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傷口に果汁を

作者: わたし

流した血があまりにも少なくて、私は死ぬことができなかった。私が生きていることは偶然なのか必然なのか。過去にも未来にも苦しみしか見い出せないでいる私は何故、どうして生きているんだろう。



全部、全部、あなたの所為です。

あなたが私を理解してくれないから。

私が理解出来ないくらいにあなたという存在が複雑過ぎるから。



綺麗に切れないものですね。刃物って。想像していたよりも刃先が肉を切れないでいたので痺れを切らして力任せに刃全体を動かしてみる。


血管とは上手く狙って切るのは難しいものですね。他の気管支を切ってしまいそうです。それでも構いませんが。




甘酸っぱいものを欲している。檸檬とは違い、適度な酸味と甘味のある蜜柑のような。


それは別に。

こんな鉄のような味はしない。

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