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狂気が異世界で牙を剥く  作者: みかさづき
1章:狂いの始め
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おはようそしてさようなら

改行が少ないのは仕様。

ゴブリンを追い払うだけで、時間を結構浪費したので村で一晩中休んでから足跡を辿って追撃するという方針になった。


しかし、アルテシアに向かう途中で出会った3人組が見当たらないのが気になった。

抜け出して逃げる余裕を残しつつ、なんとなくゴブリンの撤退した方向に歩みを進めると裸の女性が走ってきた。


「あっ、あの時の!」

人の顔を覚えるのは苦手だしよく見えないけど声からしてコーネリアだろう。

「2人を助けて!」

そう言うコーネリアもどうやら股間から液体を垂らしてるようで…


ゴブリン達に捕まって強姦(レイプ)でもされたか。

血が沸き立つのを感じた。服を一枚脱いで着せる。

コーネリアの体躯はわりと小柄なので服だけで下腹部まで収まったようだ。

村に冒険者が集まってることを教えると、そのまま歩みを進める。

静止は無視して。



条件(トリガー)は満たした。

今回は"怒り"と"悲しみ"。

おはよう俺の狂気。


聞いた方向に歩みを進める。

追走してきたゴブリンライダーを拳鍔でワンパンで沈める。

そのゴブリンの武器を拾い、それで次のゴブリンライダーを叩き潰す。

そんな感じでどんどん歩みを進めると洞窟が見えてくる。見張りも容赦なく叩き潰す。狼族も容赦なく叩き潰す、1回噛み付かれたが防具の上。痛みを感情が上回ってて痛みの影響など感じないが。

ただ、歩みを進め、ただ、ゴブリン達を叩き潰す。

死角っぽいところも徹底的に潰して回る。ただ、ただ、潰してまわる。

と、女性が拘束されてる部屋に行き着いた、そこにはニルファとセーレ以外に何十人も囚われていた。町のひとつでも潰したか。

ゴブリン達を潰してる間、「ひっ!」という声も聞こえたがどうでもいい。

潰し終えると一旦息を吐き、鍵を投げてからその部屋を出て移動をする。

狂気の赴くままにゴブリン達を蹂躙する。魔法も2回ぐらい当てられている。気力だけで動く様は亡霊に近い。


ふと、足が止められた。

拘束系の魔術か、 杖も立派だしハイゴブリンウィザードといったところか。

そこにゴブリン達が襲いかかってくる。

拘束もお構い無し攻撃されるのもお構い無しに叩き潰した。2発ほどもらったが。

毒も盛られただろうが止まらない。拘束が解ける。魔法が飛んでくるが、かわして潰した。

狂気の怖さは死ぬか意識を失うまで止まらないことにある。体が悲鳴を上げるがそれも無視。

そして、とうとう最後の大広間にたどり着く。

王冠っぽいものを被ってるさまは(キング)、ゴブリン(キング)といったとこか。だが、死ね。

「怒り、哀しみ、嫉妬、そして狂え、狂気乱舞。」

憧れは嫉妬となり、怒りは執念となり、各々が思い思ってた対象に攻撃という名の同士討ちが始まる。

ゴブリン王も例外なくかかり、襲い来る味方を倒しながらこちらへ向かってくる。

そして相対したところで、他のゴブリンから奪った毒付きナイフを付き立てた。


その後、最後の一匹が息絶えるまで暴走は終わることはなかった。


気配がないことを感じると気持ちが切れて、糸が切れたように倒れる。

場所が数を生かせない洞窟であったこと、そして召喚されて能力(スキル)が付与されてたからこそ、ここまで暴れることが出来たのだろうと思いつつ、意識を手放すことにした。

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