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狂気が異世界で牙を剥く  作者: みかさづき
1章:狂いの始め
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凶報

翌朝、目が覚める。

とりあえず水を用意し、前日に購入しておいた剃刀(カミソリ)で顔を整える。


その後、宿の入り口の食堂で食事を取る。

夜はお酒の提供(有料)もあるし宿場としては結構上等。

ギルドが冒険者の管理をしやすくするために直営していて、ゆえに冒険者は割引料金で使用できる。

とはいえ、無料ではないのでどうしても稼ぎに行く必要が出るわけだが。


冒険者じゃなくても利用自体は可能であるが、上等な分一般的な宿より高く付くので、一般の利用者は大体裕福な層であることが多い。

食事も追加料金を払えば部屋に運んでもらうことも可能である。

このサービスは冒険者も利用可能である。


支度も食事も済み、そろそろ依頼をやるかということでギルドへと向かった。


ギルドに入るとなにやら様子がおかしい。

そこいらにいた冒険者に聞いてみると、エターニャの森でゴブリンの軍団が現在エターニャ村を襲っているところらしい。

元冒険者が主な住人なのですぐに陥落することはないが、どうも劣勢で救援を求めに来たという。


ちなみに、エターニャの森はモンスターランクC級とされておりそこまで強いモンスターはいない、初級冒険者に人気の狩り場である。


ニードルラビットは単体でD+級(集団で最大C級レベル)、一番強いモンスターは(ウルフ)族で単体でC級以上(集団だとボスもいるのでB+級レベル)である。


しかし、狼族の活動は基本夜なので、明るいうちに行動をするならニードルラビットが一番気をつけるべき存在である。

下位には猪(D級)やらもいて、狼族の食料には困らない環境がそこにはある。


ではゴブリンはというと本来はD級でニードルラビットより弱い、ましてや狼族には本来は歯も立たないレベルである。

しかし、ボブゴブリンになるとC級となり狼族と同等である。

しかし、狼族のボスはB級モンスター以上であるため、ボブゴブリンといえど勝てる相手ではない。


問題はゴブリンライダーがいることから、その狼族を従えるだけの強さを持っているゴブリンの軍勢ということ。


討伐隊は原則として等級の高いメンバーを中心として組む。

しかし、ギルドのB等級以上がギルドマスターを除いて現在2人しかいないという問題が発生しているらしい。


A等級はギルドマスターを除いて3人いるが、3人共に、依頼で出てるとのこと。

B等級はA等級が2人いるグループに5人属しており一緒に遠征に出ているとのこと。(内訳:A,A-,B+,B+,B+,B,B)

A等級の一人はソロ専門らしい。(A)

B等級には他に毛皮コレクターと呼ばれる女3人グループがいるとのこと。(B+,B-,B-)

多分来る途中で出会った人達だろう。

ふと、嫌な予感がした。


残ってるB等級以上はギルドマスター(A+)と、あとはBとB-で共にC級とグループを組んでる2人がいるだけ。

今は、B等級以上の人数が足りないのでC等級から希望者を募っているところだったりする。

ちなみに、戦力不足のためD++級の自分は参加してくれということだった。


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