旅立ち
「封印されしもの」のシルヴィアステータスが高過ぎたため少し直しました。
転職してから7日間が経った。
7日間何をしているのかというと、特訓だ。特訓の内容は魔法の練習、体を鍛える以外何もやってないが。
魔法は主に2種類に分けられる。属性魔法と無属性魔法だ。
属性魔法は主に火、水、木、土、光、闇、の6つである。それに派生したものがあり、私のでいう雷がそれだ。さらに属性魔法は進化する事が出来る。シルヴィアの水流魔法は水魔法が進化したもので、森林魔法は木魔法が進化したものだ。進化の仕方は、レベルを10まであげることで進化出来るらしい。取得できるのは適正が無いと取れない。
次に無属性魔法は属性魔法以外全てだと思ってくれたら良い。私のでいう結界魔法や時空魔法で、シルヴィアの付与魔法だ。無属性魔法は進化することはなく、上位互換の物はあるらしい。取得は以外にも誰でも出来る。職業で無理な者は無理だが。所得方法は、自分が欲しい魔法を使っているところを想像して発動すると出来るらしい。これが結構難しい。何故なら自分が魔法を使っているところを想像するということは、最低でも一回はその魔法を見ないと覚えられないからだ。だが、私は地球の、しかも日本の元オタクだ。想像なんぞ結構簡単だ。そう思って私もシルヴィアの付与魔法を覚えようとしたら、1時間かかってやっと覚えられた。シルヴィアはそれを見て「私なんて2週間かかったのに…」と言っていたが、私はもっと早く覚えれると思っていたのでショックだった。
付与魔法を覚えている時に気づいたのだが、無属性魔法は見て覚えるのではなく、自分で作り出す魔法だと気づいた。それからは、シルヴィアと日の半分を使って魔法を作り出したものだ。
次に体を鍛えたのは、やはりみんなとの差を埋めるためだ。やったことは、ダンジョンの自分より強い魔物から死にかける思いで逃げて体力をつけたり(魔物はシルヴィアが倒した)、自分より少し強い魔物を1人で倒したり、素振りを2000回、筋トレ1000回などをした。はじめの方はすぐに疲れてベッドに向かったが、今ではこれに慣れて普通にできている。もっと呂増やした方がいいかな?
そして今、私のステータスはこんな感じだ。
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名前:アンナ
職業:魔法剣士
レベル:23
HP:3240
MP:4400
STR :640
VIT :120
AGI :600
DEX :370
INT :640
装備
装飾:なし
頭:なし
胴:木綿のシャツ
右腕:なし
左腕:なし
脚:木綿のズボン
靴:スニーカー
スキル
身体強化lv3、空歩lv2、探知lv3、豪腕lv1、鷹の目lv1、神速lv3、気配遮断lv1、消音lv1、偽装lv6、予知lv1、縮地lv1、念話lv2、魔力操作lv3、並列思考lv2、魔法吸収lv1
魔法スキル
火魔法lv3、水魔法lv2、土魔法lv1、木魔法lv1、雷魔法lv2、結界魔法lv1、時空魔法lv1、付与魔法lv1、生活魔法lv2、召喚魔法lv1、鑑定魔法lv1、影魔法lv1、線魔法lv1
パッシブスキル
剣術lv4、槍術lv1、鍛治lv1、斬撃lv2、自動HP回復lv2、言語理解lv-、魔力量増大lv2、獲得経験値3倍lv-、魔法威力増大lv1、魔力自動回復lv1
ユニークスキル
柔軟lv2、全魔法適正lv-、再生lv2
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結構上がっている。無属性魔法が多くなってきた。
シルヴィアとクロワはこんな感じだ。
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名前:シルヴィア・アポカリプス
種族:ハイエルフ
職業:魔法師
レベル:156
HP:19740
MP:22150
STR :4100
VIT :6580
AGI :9890
DEX :11450
INT :14300
スキル
投擲lv4、魔力操作lv5、気配遮断lv4、料理スキルlv2、技量lv2
魔法スキル
火魔法lv4、水流魔法lv2、森林魔法lv5、地魔法lv8、光魔法lv9、付与魔法lv8、生活魔法lv1、鑑定魔法lv1
パッシブスキル
弓術lv4、魔力量増lv5
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名前:クロワ
種族:エルダースライム
レベル:300
年齢:634
HP:3000
MP:3000
STR :300
VIT :80000
AGI :3600
DEX :10000
INT :240
主従:マスター【アンナ】
スキル
完全防御lv4、体積調整lv6、念話lv2
パッシブスキル
一定防御lv6、ガッツlv3
ユニークスキル
痛覚変換lv4
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クロワは変わっていないが、シルヴィアは私と同じ魔法を少し持っている。やっぱりまだ差は大きいな…。もっと頑張らないと。
そして今は晩御飯を食べている。
「シルヴィアの料理はほんと美味しいよ」
『美味しいよねモグモグ…』
シルヴィアの料理は本当に美味しい。私が日本にいた時、親がいない時が殆どなので、自分で作っていたから分かる。これは店で出しても普通に高い料金するやつだと思うもん。
そしてクロワよ。何故念話で食べてる音がするんだ?
「毎日言ってるから分かってるわよ。けど私、料理作るのなんて、ここに来てからよ」
「え!そうなの?」
「料理の仕方とかは見ていたから知っているけど、料理自体は初めてね。料理スキルも取れたし」
「私も料理スキル持とうかな…」
「どれだけスキル持つつもりよ、魔法スキルだけでもどれだけあるんだか」
「持てる分だけ持つよ。あっても邪魔にはならないと思うし」
「スキルレベル上げるのは大変よね…。ふぅ、ご馳走様でした」
2人には私の国の作法の、いただきますとご馳走様でしたを言うようになっている。初めに私がして、シルヴィアが真似てやっている。
ご飯を食べたらあとはベッドに向かうだけだが、
7日間の1日で、私が1番疲れたと思っているのは夜のベッドの上だ。
2日目から私はシルヴィアと一緒に寝ている。え?羨ましい?はっははは。これが女子の特権だ!やったぜ!そう思っていた時もありました。 別に一緒に寝ること自体は良いのだ。まず初めから教えていこう。
関係ない事だが、シルヴィアは良い匂いがする。私も同じ石鹸で洗っている筈なのに…なんでだろう?
問題は1つのベッドに2人横になってになって寝るのだが、そうだシルヴィアは私より少し身長が大きい、5cmぐらいだが。それより寝てから少し経つとシルヴィアが私を抱き枕にするのだ。そこまではいい、いいのか分からないが。それから手を回して抱きしめて私の足に足を絡ませてくる。STRはシルヴィアとの差があるため全く抜け出せない。当然だが私はこっちに来てから転職するまでは戦い以外で快感を覚えたことはない。それでシルヴィアの朝が私の足と足の間に入って丁度刺激されるのだ!それだけでもヤバいのに、更に私の猫の尻尾をさわさわしたり、握ったりしてくるのだ!寝れる筈がない。寝れるのは疲れて気を失って寝ている。
朝起きても大変で、シルヴィアが寝ている内にベッドのシーツや私のパンツを綺麗にしなければならない。それで私は無属性魔法で生活魔法を作り出した。「クリーン」を使うとすぐに綺麗になる。それに本当にあの魔法を覚えたのは早かった。あのシミを早く消したいと思って魔法を創造したらすぐだったからな。だが生活魔法がなかった初日は、恥ずかしいことにオネショしたということにしてある。シルヴィアは気づいてないらしく、バレないようにしなければ。
いや、バレないようにするより、今日こそ違うベッドで寝るぞ!
「シルヴィア、今日は1人ずつ違うベッドで寝ない?」
「え!私のことそんなに嫌いだったの?」
「そんなことないよ、好きだけど私がまたオネショしたら嫌でしょ?」
「最近はしてないないから大丈夫よ。一緒に寝たほうが、朝呼びに行く手間も省けるし」
「う、うんそうだね。一緒に寝ようか…」
やっぱりダメだ。嫌われたくも無いから、このまま寝ようか…。はぁー。
今からが本当の訓練だ。
そう思いながら寝室に2人で歩いて行った。
一応クロワは食堂にある籠の中がお気に入りの寝床だ。
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〜シルヴィア視点〜
ん〜ん、朝か、横にはまだスヤスヤと寝ているアンナがいる。ふふ、本当にアンナは可愛い。
アンナが昨日、別々に寝ようと行った時は焦ったわ。ワザとやってるのバレたのかと焦ったけど、杞憂だったみたい。
昨日も本当に可愛いかった。ずっと私を起こさないように、声を我慢してるのとか凄く可愛いいし、尻尾を触ると、アンナがビクビクってして声が漏れるのも可愛いし、耳がピクピクしてるのも可愛い。アンナは気づいてないけど、語尾が「にゃ〜」になっているのも可愛い。しかもアンナは抱き心地が良い。尻尾もサラサラしてて気持ちいいし、匂いもいい匂いがする。私も同じ石鹸の香りよね?全然違う匂いみたい。
そして1番可愛いのが、最後の時に、私の服の肩の部分を噛んで声を我慢して、耳をパタパタさせて、足をばたつかせて最高に可愛いの。アンナは私が横目で見てても、そっちに意識がいってて全く気づいてないから見放題出来ちゃう。
終わった後の気を失って寝ているアンナの顔も可愛いの。朝起きて焦って「クリーン」するのも可愛い。初めての時もオネショって言い訳きたのは驚いたけど。
もうこんな時間、あと30分後くらいにアンナが起きるかな。
「おやすみなさい、アンナ」チュッ
私の可愛くて、優しくて、かっこよくて、凄く強い『王子様』。
アンナの額にキスをしてもう一度ベッドに横になった。
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〜アンナ視点〜
昨日は疲れたなぁ。またシルヴィア、上手くなってる気がする。昨日だって何回………そんなことは置いといて、今私は転移陣の前にいる。
転移するから、この別荘内のにいりそうなものは全部アイテムボックスに入れた。流石アイテムボックスさん、そこに痺れる、憧れる!
「準備万端、こっちは行けるよ」
「こっちも行けるわ」
『私何も用意するもの無いんだけど』
「クロワは仕方ないでしょ。じゃあ、行きますか」
そう言い陣の上に乗る。体が浮遊感を感じたと同時にその場から消える。
この深淵のダンジョンの中から全ての生物は消えた。
この異空間にあるダンジョンに生物は居なくなってしまったのだ。
シルヴィアはSですね…。作者はSよりです。
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