ敵機が爆散した。今日も調子がいい。
アナビトリアのケスカも魔法のステッキに擬態したスナイパーライフルで狙撃して、敵機を沈黙させている。コクピットに1発撃ち込んで潰すとか、まだあたしには出来ない。コクピットかジェネレーターに撃ち込んで潰すのがせいぜいだ。
陣形の外にいた遊撃部隊がこっちに集まって来始めた。今のうちに数を減らしておこう。
ドゴォォォォン ドゴォォォォン
ドォォォォン ドォォォォン
まだかなり離れてるのに突然爆散して、近くにいた機体が慌てて回避行動を始めた。今頃遅いけどね。
ドラゴニクスかセンチュリアかどっちの遊撃部隊が分からないけど、来られてもタケル達の邪魔だから排除しよう。
近付いてくる機体がどんどん爆散してるから、とうとう距離を取って警戒し近づいて来なくなった。ほとんど平坦で隠れる所がないから狙い放題なんだよね。射程距離外で停止してる。
スナイパーライフルを手にしてる機体がいるけど、届かないから撃ってこない。動き出すまで陣形の中のを狙っていようか。アナビトリアに任せっきりじゃあ悪いから。
センチュリアSide
海賊団の方に凄腕のスナイパーが2機もいる。うちにもそんなスナイパーが欲しいんだけどなぁ。
ドラゴニクスの遊撃部隊の中堅プレーヤーの機体が次々と爆散した。うちのも。
ちょっとちょっとちょっと、これじゃあ近付けないぞ。
あの威力だと僕のエクレシアでも食らったらただじゃ済まない。
でも、あの威力だと対戦車ライフルとかかなりの大物だよな?反動も半端じゃないはずなのに、よくスナイプ出来るよな?どんなアーマードギアが使ってるんだよ。
これは聖華にスナイプさせて注意を引き付けてもらおうか……
それしかないんよね?
『聖華、悪いんだけど、海賊団の機体をスナイプしてくれない?
そっちに注意を引き付けてくれないかな?凄いスナイパーなんだよね』
『何言ってんの?スナイパー同士のスナイプ合戦しろっての?
スナイパーってのは隠れてスナイプするものなのよ?思いっきり表に出て撃ち合ってどうするのよ?』
『表に出て撃ち合う方が格好いいでしょ?』
『装甲が薄いのよ!それでも一般プレーヤーのよりはいいのを使ってるから堅いけど、あんな対戦車ライフルみたいなのでスナイプされたらもう紙も同然の薄っぺらい装甲なのよ』
『どのみち1発食らったら終わりでしょ?他のプレーヤーだってそうだったし』
『なら私の前で盾代わりをしてなさいよぉ!!』
盾代わりとか嫌なんですけど。あんな高威力の銃弾でスナイプされたら何発も保たないよ。
援護射撃ぐらいして欲しいんですけど……
『仕方ないわね……逃げながらのスナイプならしてあげるわよ。ただの演技射撃だから命中率はだだ下がりだからね?』
『うん、それでいいよ。こっちにずっと注意が向かなければいい』
よし、これで海賊団の後方から挟撃できる……かな?
ドラゴニクスSide
うちの陣を食い破ってセンチュリアの陣に入っていってどんどん進んで行ってる。うちだけ被害があるって事にならなくってちょっと気分が軽くなる。
でも、センチュリアの陣を食い破ると、またうちの陣に辿り着いてしまう。どうしようか……
うちの国軍プレーヤーを退避させると、センチュリアのプレーヤーがそこから逃げてうちの陣を背後から襲ってくるかもしれない。
センチュリアの陣を食い破ってきた頃に合わせてうちの陣を退避させるか。
おや?海賊団が入って行った方にセンチュリアのエレクシアとネモフィラが対応しに行ってるんだけど?
うちの一般プレーヤーは狙わないよね?
おお、ネモフィラが空中からスナイプしてる機体にスナイプしてる。援護射撃?エレクシアがその間に海賊団の方に突っ込むみたいだけど。
『指揮官殿、誰かスナイプの得意なプレーヤーがいたら空中にいる機体にスナイプさせて!』
『ラファエレさん、センチュリアを援護するんですか?』
『うちだけ攻撃されてるわけじゃあないし、向こうのエレクシアが海賊団に突っ込むみたいだからこっちとしてはちょうどいいでしょ?
援護射撃くらいしてもバチは当たらないと思うよ』
『どのみちうちも攻撃を受けたんですから、誰も文句は言わないでしょ。
手配します』
『よろしく。私も海賊団の方に向かうよ』
センチュリアのエレクシアが向かってるけど、絶対戦力が足りない。
海賊団も今戦ってるのは7機中5機だけ。残り2機はほぼ手を出してきていない。弱いからじゃないはず。
5機で大丈夫だと信じてるんだと思う。
ヤバいなぁ。
『ラファさん、本陣は私に任せっぱなしにするんですか?』
『ごめんね。エレクシアだけだと確実にやられる。多分、私もやられると思うけどね』
『やられないでくださいよぉ。私1人にしないでくださいね』
アメノミナカヌシ(ヴァルトラウテ)Side
なんか離れた所にドラゴニクスとセンチュリアの機体が集まってきた。
なんかスナイパーっぽいかな?センチュリアの方の機体。
ドラゴニクスの方は大した事は無さそうだ。エレボスと比べたら全然だ。アナビトリアと比べても大きく見劣りするよ。
ドラゴニクスの方から撃ってきたけど全然当たらないな、こっちは動いてないのに。
逆にセンチュリアの方は正確だからちょっと動けば回避できる。
これならアナビトリアに中の方を任せて、あたしは外からの敵機を潰そう。
それ!
ドゴォォォォン ドゴォォォォン
ドォォォォン ドォォォォン
### 続く ###




