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【結1】ある男子の初恋は具視(友人)と眞子に消される

長くなりました(-_-;)

おそらく誰も覚えていないキャラです。つぎはぎで書いてしまったので話が繋がっているか少し自信がありませんm(__)m




 ある男子視点


 俺の初恋は衝撃的だった。

 高校の入学式、定番のつまらない校長たちのつまらない話を聞かされて飽き飽きしていた時に彼女は現れる。


 穂高湊、俺達新入生として壇上に立つ彼女は輝いていた。

 スラリと伸びた手足、モデルのようなスタイル、ショートにした綺麗な黒髪に小さな顔に完璧というぐらいに整った顔立ち。

 その美しい美貌を溢れ出る自信によってさらに綺麗に見せていた。


 その美しい声と動きは俺だけじゃなく体育館にいる全員を虜にする。新入生代表の挨拶が終わるころにはもう少し聞いていたいと思っていたくらいだ。


 そうしたら彼女は司会の終了の合図を止めて同級生の俺達に応援の言葉を掛けたいと言い始めた。

 止められる思ったが校長が許可を出し続行された。


 そこからは彼女の独壇場、新入生代表の挨拶ではない彼女の紡ぐ言葉に全員の視線は釘付けになる。


「家の事だけは別として、努力した結果が今の私です。ではどうして努力したのでしょう?はいそこの君、答えて」


 彼女が指差したその先、それは俺だった。


「え、俺!?」


 演壇に一番近いところいた俺が指名される。彼女の目が俺を期待するように見つめてくる。

 それなりに成績も良く足の速かった俺は女子に人気はあったが彼女のような美人にじっと見つめられるのは初めてだ。


「えーと努力する才能があったとか?」


 混乱する頭が出したのはなんの捻りも無い言葉。自分の語彙のなさに恥ずかしさを感じる。


「努力する才能か。最近になってよく聞くけど私の考えは違うかな。努力に才能という言葉はない、才能のために頑張る行為が努力だと思っている。手段が努力で目的が才能、手段が才能というのは結構おかしなことだよね。ああ、これは言われるまで考えなかった。国語担当の先生はいますか!その内に間違って使用している日本語のことでお話ししましょう」


 急に話を振られた年配の国語教師らしき人はわたしぃ!?な感じで自分を指差し首が落ちそうな勢いで頷いていた。


「ありがとう、君が良い答えを言ってくれたから先生と話し合うきっかけが作れたよ」


 なのに彼女は俺に笑顔を見せて感謝してくれた。

 このとき初めて俺は穂高湊に恋をしたんだと思う。

 なのに


「訳せばやる気や意欲、動機ですね。それなら新入生代表になる努力のやる気とはいったい何だと思いますか?」


 彼女の為の舞台はまだ続いた。

 そして俺の初恋は最速で彼女によって潰される。


「それは愛する彼氏の存在です」


 彼女には彼氏がいたのだ。


 その後クラスで何かあったようだがあまり覚えていない。ただ穂高さんが同じクラスということを知って喜びと悲しさ襲ったが。


 彼女はあっという間に俺達の一組をまとめ上げた。そのカリスマにみんな引き込まれる。だけど俺は違う、いまだに彼女に恋をしていた。


 彼氏がいる時点で諦めるべきだとわかってはいる。

 毎日見させられる彼女がべた惚れなのを見たら手を引くのが当たり前だ。

 だけど彼女の彼氏が気にくわなかった。


 時東周平。

 それが穂高さんの彼氏だ。いつも問題児とつるんで馬鹿な事をしているろくでもない奴。彼女が傍にいるのが当然と思っている顔が気にくわない。

 俺の方がいい男のはずだ。成績が上位で集められた一組に在籍しているし、運動神経も良くて陸上部では次代のエースだと監督にも褒めらている。

 それに対して時東の奴は平均ぐらいの成績だし、運動なんて全くダメだった。特に走りなんて小学生にも負けるんじゃないかと思うぐらい遅かった。


 なのに彼女に見合うようになる努力をしていない。そんな男が彼女に見合うはずがないんだ。努力して才能がある男こそが彼女の横にいるべきなんだ。


 ・・・なら俺は?努力はしている。走る才能もある。穂高湊の横にいるのに一番適任じゃないか。

 そうだっ!俺しかいないっ!


「さすが陸上部、○○君期待しているよ」


 ほら体育祭の練習中にも湊は俺に声を掛けてきてくれる。きっと彼女も俺から告白してくれるのを待っているんだ。

 ならみんなが祝福してくれるような大舞台で告白しよう。


 そう思って体育祭の一番最初にある100メートル走の第一走者になった。少し強引に無理を通して湊を困らせたけれど一位になってドラマチックに告白するためだから我慢してくれよ。


 そしてトップでゴールしたのに誰も俺を見ていなかった。

 六組の連中が変な恰好をして場を混乱の渦にしたからだ。笑いの中で告白なんかできない、俺の一世一代の決意を邪魔された怒りでふざけた連中を殴ろうと動こうとしたが同じクラスの友達が止めてくれる。友達には告白することは教えてある、誰にするかまでは言っていなかったが。

 おかげでみっともないところを湊に見せずにすむ。だがムカムカした怒りは胸の中に残った。


 まだ告白の場面はまだあった。学年で一番足の速い俺は学年別対抗リレーのアンカーにもなっている、そして俺にバトンを渡すのは第三走者の湊だ。ただ、俺の相手があの変な髪の奴だった。体格がいいので足が速いのかもしれないが、俺達二人には勝てないはずだ。

 トップでゴールして勝利を祝いにやって来る湊に告白しようそう考えていたら。


『そこの上半身タトゥー状態の具視、さすがにやり過ぎです。リレーの出場停止にします。一年六組は交代の生徒をただちに決めるように』


 は、ははははっ!

 あの馬鹿な奴らに天罰が下ったよっ。

 しかも代わりに出場するのはあのクズの時東っ!自分の恋人が馬鹿な髪型の連中のせいで酷い目にあっているのに何もしないっ。本当にどうしようもないやつだ。

 湊は一人でクラスどころか上級生まで士気を上げる。やはり彼女の横には俺がいるべきなんだ。


 学年別対抗リレーで集合場所に時東が来ても湊は一瞬だけ見て俺の方に顔を向ける。そうだよ必要な時に傍に居てくれない奴なんて見捨てるよな。


「〇〇君聞いてる?」

「あ、ああごめん聞き逃した」


 眉根を寄せる湊。その顔も可愛い。


「はあ、もう一度言うけど一組全体では優勝は確定しているの。そして他のクラスを見ても私達がこのリレーで勝つのは確実。けれど私達が手を抜かないで一位を取っていくよ」

「ああ」


 わかっているさ、勝って告白して俺達は付き合うんだから。でも少しぐらい身分違いの場所にいた愚か者を挑発してもいいよな。


「お前最低な奴だな」

「はい?」


 自分のクラスの馬鹿な応援にヘラヘラしている時東に声を掛けてやる。


「穂高さんはあんなに頑張っているのにお前はクラスの連中と馬鹿騒ぎして彼女に迷惑を掛けるだけかよ」


 何を言われているのかわからない顔をしている。すでに彼女にも見捨てられているとも知らずに本当に馬鹿な奴。


「お前なんかに穂高さんは任せられないこのレースでどっちが彼女と付き合うか勝負だっ!」

「・・・」


 何も言えない時東。

 ここまで言われて何も反応しないなんてなんて情けないやつなんだ。

 まあいい、俺の勝ちは決まっている。


 パアァンとスタートの音が鳴り第一走者が走り出す。

 俺達一組は喜多園さん、女子の中でも早いと聞いていたがトップに躍り出ていた。そのくらいはしてもらわないと一組の生徒として困る。

 二番手のクラスメイトの男子は・・・ちっ、差が縮まっているじゃないか早く湊に渡せよっ。


 そして湊に渡ると凄かった。美しいフォームで目に見えて二位との差を広げていく。その姿に見惚れる。


「〇〇君っ!」


 名前を呼ばれてハッとすると湊がすぐ傍にまでにいた。少し不格好だがバトンを受け取る。湊は時東を見ずにグラウンド内に入っていった。


 真面目そうな顔で時東は自分のクラスの選手を待っている。馬鹿だなあ学年一位の俺にこれだけの差がついて追いつけるわけがないだろう?だいたいお前のクラスは今は三位だ。


 悠々と走る。俺が走った後はどよめきが起きた。ふふふ、俺の本気はもう少し上だなんだよこのくらいで驚かないでくれるか。


 そして当然俺は一位を取った。クラスメイトの男子が寄って来るが無視して湊がいるグラウンドの反対側に行こうとする、その前に負け犬の顔を見ようとして。


「「「「「「イエェェッイッ!一位おめでとうおおぉぉうっ!」」」」」」

「なっ!?」


 応援席から変な頭の連中がくねくねした走りで俺に向ってきた。


「私達今まで敵同士だったけど素晴らしいレースに感動してあなたの応援席までパレードするわぁ」

「そうよぉん、これは校長に許可取っているから強制よん」


 前列二人、後列に三人、そして俺を拘束するリレーを出場停止になった男だ肩を組まれた時点で俺は大声を上げれなくなった。もう一人男の反対に胸が大きい女子が立つ。


「皆さま今日の一年のトリを飾ってくれた一年の〇〇君ですっ!このまま一周しますので具視ヘアーと一緒に拍手をくださいますでしょうかっ!」


 前列の一人がマイクを持って歩き始める。ベラベラ喋って俺を称えているようにしている。


「ゆっくり歩けよ。これからの言葉次第でお前の高校生活どころか人生が決まるからな」

「友人君、口がパクパクしてて話せないんじゃないでしょうか?」

「おっと弱すぎだなお前。周平なら平気で喋るぞ」

「かはっ・・・どうしてこんなことをした?お前らのせいでまた」


 力を緩められて最初に出た言葉は恨みごとだ。


「おいおい俺はわざわざ自殺志願者を助けにきてやったんだぞ」

「え、そうなんですか?」

「ごめん眞子ちゃん話を折らないで、聞いてていいから」


 情けない顔で女子に抑えてと手で合図する変な頭。


「なにが自殺志願者なんだよ俺は・・・」

「穂高湊に告白するつもりだったんだろ」

「!?」


 何でこいつが知っているっ!


「走る前にお前が周平、時東に話しているのが聞こえてな。介入させてもらった」

「っ!あいつの差し金かっ、なんて最低な奴なんだっ」


 俺と湊が付き合うのを阻止するなんてクズのすることだろう。


「いや別に周平も俺も告白するならどうぞご勝手だけど」

「え?」

「お前、周平になんて言ったっけ?、たしか」

『お前最低な奴だな』

『穂高さんはあんなに頑張っているのにお前はクラスの連中とバカ騒ぎして彼女に迷惑を掛けるだけかよ』

『お前なんかに穂高さんは任せられないこのレースでどっちが彼女と付き合うか勝負だっ!』

「だっだっけ」


 それは言った。


「うげぇマジかよ。一組で誰か教えなかったのか?」

「あ、こいつ入学式のときに穂高さんに当てられた奴だよ」

「ああ~そのときに惚れたんだな。可哀そうに」

「「「マジで俺達が攫わなかったら死んでるじゃんコイツ」」」


 後ろの三人が口々に喋る。何をいっているのかわからないがあきれられているのがわかったので、全てをおじゃんにされた俺はカッとなって殴ろうと力を入れて振りほどこうとするが。


「まあまあ落ち着けよ」


 がっちり掴まれた肩はピクリともしなかった。


「まずなんで最低な奴だなと言ったんだ」


 変な髪型なのにこちらを覗く顔は笑ってはいるが目はゴミを見つめるくらいに嫌そうにしている。


「あいつは湊にイッ!?」

「お前は二度と湊と呼ぶなよ。今度言ったら肩を潰す」

「あ、ああ」


 肩に激痛が走る。本当に壊されるかもしれないので大人しくする。


「湊ちゃんは下で呼ぶ人を選んでいますけど呼んでいいと言われました?」

「・・・」


 言われたことはない。でもこれから付き合うんだそれくらいいだろうと思っていた。


「まあいいや周平のどこが最低な奴だって?」

「・・・あいつは穂高さんには釣り合わない。なんでも出来る優秀な彼女に大した成績でもなくスポーツも並み以下、いやもっと低い。そんな奴が彼女の横にいるなんておかしいんだ。俺みたいに成績は上位でスポーツも陸上部で次期エースと呼ばれる俺でないと」


 言っているうちに自分の正しさを思い出してきた。こいつらでも理解できるだろう。優秀な人物は優秀な人物とくっつくのが常識なんだ。


「うわぁ、私久しぶりに昔いた自分が全て正しいと言っていた人を思い出しました」

「だから応援席にいたほうがいいって言ったのに。なるほどお前は成績が良くて次期エースだから湊ちゃんと付き合うのが当たり前と言いたいんだな」

「そうだっ」

「なら俺が陸上部に入ってお前の記録を全部塗り替えてやるよ。そんですぐに辞めてやる。その後、誰がお前を次期エースと言ってくれるかな」


 口がパクパクしてしまう。そんなこと出来るはずがないと言えなかった肩を組まれているだけで身動きできなくされ、触れている部分からだけでもわかる俺より走れる筋肉をこの変な頭が有していることを。


「あ、それじゃ私が成績で上にいきます。この前の順位はいくつですか?」


 次に聞いてきたのは胸が大きい女子。


「16位だ」

「あ、ごめんなさい私6位です・・・」

「凄いわウチの坪川様たった一言で男のプライドを粉砕よ」

「やだぁ~一組で自信満々で言っていたのに大差付けられているじゃない」

「憐れ過ぎて私泣きそう」

「後ろの三人、絶対に友人君達の中学の時の同級生ですよね・・・」

「こらこら具視達よ少しマジな話だからボケは控えてな」

「「「はぁ~い」」」


 後ろの変なのが周囲に投げキッスし始めた。阿鼻叫喚が聞こえるがさっきよりはましだ。


「・・・俺はどちらでも上位だ」

「なら常に湊ちゃんはトップにいるぞ。お前も下なんだよ」

「それでも時東より俺の方がふさわしいじゃないか」


 それは譲らない。なのに


「・・・あのあなたは湊ちゃんと本当に付きたいんですか?」

「当然だろう」


 巨乳の女子に聞かれてすぐに返答する。何を当り前な事を。


「じゃあ、この先ずっと超えられない壁を傍で見続けることが出来るんですね。凄いですよ周平君以外にいるとは思いもしませんでした」

「は?」


 何を言っているんだ?


「だってあの湊ちゃんの横にいるってことは全国でも上位に入る成績をずっと見させつけられて、運動は」

「真面目に取り組めば陸上なら高校なら全国にいくんじゃねえの」

「だそうです。私は親友なのでそこら辺は気にしなくていいですけど彼氏なら嫉妬するんじゃないですか?自分より優秀な彼女なんて」

「あ・・・」


 考えていなかった。自分より優秀な彼女?絶対に嫉妬する。


「ああっ、努力してさらに上にいくんですね。凄いです頑張ってくださいね」

「うわー俺二度と眞子ちゃん敵に回さないようにしよ」

「なら常時白目睡眠を止めて下さい」


 二人が何か言っているが聞こえない。あの天才に届く努力?そんなのできるわけがない。自分の正当性が崩れていく感覚がする。


「えーと次は穂高さんはあんなに頑張っているのにお前はクラスの連中とバカ騒ぎして彼女に迷惑を掛けるだけかよか、こいつ馬鹿じゃねえの?俺達体育祭で競争しているんだぜ」

「湊ちゃんが苦情を言ってくるか、他のクラスから言われたらキッチンバサミで切りましたけど」

「「「「「「イヤーッ!具視ヘアーは最後までしていたいのっ」」」」」」


 一斉に頭がおかしい連中が頭を隠す。


「お前さ何考えて体育祭してたの?湊ちゃんが迷惑して困っているなら一組の連中でサポートしなかったの?喜多園さんだったけ、あの子を誰かが代わって介抱するだけでも湊ちゃんは自由に動けたはずだぞ」


 あ、俺達一組は嘆いてこいつらへの恨みを吐くことしかしていない・・・。俺なんて自分のことだけで穂高さんを助けようなんて一ミリも考えなかった。


「あーまあ、ここまでなら俺もこんなことしなかったんだがな。最後が悪かった。周平の逆鱗に触れる寸前のとこまでいったんだぞお前」

「???」


 意味がわからない。あんな大したことが無い奴がどうしたというのだ。


「ごめんなさい。私わかりません」

「眞子ちゃんはまだ知らないか。いいか二人共ゆっくり首を動かして視界の端に入れるぐらいでゴール近くにいる周平を見てみろ。少しはわかるから」


 言われた通りにゆっくり首を動かしてゴールの方を見た。そして後悔する。


 ゴール付近に取るに足らないはずの時東が立っていた。

 こちらを見る顔は無表情、なのにその目には完全な殺意が込められていた。殺すとか冗談で言うことはあるが、あの目は確実に殺すというのがわかるくらいに物語っていた。


「なな、なんですかあれっ!周平君なんですかっ!?」


 隣でカチカチ歯を鳴らして寒くない気温なのに巨乳の少女は腕を擦る。


「あれが逆鱗に触れられる一歩手前の周平。触れたら最後、眞子ちゃんはわかるよな。俺だけじゃ無理、閑名家、時東家、あと穂高家も出てこないと止まらない。湊ちゃんが関わってきたらさらに悪化する」


 はあとため息を吐く変な頭。


「お前なんかに穂高さんは任せられないこのレースでどっちが彼女と付き合うか勝負だっ!と言ったよな、勝ったイコール付き合えるような言い方を」


 確かに言った。でも告白をするという意味で。


「なんで勝った奴が付き合えるんだよ。告白とか言うなよ、あの場面で言った言葉だお前の本心だろう。勝ったら湊ちゃん付き合うのは確定と考えていたんだろう」


 そうだあの時の俺はそれが当然だと思っていた。断られるなんて微塵も考えていなかった。


「ただの告白なら周平は放置する。手を出そうと悪さするなら潰す。そして湊ちゃんの意思を無視してトロフィーのように扱ったり、自分の物だと主張した場合は」

「場合は・・・?」


 巨乳の女子が聞く。


「湊ちゃんの前から消える。比喩でもなんでもない。転校した奴、学校に来なくなった奴、行方知れずになった奴。しかも全部周平が何かやった痕跡がない」


 ジロリと変な頭が俺を見る。


「忠告はしてやった。少しはのぼせ上った頭も冷えただろう。普通に告白してもいい、しなくてもいい、そして付き合うのが当然と思って言い寄ってもいい。お前が選べ。ただし付き合うのが当然と思って湊ちゃんの意志を無視して言い寄るなら助けてやらん。消されろ」


 そう言って女子を連れて俺から離れる。


「あと教えてやる。お前がバトンを受け取ったとき六組は三位だったがゴールした時は二位だ。お前の後ろに結構迫っていたんだよ。その意味がわからない陸上部次期エースじゃないよな」


 ははは、なんだよ俺走りで負けてたのかよ・・・。


「さあ勝者の一組の皆さまっ!今日の一組のMVPを連れてきましたよ!拍手で迎えて下さい。残念ながら俺達は二年生、三年生の一位の方をお祝いをしなければならないのでこれで失礼しますよ」


 前方の変な二人が横にどけると一組の皆が笑顔で迎えてくれる。ごめんみんな、俺は自分の事だけしか考えていなかったんだ。みんなに笑顔を向けられるような奴じゃないんだ。


 そう思っているとクラスメイトが横に分かれて奥から穂高さんが現れた。


 ああ今ならわかる。


 彼女の横にいるなんて狂っていなければできない。彼女は体育祭でクラスが勝つために彼氏と馴れ合いをしなかっただけだ。その彼氏もそう。


 そして俺は変な頭に教えられた三つの内一つを選んだ。


「勝ってきたよ穂高さん」


 俺が選んだのは何もしないだ。たぶん俺がしたことはバレている。

 顔は笑っているが彼女の目は俺を値踏みしていた。クラスに貢献したが言うことを聞かない奴をどうしようか、彼氏に何かしたこいつをどうしようかと。


「ありがとうっ!みんな〇〇君のおかげだよっ」


 そして彼女はリーダーを演じきった。


 俺はクラスメイトに滅茶苦茶にされながらホッとする。

 選択肢次第で俺はどうなるかわからなった。


 あの狂ったような衝動は起きない。たぶん自分が彼女に釣り合わないと自覚したからだ。でもせめて初恋はゆっくりと溶けて無くなっていってほしい。

 入学式のときに当てられて彼女に笑顔を向けられたのはいい思い出にしたいんだ。


誰も覚えていないキャラ○○君でした。

最初に書いたときから勘違いしていくキャラとして書くために書いてたのがようやく出せた・・・(;´д`)


こういう人たまにいるんですよね。○○君は具視ヘアーと眞子にまともに矯正されましたが。途中で心中での湊の呼び方が変化していくのが気持ち悪いと思いませんか?あ~肩がこる話でした。(;・ω・)


周平は湊が告白されるのは仕方がないと考えてます。美人ですから。

ただし湊を自分の物とか考えている勘違い野郎や、良い女だから付き合ってみるかとか、湊の意志をないがしろにした告白、物扱いした考えで近寄ってきた場合激怒します。

う~ん上手く書けません(;・ω・)

筆者は女性を人でなく物扱いする人が大嫌いなんですよ。男はどうでもいいんですが。


鳩山教頭達との差は犯罪を犯すかどうかです。こちらは直で閑名家行きで( ´∀`)


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面白い感想をくださいっ!

周平達がご感想で後書きみたいに喋ります。

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新ありがとうございます。 この段階ではネームドですらなく、悪役でしかなかった彼がまさかまさか喜多園さんのイジリ要員になるとは(笑)。 ここでの友人の凄み方がカッコよかったし、眞子ちゃん…
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