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事後感がすげぇ

うん、ショタと覇王様で賞をいただいて浮かれて投稿忘れてました。

もうちょいそのまま再投稿は出きるかな?


眞子視点


 期待していなかったとは言えない。

 所詮私は腐の側の住人、四親等ぐらい以外の人は資料にしてしまう業の深い罪人です。


「眞子ちゃんや心の声が表に出ていますぜ」


 おっといけないいけない。


「なんでこんな朝早くから待ち伏せしなきゃならんの?」

「それは少しでも湊ちゃんに会いたいからです。あと今の時間は普通ぐらいの登校時間だからね。たまには遅刻ギリギリか途中で起こしてもらうの前提でベンチで寝るのは止めた方がいいよ」



 私の横には頭部が青くなった友人君がいる。

 いがぐり頭は一昨日触らせてもらったけど感触が独特で大変気持ち良かった。


 今の私達は登校時に大体合流するところより湊ちゃん達の家に近い公園の前にあるベンチに座っている。

 まあ友人君は寝転がっていますが、私の方に頭を向けないで寝ているのはそれなりに気を使っているのでしょう。


「いろいろとあるのよ俺にも。てか眞子ちゃん湊ちゃんに会いたいのもあるけどあの二人がどうなっているのか気になっているだけだろう?」


 ギクリと内心に刺さる言葉を言われた。

 まあわかりますよね、その為に一つ早い電車で来ましたから。


「友人君は気にならないんです?」


 質問には質問返しだ。


「ならないと言えば嘘になるが、何が楽しくて幼稚園からの付き合いの周平と小学生からの付き合いの湊ちゃんの初体験を知らなきゃならんの。この前帰って来た姉貴の惚気を聞かされるのよりも死ぬよ俺」


 んーそれはきついかもしれません。でも私が待ち伏せるの付き合ってほしいとSNSを送ったら来てくれたのは気になるからではないでしょうか。


「言っとくけど気になるから来たわけじゃないから。変な奴がいるかもしれないから護衛だ護衛」


 手をこちらに向けてひらひらと振る友人君。そういうことにしてあげましょう。


「てか眞子ちゃんは湊ちゃんに連絡取ってないの?さすがに今日の朝なら連絡つくでしょ」

「私もそう思って送ってみたんですが既読もついていません・・・」


 うわぁと友人君が引いてます。

 ええ私も今現在引いている最中です。


 何となくですが二人がそういう関係になるかなとは思っていた。リレーが終わったぐらいからチラチラと周平君を見る湊ちゃんを見かけたけど、いつもより乙女の顔をしていたから一歩踏み出すかなと感じてはいた。


 だけど登校日の朝まで連絡がつかないのはちょっと・・・。一昨日の夜からおかげで創作意欲がはかどりそのまま徹夜で昨晩はさすがに体育祭で動いたぶんも重なって寝落ちしましたが。


「湊ちゃんは女にしては体力はあるほうだが周平の体力は小学生並みだから、さすがに今日までは・・・いかん、憤死する」

「途中まで冷静に分析していて思い出したかのように憤死しようとしないで、私も巻き込んでいるから」


 やめてー腐の側の住人だからそういうシチュエーションは好きだけど親友の生々しいのを想像するのは・・・一緒にお風呂に入った時のスタイルで・・・周平君は体育祭の体操服姿から想像で・・・はっ!いけないっ、私ってここまで腐の奥に沈んでいたかな。


「・・・来たよ。すっげー元気そうな足音と、すっげー疲れ切った足音が二つこっちに歩いてきている」


 耳をピクピクさせた友人君が私より先の方を指差す。その方向は湊ちゃん達の家がある方だ。私には何も聞こえないけど友人君には聞こえたみたい。あの秋夜姉さんの弟だけはあるのかな。


 友人君が指差す方向を見ると。


「うわぁ・・・」


 そこには予想より凄い光景があった。


「なに?俺見ない方がいい?このまま逃亡?」


 私の引いた声に今だ寝転がっている友人君が不安げに聞いてくる。逃げた方がいいと思うけど、すでに私はロックオンされている、なので道連れがほしいので返事はしない。



 引く原因ととなった二人が近づいてくる。


「おはよう眞子ちゃんっ!」

「お、おはよう・・・」


 やたら元気な湊ちゃんが挨拶してきて、私は少し戸惑いながら返事をする。たぶん私の顔は引きつっていると思う。


「・・・」

「ん?なになに、おはようだって周平が」


 もう一人、周平君には返事も出来なかった。というより声が小さすぎて隣の湊ちゃんが聞いて伝えている。


「時期的に天候は良くないはずだけど今日は良い天気だねっ」

「・・・」

「え、太陽が黄色く見えるだって?それは普通じゃないかな」


 ああ、私は待伏せしようと考えた昔の自分を恨みます。

 目の前で私達頑張りました感を出す二人に砂糖を吐き出すどころじゃないです。角砂糖が喉に詰まっています。


 まず湊ちゃんですが、この世の全ての幸せが自分に集まっている言いたくなるほど陽の気に満ち溢れています。

 髪は艶々として、お肌は光っていると思うぐらいにハリがあります。ええ隣の人から生気を全て吸い取った感じです。

 あと時期的に着ないハイネックを制服の下に着ています。もの凄くその首に何があるのか気になってしょうがないです。


 そしてその湊ちゃんの元気の源と言っていいのだろうか、隣にいる周平君は・・・煤けていた。

 髪はパサパサ、肌はカサカサ、目の下にはクマが出来ていて、肩はこれでもかっていうぐらい落ちているし背中も丸まっている。

 口には栄養補助食品のゼリーをチュルチュルと力なく吸っていた。

 完全な腐・・・ではなく負の気で澱んでいます。


 もう完全に事後。下手するとついさっきまで行為に及んでいた可能性が大に思える。


「もーさっきまでの元気はどうしたの周平」

「・・・」

「どうしてお前は元気なんだって?そりゃあ可愛がってもらったからだよ。ふふっ」


 可能性大が確定に変更された。

 そして喉に詰まっていた角砂糖がドロドロの水飴に変わりました。


「ねえ眞子ちゃん、今目をつぶって耳を塞いでいるんだけど、このまま夕方までここで寝てたほうがいい状況?寝てたほうがいいなら一回、起きても大丈夫なら二回たたいて」


 隣のいがぐり頭が目をつむり指を耳に突っ込んでいます。

 うん余程見聞きしたくないんですね。

 ええわかりますよ。今の私が凄く後悔していますから、なので一緒に水飴を喉に詰まらせましょうね。


 私は友人君のこちらに向けているお尻を二回引っぱたきました。


 その後は周平君は生徒が多くなってくる場所に来たぐらいでそれなりに回復した。そのままだと確実に周囲にバレるからたぶん意地だと思う。湊ちゃんのお荷物になりたくないのと、六組の鬼畜クラスメイトに知られたくないの二つが原動力だろう、


 湊ちゃんはテンションが高く。人が少ないときは私に自分がどれだけ幸福かを滔々と教えてくれて、人が多くなると爽やかに挨拶してくる人たちに挨拶を返していた。みんな体育祭で優勝したから機嫌が良いのだろうと錯覚しているよう。その演技力が凄すぎて怖い。


 友人君?

 余程見聞きするのが嫌みたいで即席の耳栓を作って耳を塞ぎ、目も開けませんでした。せめて学校までは知りたくないと喚いたので湊ちゃん達は放置していこうといいましたが、私が呼んで来てくれたので罪悪感もあって手を引くことに。


 生徒達の前で坊主頭で目をつぶり耳栓している男子の手を引く女子生徒。ええ湊ちゃん達の事後感がバレなかった一番の理由は私達のおかげでしょう。恥と友情で友情を取りました。偉いでしょう私。


 私と友人君の噂が立つかなと思ったけど、『ああ、あの変人閑名に付き合わされて可哀そうに』と同情の声がたくさん寄せられた。

 微妙に複雑な気持ちだけが私に残る結果となる。


 一つ言いたい。


 解せぬ。


湊「眞子ちゃん眞子ちゃん」

眞子「なにかな?」

湊「私の初めてを文章に起こしたんだけど挿し絵を書いてくれないかな?」

眞子「憤死させたいのかな?」


このあと眞子は読まされて渋々絵を描きます。そして腐の技術がレベルアップします( ̄▽ ̄;)


もう一つの作品のせいで、ちょっと修正しつつ投稿が難しくなりました。

なので続きを読みたい方はノクタ版かカクヨム版をお願いします。

ノクタ版

https://novel18.syosetu.com/n1277hy/


カクヨム版

https://kakuyomu.jp/works/16817139556484842815


ぶっちゃけこれ以降が面白いかなと、雨乞い2.14や具視が爪痕を爪ごと残して、更におかしくなっていますヾ(o´∀`o)ノ


ノクタ版は周平と湊のエチエチがあるのでお勧めです。見たくない方はカクヨム版を。

現状が落ち着いたら修正していきたいと思います。200話超えているからきついなー(´Д`)


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