第二話 ベヒモス
俺はとりあえず「魔剣ディムロス」を取り出した。
化け物と間合いを取る、魔物が動いたらまず「魔眼」を使ってみることにしている。
そして魔物が呟いた。「威圧」周りにいた生き物の動きが止まる。
しかし俺は動ける。そう、スキル「威圧耐性」のおかげだ。いける。
「魔眼」
同時に二つのことが起こった。
一つ目、魔物が固まった
二つ目、化け物の上にスキルボードが見えた
よし、プライバシーなんて無視だ。
《現在のスキル》
名前:ベヒモス ランク:sランク
職業:森の王
スキル:超高速移動 威圧 斬撃
所持武器:なし
契約:黒の森の魔物との契約
ベヒモスってこうゆう見た目してるんだ。 って sランクってやばくね?!
そんなこと考えているとベヒモスがいった。
『あなた……今「魔眼」と言いましたか?』
「いったけど」
ヤバかったかな
『やはり……失礼いたしました魔王様。 この私の無礼どうかお許しください。』
えっ……、魔王ってそんなにやばいの?
『この世界のすべての魔物の王に私はなんてことを……』
ベヒモスが続ける
『この黒の森にはたくさんの魔物がいます。どうか彼らの命だけは……』
「えっ、俺君のこと殺さないよ」
これでいいはずだ。
『お、お情けありがとうございます』
ここらへんのこと聞いてみようかな……
『しかし私はあなたに負けた身です、どうか魔王様のペットにしてください』
は?
「い、いいの?この森の王なんでしょ」
確かに仲間が多いに越したことはないがこいつ、この森の王っぽいし
『そんなことはどうでもいいです。どうか私を連れて行って』
やつがそこまで行ったとき、森の奥の方から鳴き声が聞こえた
『クッ、また奴らか……』
嫌な予感がする。
『ヒドラが……私たちの村に現れました』
やばくね?
『代償は何でも払います。だから……この森を救ってください。』
「え、ヤダ」