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【承3】具視ヘアー軍団の毒

書いちゃった書けてしまった・・・(;・∀・)

ラブコメ何処に行ったんだろう?(;・ω・)


あ、一号が友人です。忘れかけてました(*´ω`*)


再投稿追加

上半身裸で赤マジックでうろ覚えウルトラマン、肉額、ほっぺたバカボンで酔いを隠して百メートル走に出た友達がいました。

筆者ではありませんよ(・ω・)

準備は全部しましたが。

陸上部を引き離して一位をとり、そのまま野球フェンスの上まで登った友達は、ニュースで見る捕獲されようとしている猿みたいでした。

もち酔ってた筆者は爆笑です。なつかしい…。





 第三者視点


 体育祭の100メートル走。

 それは一番最初には始まる競技であり個人競技の基本で花形といえる。

 一年一組はその第一走者に学年で一番早い陸上部のエース候補の男子を配した。最初に勝って勢いをつけるためだ。


 確かに実力の差を見せつけられたら後に続く走者たちに影響は少なからず出るはずだ。

 そのために湊は六組の最終兵器である友人が一番走者にならないことを確認してまでした配置だった。

 なのに


「お願いしま~すぅ♡」


 青のバトンを具視ヘアーに装備した具視三号が一番走者にいたのだ。しかも前かがみで胸を寄せるようにして挨拶する。

 そして落ちる青のバトン。


「「「ブフゥーッ」」」


 同じ第一走者だけでなく後に続く生徒達も噴き出す。もちろんスタートの合図をする教師、運営する生徒達もだ。


「こら何してるの具視三号っ」


 最終組の走者である具視一号。友人が具視三号をたしなめた。具視ヘアーが具視ヘアーを注意する光景は笑いを誘う悪魔の囁きだ。

 具視三号に近寄る一号。


「ダメじゃないバトンはリレー用よ。私達には関係ないわ」

「あ、ごめんなさい一号。私ドジっ子だから、(∀`*ゞ)テヘッ」

「「「プククッ」」」


 異様な具視達の戯れに我慢する周囲の者達。それは笑ってはいけないシリーズのような意地みたいなものが全員に共有されたのかもしれない。ただしそれはパンパンに膨らんだ風船なようなもの。そしてその場には喜んで蜂ではなくヤマアラシを投げつけてくる連中がいるのである。


「まったく私が預かっておくわね」


 そう言って一号は青のバトンを自分の具視ヘアーに装着した。


「「「ブファッ!」」」


 簡単に風船を割る具視一号。

 なんとか一組男子が一着を取った。

 だがその印象は青のバトンの具視ヘアーによってかき消されている。


 100メートル走には具視一号と三号しか出場していない。だけど他の一年六組の生徒がまともに勝負するかと思うと。


「位置についてヨーイ」

「私ドジっ子だから(∀`*ゞ)テヘッ」


 スタート直前に呟く六組女子。


「「「ブフッ!」」」


 思い出し笑いでスタートが一歩遅れる他のクラスの走者。


「具視―っ具視が追ってくるわーっ」


 一つでも上の着順を取るために具視で前を走っている走者を笑わせようとする一年六組男子。


 応援する生徒たちと保護者は大爆笑。だけど競技中の生徒達は何時隣で爆弾をばくはつさせられるかで恐怖していた。

 競技全体からしてみれば一年六組の生徒は数人しかいないのに花形競技の花を完全に奪っていった。


 そして最後の走者達が現れる。

 その中央には具視ヘアー軍団の頂点、一号。袖を捲り上げ引き締まった筋肉を晒していた。真剣な表情は女性にモテる顔・・・なのだがそれを台無しにする具視ヘアー青のバトン付き。


「一号、バトンを受け取るわ」

「ありがとう三号」

「「「クッ!」」」


 ぶりっ子走りで駆けよって来た三号に青のバトンを渡す一号。

 すでにこの場は笑ってはいけないキルゾーン。

 笑った者が負けるというおかしい勝負の場になっていた。


「頑張ってね一号」

「三号の仇は私が討つわ」

「「「プククッ」」」


 見つめあう具視達。


「じゃあ私の想いも託すわね」


 そう言って三号は着けていたハチマキを外し一号に渡す。

 かと思いきや具視ヘアーに縛り付けた。


「「「ぶっはははぁっ!」」」


 すでに決着はついた。だが競技はせねばならない。


「くっくくぅっ、い、位置についてブフッ、ヨーイ、ブハッ!」


 パンッと音が鳴ってスタートする。

 一応言っておこう。具視一号こと閑名友人は身体能力にかけては一般の高校生とは比較にならないほどの能力の高さを誇る。なので普通に走っても余裕で勝てるのだ。


 走る一号。

 その駆ける姿は美しい。頭部の具視ヘアーに付いたハチマキが棚引かなければ。

 おそらく世界初、一人以外が途中棄権の100メートル走であった。


 周平視点


「眞子さんあれはいったい何?」

「えっ周平君の指示じゃないんですか!?」


 最初の競技100メートル走が酷いことになっていた。

 原因は具視ヘアー達、あと他のクラスメイトも。

 真面目な競技がお笑いコントのような雰囲気に包まれている。


「出場メンバーは考えたけど指示なんてしてません」

「ああ~たぶん独学で学んだんですよ。ほら友人君と周平君を毎日見ているから」


 え?なに眞子さんからは俺達二人はそういうふうに見えていたの?

 でも眞子さん、クラスの女子達が自分は外しているよとか一緒には見られたくないんだねとか言ってるよ。聞こえない?そっか良い耳をお持ちのようで。


「これ後で確実に俺は戦犯扱いされるよね」

「まあ具視ヘアー軍団の創設者ですから、職員室に呼ばれるのは確実でしょうね」


 よし友人、梅ちゃん先生を巻き込もう。分散すれば怖くない。ついでに具視ヘアー軍団も入れるか。


「あとあちらは周平君一人で対処してくださいね。私はサポートだけでした、やんちゃは周平君達が勝手にしたことです。私は関係ありませんから」


 眞子さんが手で指し示すのは一年一組の応援場所。

 おう、湊が喜多園さん?らしき人の背中をさすりながらこちらを睨んでいるよ。過呼吸かな?

 湊の口が何か言っているな。なになに。

 ア・ト・デ・オ・シ・オ・キ

 まさか秋夜姉さんから逃げるために友人と覚えた読唇術がここで役立つとは・・・。


「友人が勝手にやったというのは無理かな」

「刃物を六枚(具視ヘアー六人)に増やして、しかもガラスの刃だったから破片(六組生徒)が飛び散って被害が拡大させた元凶は周平君ですから」


 具視ヘアーはやり過ぎたな。来年は赤フンぐらいにしておくか。


 この100メートル走がのちにこの高校の伝説の一つになる具視ヘアー軍団の乱の最初のやらかしであった。

 そして伝説の大半が秋夜姉さんが創ったというのは生徒会に残された記録をだいぶあとに湊が見つけて俺達は知ることになる。



湊「しゅーうーへーいっ!」

一組生徒達「「あれが穂高さんの彼氏の策略・・・」」

湊「あ、いつもはまともだから」

一組生徒達「「いや穂高さんの彼氏だと納得した」」

湊「なんでっ!?」


ここで謝罪しますm(__)m

ラブコメのラブが何処かに逃げちゃいました。現在筆者が捜索しております。見つけ次第書きますので少々お待ちください。

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