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第四話 ヒドラ討伐(前編)

百PV達成しました。僕の作品を読んでくれた皆さん本当にありがとうございます。

まだまだ足りないところはあると思いますが僕も頑張るので、これからも

「運がすべてのVRMMO〜スポーン地点はS級モンスターのアジトだった〜」

をよろしくお願いします。

「はあーようやく着……」

目の前の光景に思わず息を呑んでしまった。 何があったのか、

ベヒモスの村は「壊滅」といっていいほどボロボロにされていた。

そして、村の中には逃げ遅れたと思われるベヒモスなどの遺体が散乱していた。

「こりゃひどいな……」

俺はつぶやく。 しかし隣にいるはずのベヒモスの声がしない。

俺は横を向く。 ベヒモスは……泣いていた。 心の底からの涙だったのだろう。 本当に苦しそうだった

これってゲームだよな・・・

ベヒモスが涙ながらに俺に言う。

『あのヒドラ(ごみ)に私達の村はやられました。

魔王様、魔王様どうか私達のかたきを……討ってください』

俺は現実世界で、逃げながら生きてきた。めんどくさかったのだ。何もかもが、どうしようもない人間なのは自分でもわかっていた。

でも、俺は支えられなきゃ生きていけないのもわかっていた。

生き物は、一人では生きていけない。ゲームの世界でも多分、いや絶対にそうだ。

現実じゃ影の中で生きてきた、そんな俺でもゲームの中くらい、目立ってもいいじゃないか

「任せろ、相棒ここで待ってろ」

『ありがとう……ございます』

相棒(なかま)を泣かせるやつは俺が、いや「魔王」が許さねえ

覚悟はできた。ヒドラは必ず潰す。


まずはヒドラを見つけるところからだ。

まだ使っていないスキルは「魔物創造」「全知全能」「王の威圧」の三種類だ。

あと「時空神クロノスとの契約」

とりあえず今すぐに使えそうな「全知全能」を使ってみよう。

「全知全能」俺はつぶやく。

すると頭の中に声が響いた

《全知全能が起動されました。このスキルを使うことでこの世のすべてを理解できます》

よくわからないがとりあえず「ヒドラはどこにいる?」と聞いてみる。

《ヒドラの存在が半径一キロメートル以内の範囲に確認されました。

ターゲットを発光させます》

村のさらに奥にヒドラの姿が確認できた。

このまま突っ込んでいってもいいがとりあえず他の疑問も聞いておこう。

「魔物創造と王の威圧ってどうゆうスキル?」

《魔物創造は職業「魔王」の専用スキルで自分の体力を消費することで魔物を作り出すスキル

王の威圧は半径百メートル以内にいる敵対する魔物を気絶させるスキルです》

とんでもねえな。 あっ、あともう一つ聞きたいことがあった。

「七色の杖ってどういう武器?」

持っていた武器の中で唯一使い方が分からなかった武器だ。

《七色の杖はランク:【マスター】の武器でこの世界における基本魔術(炎、水、草、雷、土、風、金属)

の最高呪文がいつでも撃てるようになる杖です》

もし無限に使えるならめっちゃやばいものじゃね?

準備は整った。首洗って待ってろよ、ヒドラ。

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