第045話-6 収穫・秋祭り 流星群
お腹いっぱい夕食を食べ、しばらくじいちゃんも交えて話をして時間を潰す。
夜は流星群を観に行く事になってるけど、まだ時間が早い。
明日の祭りの話をしてるとじいちゃんが……
「ヤマト、明後日会社がやってる農場を見に行くか?」
「なんでまたそんな所に?まだ、この辺の農家さんと顔見せしただけなのに」
「社長さんにはムサシくんがあいさつしてるが、本人もあいさつしといた方がいいだろう?」
「そうだけど」
「「「私達も行きたい」」」
「いいぞ。どうする?ヤマト」
「3人行きたいって言ってるのに断れるわけないだろ」
「分かった。先方に言っとくよ」
なんだか大事になってる感じだけどどうなってるんだ?
俺向きの仕事もあるとは言ってたけど、あまり期待されてもなぁ。こっちに来たとしてもまだ学生上がりだよ?
でも、会社でやってるっていう農場も、気にはなるから見てみたいのはある。将来的自分にも活かせるかもしれないし。
何が違うのかな?
そんな話を時間までしてから、服を着込んでセイラ達と出かけた。
川まで行くと寒そうだから、田んぼの近くの畑で観るのが良さそうだ。何も植えていない所があるから、そこにレジャーシートを敷いて観よう。出来れば藁を敷いてる所で。
「よし、ここで観ようか。ほれ、お菓子もあるぞ」
「わあ~い」
「セイラ、座って食べなさい」
「私もちょうだい」
「みんなで食べろよ」
俺は今日の流星群は獅子座流星群。しかも偶然にも新月に近い状態だ。獅子座流星群は流星が多い事で有名な流星群だ。ある意味今日はとんでもなく流星が見られる可能性が高い。一番に近いタイミングだ。
宇宙を見上げれば星も見えるし、流星も観える。
更にいえば流星嵐の年らしい。ピークの時間ではないけど既に結構観える。
4人レジャーシートに横になって宇宙を見上げる。
「凄い、もう何個も流星が観えた!」
「そうですね!こんなに観えるなんて思いもしませんでした。もっと少ないのかと」
「今日は凄く凄く流星が観れる流星嵐の年だし、それがほぼ新月だからな。これ以上ないくらい観えるはず」
「そんなのよりお菓子が美味しい」
「花より団子か。少しくらい見とけ!」
「ぶぅ~」
せっかくよく観える日なのに。まあいい。
アリーシャとエリーは降ってくる流星の多さに感動していた。次から次へと降ってきては消え、また降ってくる。あまりの多さにお願い事をする暇がないくらい降ってきた。
もう観るだけで十分だ。これほど綺麗なものはそうはない。
ゆっくり3人で観ていよう。アリーシャとエリーと頭を寄せ合って。頬をくっつけ合って。
2人の頬にキスを何度もしてると、セイラが俺の上にのかってきた。
ぐぇ ちゅ〜
セイラは放っておかれて寂しくなったのか、俺の唇を貪ってる。
むぐぅ むぐぅ
セイラの背中をタップして、そろそろキスを終了してもらう。
ふう、死ぬかと思った。
「セイラ、無茶すんな」
「だって、私だけ放っとかれてるんだもん」
「それはセイラが流星群観ないで菓子食ってるからだろ」
「ぶぅ~」
セイラもようやく流星群を観る気になり、俺の胸の上で仰向けになって流星を観た。
俺は流星を観ながらセイラの喉を撫でる。
猫ではないのでゴロゴロとは鳴かないが、気持ち良さそうに体を捻ってる。
今度は両隣のアリーシャとエリーが唇にキスしてきた。お返しに2人の喉を撫でる。
そんな感じで流星群を眺めながらずっと戯れていた……
1時間程そんな状態で夜空を眺め、星のシャワーを浴びた。
さて、そろそろ帰ろう。
新月に近い状態で回りはほぼ真っ暗だった。そんな夜道をみんなで手をつないで帰る。ただ、途中3人共暗くて怖くなって来たのか、俺の腕や身体に絡みついてきた。
仕方ないよな。その状態でゆっくり歩いていく。
しかし……俺の野生が覚醒めそう。早くじいちゃんの家に帰ろう。
帰り着いてからはもうお決まりのコース。
みんなでお風呂に入り、アリーシャ達3人の身体を念入りに隅々まで洗っていく。3人も俺の身体や息子を丁寧に洗ってくれた。
それからゆっくり湯船で温まる。
「流星群、綺麗すぎだったね」
「うんうん、あんなに綺麗だとは思わなかった。お菓子食べるより見入っちゃった」
「そうですね。ヤマトも狙ってたわけではないのでしょう?」
「偶然だな。今年は『流星嵐』ってタイミングだったらしい。更に新月に近かったしな」
まったくの偶然で、あれ程の天体ショーが観れるとは思わなかった。
それに3人と一緒になるのを見越して計画したわけじゃないからな。たまたま夏に蒔いた白菜と大根の収穫の約束をしたから、そのついでに観ようと思っただけだ。
「でも、多すぎてお願い事してる暇がなかったよ」
「私はもう願い事は叶ったからいいですわ」
「私も。ヤマトと一緒になれたんだから、それ以上の願い事なんかなかったよ」
「そっか。でも、かわいいベイビーが欲しいとかは?」
「それは卒業すればヤマトが作ってくれるから、特にお願いはしませんわ」
「そうそう、卒業前に出来るかもしれないし」
「だよね~」
確かにそのお願いなら叶えてあげられるはずだ。そのための努力は惜しまない。みんなで気持ちよくなれるというのもあるから。
この後もじっくり愛し合うしな。
「明日は秋祭りだけど、寒くなってきてるから浴衣とかは無しで温かい格好で行くからな?」
「え〜、着物とか着ないんですか?」
「着物は着付けが大変ですし、こちらにあるかですね」
「あるとは思うけど動きにくくなるし、汚すと大変だからな。特にセイラ」
「汚さないもん」
「無理だな」「無理ですわね」
「ぶぅ~」
温かめの服装にするので、寝る前にキャリーケースの中身を確認しておいた。
自分の服を楽しそうに他の2人に着せたりして、ちょっとしたファッションショーが開催された。
ただ、その着替え風景を目の前で見せられると、ちょっと我満が出来なくなりそうだ。
そんな俺を3人がチラリと見て、ニヤリとしたと思ったら襲いかかって来た。そのまま俺の服を逃がしていく……
俺の貞操の危機だ!ってそんなものはもうないが。
そのまま俺は3人に身体中蹂躙され、獣と化した美少女の聖域に白い弾丸を連続発射させられた。
### 続く ###




