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人物紹介(ネタバレ含みます)

リリー


金髪に青とヘーゼルのアースアイ。

ねえちゃんの言うとおり、髪に灰をかけて前髪で瞳を隠していた。

可憐で儚げな顔立ち、華奢な体型。


すごく強い聖なる力がある。

治癒、浄化、結界、退魔、なんでもできる。

ねえちゃんが力を使うなと言った理由をきちんと理解してなくて、孤児を追い払うのに使ったら、ねえちゃんが死ぬ原因になってしまい、文字通り死ぬほど後悔した。


ねえちゃんのために頑張る。

見た目に反して言葉遣いが悪いけど、所作はちゃんとしてるのはねえちゃんのおかげ。


ねえちゃんが本当は従姉妹だということは、最後まで知らない。

ローワンは知ってるけど教えてない。


なんだかんだ愛情深く、一度懐に入れた存在には甘い。

ローワンのことも、普通に大切だと思ってる。

ねえちゃんとは違うベクトルだけど、それがどう違うのかはよくわからない。


前髪を切って灰被りをやめてから、その美しさに惑わされる人々が続出。もちろんローワンに葬られている。

とくにその瞳を見ると魅了されてしまうらしく、リリーと目が合った人間はその前後の記憶が無くなると話題に。もちろんローワンが……。


ねえちゃんが生きていてくれるなら、人間皆殺しも厭わないし、自分の全てを擲つ覚悟がある。

悪魔と契約しあれこれ対価を支払った結果、その悪魔を魔王にまで押し上げてしまう。

魔王を生み出した結界、世界の半分が滅びた。

でもそんなの知らないし覚えてない。


支払った対価は

処女、大陸に住む人間の命を半分、大陸で一番信仰されている宗教の偶像、一番大好きで一番大切なねえちゃんとの記憶。

それと名付けのための膨大な力。


契約を履行したあとは人格の根幹が脆くなり、ややぼんやりとした性格に。

所作は綺麗だけど言葉遣いが悪い、そのへんに居るか?って平民のできあがり。

何かのために死物狂いで頑張った気がするけど、それがなんだったか思い出せない。

でもローワンが居てくれるから、まぁいっか。


ローワンに抱かれてから、髪は黒く、瞳は紫になった。

これにより知り合いに会っても、たいていリリーに気づかない。

気づけばローワンの花嫁になっていて、二人であちこちを旅してる。


リリーの愛は奪うものではなく、惜しみなく与えるもの。

リリー本人は最後まで気づいてないけど、わりと初期から与える愛。徹頭徹尾献身的。

そうでなければアマリリスのために悪魔と契約したりしない。どんな代償も支払う覚悟、これは究極の愛。


ローワンがいつも何かしてるのは知ってるけど、詮索しないしあんまり興味も持たない。

必要なことは教えてくれるし、自分を特別に扱ってくれてるのは知ってるので、それ以外はどうでも良いかなと思ってる。


ローワンの配下になったらしいヒョロ男がちょっかい出してくるのがウザくて、ローワンに言ってアネクメーネに飛ばしまくってる。




アマリリス


金髪にヘーゼルの瞳。灰を被って髪色をくすませている。

ちょっと言語化が難しいくらいすんごい美人、グラマラス体型。


普通より少し強い聖なる力がある。

治癒と浄化、結界も少しできるが退魔はできない。

力がバレれば囚われて酷使されることを知ってるので、リリーに使わないように言い聞かせていた。

が、まぁ普通にバレてリリーの代わりに聖人となり、奉られて酷使されて挙げ句冤罪をでっち上げられ、魔女として火炙りにされた。


リリーはこれを回避するために悪魔と契約し、世界の半分を滅ぼすことになる。


聖人らしく情に厚く思慮深い性格。

なるべく等しく接してるつもりだけど、ぶっちゃけリリー以外は有象無象。

母親がわりの人が目の前で殺されてから、リリーだけは守ると決めていた。


妹のために頑張る。

平民ながら品があり言葉遣いも所作も綺麗。

リリーの手本となるべく、死物狂いで努力した。

所作についてはまぁ手本になったけど、言葉遣いはお察し。


リリーがたった一人の家族として大切。

生きるための目的であり目標。


ある日突然信仰の象徴となった妹に驚き泣く。

元第二王子である国王の妃となり、平穏に暮らしてる。

いつか生まれ変わってリリーと再会したいと願っているが、残念ながらそんな日は来ない。


孫が悪魔に唆された結果、象徴として残されていたリリーを失い、それだけでなくリリーの記憶まで失うことに。

国は傾き、滅びるまではいかずとも、かなり弱体化した。




ローワン


名もなき悪魔。

最弱と嗤われながら魔王になるためにリリーと契約する。

リリーが一途にアマリリスを想う様子を、どこか眩しいものを見つめる気分で観察する。


名前がなかったのでリリーがつけた。

ナナカマドの生木は燃えにくく、けれど一度炭になればよく燃えることから、敵の攻撃は通りにくく、自分の攻撃は苛烈に通るよう名付けた。

びっくりするくらい効果のある名付けになった。

結果として名付けられたことで、スタートからすごい強い悪魔だった。


黒い髪に赤い瞳、不健康そうな青白い顔色。

恐ろしく整った中性的な顔をしているが、体つきはがっしりしており高身長で厚みがある。

魔法はもちろん、体術にも長けている。

これはリリーが名付けの際に、強く美しい悪魔になれと念じたため。

リリーは自分が華奢なこともあって、一目見てわかる強い肉体に憧れた結果。


まさか本当に魔王になれるとは思っておらず、拒まず対価を差し出すリリーに戸惑うし、契約が終わって離れるのが考えられない。


リリーに抱きしめられるのが好き。

あたたかくてやわらかくていいにおいがする。

潰さないように抱きしめるの難しい。


契約では処女だけの予定だったけど、自分の色になったリリーを見て、これは自分のものだと経験したことのない独占欲が生まれた結果、手放せなくなってしまい、どさくさ紛れに婚姻した。


ねえちゃんとの記憶を全て失くしたリリーに少しの違和感と寂しさを覚えるものの、リリーは情の深い女だから、まぁずっと傍に居ればあれと同じくらいの気持ちを傾けてくるだろうと、世界を巡る旅に出る。


姉と再会させるつもりは毛頭ない。

リリーが頼るのも心を寄せるのもオレだけで良い。


最後はしっかりオブジェのリリーまで回収して、きっちり対価を回収した。

今後、魔王の挑戦者が現れた際、戦力的にヤバそうなら食べる予定だけど、たぶんそんな日は来ない。




女の人


リリーの母親であり、アマリリスの母親がわり。

アマリリスの母親の妹。

見世物小屋で生活しているが、元は貴族の令嬢だった。


金髪に青い瞳。可憐で儚げな顔立ち、華奢な体型。

瞳にヘーゼルが入ってないだけで、リリーはこの人に瓜二つ。


幼少期に父親の再婚により姉と二人で生家を追われ、紆余曲折あって見世物小屋に。

母系の血筋により、強い聖なる力を持っている。


姉と二人身を寄せ合って暮らしていたが、妹を守るために姉は見世物小屋で体を開くことになり、それによりアマリリスを身籠り出産。

劣悪な環境に母体が耐えられず、アマリリスの母親は産褥熱で死亡。

姉に頼まれたアマリリスを守らなければと懸命に育てた。


姉が死んだ後に見世物小屋の責任者になった男と結婚し、リリーを身籠る。この相手は力を持って居なかったが、血筋としては強い力の血筋だったので、リリーはとても強い力を持って生まれた。


アマリリスとリリーを守るため、物取りたちを道連れに炎の歌を唱い、死亡。




マーガレット


アマリリスの孫。

金髪にヘーゼルの瞳。瞳の色以外はリリーそっくり。


末の孫で、リリーにそっくりだからアマリリスに殊更可愛がられている。もちろん他の孫も可愛がられているけど、やっぱりリリーに似てるマーガレットは特別。


悪魔に唆されて、祭壇に祀られていた巫女を手放すと宣言してしまう。

結果、国どころか世界がたいへんなことになった。

自分の一言がきっかけなのはわかるけど、どうしてそんなこと言ったのかわからない。


弱小国の王女として、まぁありふれた生涯を送る。

苦しい目には遭うけど、ギリ不幸にはならない。

不幸になった瞬間、リリーが幸せを願った「ねえちゃんとその周辺の人間」に抵触してしまうので、ローワンもそれなりに気を配ってる。

それなりに辛いこともあるけど、それなりに幸せになる。




第一王子


クソ。

聖人を娶って王太子になる予定だったが、それより権力のある貴族の娘と結婚したほうが手っ取り早いと思ってアマリリスを陥れ、殺す。

リリーにびっくりするくらい恨まれてる。


やり直し時間軸では第二王子に首を刎ねられる。




貴族の娘


クソ。

王妃になるために手段を選ばない。

国民人気の高い聖人が気に食わないと、全力で引き摺り落とした。

リリーにびっくりするくらい恨まれてる。


やり直し時間軸では第二王子に粛清される。




第二王子、のちに国王


珍しく良い人。

聖人として活動するアマリリスに一目惚れし、求婚した。これがきっかけで、第一王子との求婚バトルが勃発しかけて、バトルを回避するために身を引いた。結果的にアマリリスが死ぬきっかけを作った。

アマリリスを助けるために奔走するも、間に合わず火炙りにされた。

リリーにびっくりするくらい嫌われてる。


やり直し時間軸では信仰を捧げるとともに、第一王子を文字通り排除し首を刎ねる。

同時に第一王子派も粛清し、国王も討ち取り、自分の手で王位を掴み取る。


リリーはこいつが大嫌いだと思いつつも、ねえちゃんが幸せになれるならと納得はしている。


孫のせいでたいへんな目に遭うも、最期までアマリリスと一緒なので、それなりに幸せに過ごした。




国王


クソオブクソ。

王権を誇張できる存在なら何でも良かった。

聖人はすごいけど平民だし、殺してもまた見つかるでしょと軽い気持ちだった。

リリーにびっくりするくらい恨まれてる。


やり直し時間軸では第二王子に首を刎ねられた。




魔王、のちにヒョロ男


初代巫女によって繋ぎ止められていた、可哀想なやつ。

『この国の永久の繁栄』なんていうふざけた契約で縛り付けられてた。

でもそもそもそんな契約した悪魔もまぁまぁバカ。


ローワンと対決して負けたことにより、ローワンが魔王の資格を得た。


名持ちの配下になるのは名誉なことであり、またリリーから【いいにおい】がするらしく、自由になってからリリーを追い回している。

そのたびにローワンにぶっ飛ばされてる。でも懲りずに何度も来る。


ローワンの言う通りに王妃とその血族を使嗾してたら、本当に煽惑できたし、国どころか大陸中で戦火が巻き起こって最高に力を得る機会を得たし、なんとかローワンの配下に収まることにも成功した。やったぜ。


どうにかしてリリーに名付けてもらいたい。

リリーにちょっかい出しすぎてローワンに殺されそう。


アネクメーネに飛ばされすぎて、行ったことないアネクメーネがなくなってきたため、無事二週目に突入した。つらい。

これで本当に完結です。

読んでくださり、ありがとうございました。

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