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冒険者ギルド①

私達は冒険者ギルドのあるところに向かっている。道はアルノルトさんに教えてもらった。やっぱりあの人優しい人だわ。

今私達は中世ヨーロッパの街並みの中を歩いている。道の端には露店が立ち並んでいる。凄く私好みの綺麗な町だ。人種も様々でさっきは私と同じ獣人の人もいた。エルフも数人見かけた。やっぱりエルフは美形だらけだ。まぁアンナは可愛いですから〜良いんですけど〜。


「アンナ、さっきから頬を膨らませてどうしたのよ」


「エルフ美形ばっかりで良いなーって」


「何言ってるのよ」


ああ、シルヴィアにも私は可愛いとは思われてないのか…。


「アンナの方がもっと可愛いわ」


「え?」


「?、自覚ないの?あなたは凄く可愛いわよ」


「そ、そうかな、あ、ありがとう……」


シルヴィアに可愛いって言われたら、凄く照れるな、可愛い子に言われてるからかな?まぁ、アンナはASOで時間をかけて作ったキャラだから可愛くないはずがないんだよな。もっと自信持たなきゃ。

胸の前で両手を握りこぶしにして〜


「頑張るぞい」


「突然どうしたの?」


(あっ、そのポーズ…可愛い)


「何でもないよ、少し気合い入れただけ。よし早く行こうか、ペダソスも」


『はい、我が主人よ』


ペーダソスは今は私の「偽装」スキルで普通の馬みたいに見えている。目立ちそうなので偽装しといた。


「ねぇ?名前ってペーダソスだったわよね?」


「そうだよ。長いから伸ばし棒略してるよ」


確かこっちの名前も同じだった筈だ。


そんな事を話していると、3階建ての大きな建物が見えてきた。周りの建物が、1階建てや大きくても2階建てばかりだったので、だからか冒険者ギルドは凄く大きく見える。


「よし行こうか」


「えぇ」


ずっと楽しみだったのだ。冒険者ギルドのテンプレと言えば初心者狩りだろうな。今はステータス低いからきて欲しくないけど。


まずは、アルノルトさんが従魔はギルドの裏に回れば小屋があるのでそこに預けることが出来るらしい。

あれが言っていた小屋か。人は居ないようだ


「すみませーん、従魔を預けたいんですけど」


「ああ〜、ちょっと待ってて、あいった」ガラガラ


女性の声だ。それに奥から何か崩れる落としたぞ。大丈夫か?


私は奥から出てきた女性の一部分ばかり見てしまった。出てきた女性はとても胸がデカかったのだ。横を見るとシルヴィアも驚いたらしく、固まっている。

ビックだ、とてもビックだ。歩くだけで、揺れる揺れる。何だあれ何カップあるんだ?


「初めましての人だね。私はカミーユ、ここで従魔の世話をしている」


「は!、初めまして、私はアンナと言います。冒険者カードはまだ持ってないんですけど従魔預けても良いですか?」


やっと戻って来れた。冒険者カード無いけどいけるかな?


「今から作りに行くの?」


「はい、そのつもりだったんですけど、従魔は中に入らないって聞いたので」


「ほぅ?どんな魔物なんだい?」


「ここに呼んでも良いですか?」


「外にいるのかい?私が見に行くよ」


カミーユさんは外に出ていった。


「これは…馬?」


「すみません、目立ちたくなくて偽装してたんです、今解きますよ」


さっきまで茶色の普通の大きさの馬だったが、大きさが一回り大きくなり、色が黒に変わった。


「この魔物は…サンダーホース!?」


「はいそうです」


「凄いね君、前代未聞だよ!サンダーホースは絶対に人に懐かないと言われる魔物なのに」


「あとこれもいるんですよ」


バックの中にいたクロワを取り出した。


「スライムだね。けど黒色のスライムは初めて見るよ」


やっぱり黒色は珍しいんだな。


「話に戻るけど預けるのは良いよ。けど条件があってね」


「お金以外の物ですか?」


「まぁお金は払って貰うんだけど、条件は従魔の観察をさせて欲しいのだよ。当然従魔に傷つけたりはしないよ」


まぁそれぐらいならいいか。


「良いですよ。傷つけたりしないのなら良いですよ」


「やった!君たちは料金要らないよ。サンダーホースの観察だけで、凄く貴重な時間が取れるよ」



やった。ありがとう、ペーダソス。


「ありがとうございます」


「こっちのセリフだよ。それに久しぶりに冒険者で敬語を使って話しているのを見たよ。まだ冒険者になってないんだったか」


「敬語じゃない方がいいんでしょうか?」


「時と場合によるね、それを見極められるのも上級の冒険者の心得だよ」


この感じは元冒険者だったか?


「カミーユさんは元冒険者だったんですか?」


「ああ、ランクでいうBだったけどね。ああ、まだランクのことも知らないか、それは中にいる受付さんに聞いてみて。今から登録するんでしょう?それならソフィアって名前の受付さんの所に行ってみたらいい、優しくて教えるのが上手いからね」


「分かりました。あと目立たない様にお願いします」


「わかってるよ。サンダーホースは知られたらどうなるやら」


やっぱり珍しいからな。


「それじゃ登録に行ってきます」


「おう、行ってらしゃい」


クロワとペーダソスを預けて小屋を出て行った。


「カミーユさん優しい人だったね」


「あれはサンダーホースが見たいのが殆どだったと思うけどね」


そして冒険者ギルドの前に着いた。少し緊張している。何も起こりませんように。


「よし入るか」


2人でドワを開けた。中は意外にも綺麗で、人も殆どいず、もう少し人がいなければ、このギルドの大きさ的に閑古鳥が鳴きそうな感じだ。

入って行くと、周りにいる冒険者が見てくる。まぁ可愛い少女2人がこんな所を歩いていたら見ますよね。受付の人も気づいたようだ。首に掛かっている名前の札を見る。カミーユさんが言っていたソフィアさんだ。空色の髪を後ろで束ねた綺麗なおねいさんだ。


「いらっしゃいませ。今日はどの様なご用事ですか?」


「登録しに来ました」


「ここは冒険者ギルドですが…?」


「知ってるよ、私達2人とも冒険者になりに来たの」


まぁこの歳のぐらいの子なら冒険者にはなってると思うけどな。


「分かりました。登録は2種類あります。1つが採取だけを目的としたランクGから始まるものと、もう1つが魔物を討伐する事を目的としたランクFから始まるものがあります。1つ目のは採取だけなので、魔物を狩ってきても、ギルドでは買い取りません。2つ目を受ける場合は模擬戦闘を行ってもらいます。これらの話を聞いて、あなた達はどちらにしますか?」


まぁ、考えるまでもないよね。


「2つ目の方でお願いします」


「私もです」


「怪我をする危険性もありますが、当ギルドは責任を負いません。よろしいですか?」


「分かりました」


「こっちも同意」


「分かりました。少しの間待っていてください」


ソフィアさんがカウンターの奥に入っていった。

それと同時に、ギルド内にいた冒険者の数名が私達に声をかけてきた


「嬢ちゃん方その歳でやめとけ、他の仕事もあるだろ?」


「そうだよ、やめとけ。模擬戦闘するのギルド長だろ、死んじまうぞ」


「早死にするからやめとく方が良いぞ」


なんかムカつく事言われたので殴ってやろうかと思っていたらソフィアさんが戻ってきて、色々言ってきた冒険者達は離れて言った


「それでは案内しますので着いて来てください」


着いて行くと地下の階段を降り、降りるとそこには

四角形の土がもられてできた、フィールドがあった。

周りには観客席があるが誰もおらないが、フィールドを登った所の反対側には、片手剣を持った少し若めの髪が青色の男性がいた。

待ちくたびれたのか欠伸をしている。舐めてんのか?


「やっと来たか、僕の名前はグラート。ここのギルドマスターをしている。君達が登録者だよね?」


「はいそうですが?」


「ふーん、僕と模擬戦闘をしてもらう。すぐに負けたら流石に登録は出来ないかな。1人ずつ来てごらん。手加減はしてあげるから」


よしコイツぶっ潰そう!





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