雨乞いフィーバータイム2.14・・・4!?
雨乞いフィーバータイム2.14はどこまでも続くよヽ(*´▽)ノ♪
再投稿追記 ここから狂喜が始まりました(;・ω・)
周平視点
『雨乞いフィーバータイム2.14の始まりじゃあぁぁ!』
「いつも電源オンにするとジジイの声で叫ぶよなこのゲーム」
「2.14てなんで4が付いたのかな?」
「バレンタインなんでしょうか」
「タイトルだけでこれだけツッコまれるゲームはそうないぜ」
雨乞い2のバージョンアップ版を四人で始めることになったのだが、タイトルからツッコミまくり。
「まじ4て何?」
「普通は2.1だよね」
「あの仲良くプレイさせる気がゼロのゲームを作る製作者ですからね。バレンタインと考えるのは危ないかもしれないですよ」
「あのさ、俺このゲームけっこうしているんだけどそこまで警戒する?」
友人の言葉に俺達三人は振り向いた。
「だってなあ」
「ねえ」
「ええ」
「「「タイトル画面が別物に変わっている時点でおかしい」」」
三人揃えて言った。
俺が朝までしていた時のタイトル画面は3Dの立体的な村のいろんなところが様々なアングルで流れていたのに、今は2Dの村人を村人マッチョが襲うという斬新なのが画面を横切ると、次は村人マッチョが槍持ちフンドシサムライに追われる。しかも画面中央で数名呻き声を上げながら倒れていた。
反対側にまでいくと次は山の神に森の動物たちが村人マッチョとフンドシサムライを吹き飛ばしながらやってくる。あ、中央で倒れていたマッチョが食われた。食っているのは草食動物なんだがな。
「友人よ。アレを見て何も思わんのか?」
「?まさか2Dに戻すとは思い切ったことをするよな」
首を傾げるおかしな親友。
「やばいぞあいつ雨乞いに洗脳されてるぞ」
「私から見ればいつもとかわらないんだけど」
「少し私はやりたくなりましたよ。ちょっと狂気感がでて楽しそうじゃないですか」
くそ、腐の感性に引っかかってしまったか。
「うわっ最後は3D日照り神様が上から降臨してレーザーで一網打尽だよ」
「骨になったら3Dに変化しますよ。無駄なタイトル画面ですよね」
『雨乞いフィーバータイム2.14の始まりじゃあぁぁ!』
ヤバいタイトル画面で死にそうだ。
「まーまーやってみようぜ。案外中身は変わってねえかもしれないし」
そう言ってコントローラーを各々に渡していく友人。
しょうがない興味を持ってしまったんだやってみるか。
まず多人数プレイと。
『多人数プレイだとその人にあったキャラが自動的に選択されるよ』
「あ、村娘がデフォルメされてナビゲーターになっているのか」
可愛らしい着物を着た村娘が説明してくれる。
「ああこの子ね。周平と結婚した子。よく覚えているよ」
「まてゲーム、ゲームの中だから」
前回のことを思い出して湊が日照り神様になりかける。
始める前から難易度が高すぎるぞ。
「キャラがかわるのはいいね。前回のは全員赤フンだったし」
「面白いですけど女性からはちょっとでしたよね」
一人一人男性か女性かを入力する。
『今回は四人だね。はじめと言ったらコントローラーを振ってねそれでキャラが決まるから』
「なるほど何回振ったかで決まるんですね」
眞子さんマジモードに入った。友人はすでにコントローラーを振り回している猿より知恵が無いな。
『はい始めてっ!』
カチャカチャと振り始める。俺と湊は軽く、眞子さんは超小刻みに分身しているように見えますが。馬鹿は両腕ごと振っていた。昔シンバルを鳴らすおさるのおもちゃがあったがアレみたいだ。
『しゅーりょー。少し待ってね』
村娘が画面のはしで踊り始めた。それを睨む湊。お前の嫉妬はどこまで範囲が広いんだ。
『けってーい。最初は周平だね』
「お、俺からか」
『周平のキャラこちらっ』
「・・・」
「ぷっ」
「クスス」
「ギャハハハ周平らしいじゃねえかっ」
俺のキャラは今まで使用してきた主人公そのままだった。下半身赤フンのなぜか鍬の先が折れているのを装備している。
なんだ?俺は雨乞い2をする限りこいつから逃げれないのか?
『次はトモヒトだね』
「名前変えたんですか?」
「ゲームの中で漢字のままだとたまにわからなくなるからな」
ああ友人はよくある。前に、友人よお前は私の友人なんだ。前から友人でそしてこれからも友人だ!というセリフを見て俺が爆笑してからカタカナ表記にしたんだよ。
『トモヒトのキャラはこちらっレアだね』
「ギャハハハハッ」
「笑うの酷いよ周平、ぷくくくっ」
「うん、くふふふ友人君に似合っていると思いますよフフフ」
「・・・ありえねー」
友人のキャラは岩倉使節団の写真を知っているだろうか。大変重要な写真なのだが岩倉具視の髪型が教科書に載っていると真っ先に落書きされそうなヘアスタイルしているのだが、友人のキャラはその髪型で全裸、いや黄金のフンドシだけ纏っている黒光りマッチョだ。
「いいなぁ俺のと取り換えて欲しいよ」
絶対嫌だけどな!
『さあ次は眞子だね。眞子のキャラはこちらっ!超レアだよ』
「「「「・・・」」」」
四人が眞子さんのキャラを見て沈黙した。
いやキャラは悪くない、悪くないんだ。俺や友人に比べたら月とスッポンぐらいの差がある。ただ男の俺達から反応出来ないのだ。
チラリと湊を見るがむーりーと首を横に振っている。
眞子さんの顔は・・・無表情。
「雨乞い2を作った人達は私に喧嘩を売っているんですかね」
「い、いやそんなことは」
「眞子ちゃんかっこいいからっ、周平のノーマルや友人君の具視ヘアー黒マッチョに比べたら全然いい方だよ!」
「俺具視ヘアーだよ・・・金フンなんだよ・・・」
一人絶望しているが一応慰めに放っている。
眞子さんキャラは綺麗な顔の武将だ。ただ雨乞い2なので白のフンドシを履いている。ここまではいいここまでは。ただこの武将男装して下半身フンドシ、そして胸がでかかった。
立っているだけなのに揺れるしフニョンとかポヨンとか音まで出ている。製作者の変態度が良く見えるキャラだ。
たぶんだけど湊も友人も眞子さんそっくりと思っているに違いない。顔そっくりなんだよ。メガネかければ本人。
『眼鏡を掛けることができるけどどうする?』
このゲームを作ったやつは神か?
「ノーで」
ピッ
眞子さんは無表情で押した。
ちょっと見たかったな・・・。
「それ以上考えると約束破って周平を襲うからね」
「ひぃ」
俺の地雷はすぐにあるなぁ。
『さぁ最後は湊だね』
「正直続けたくない」
湊がボタンを押すのを拒否する。
「俺はノーマル赤フンだぞ。湊もこっちに来ようぜぇ」
「具視ヘアーになろうぜ~女性キャラはどんなのになるんだ~」
「私みたいに製作者を呪おうよ湊ちゃん」
ここまでろくなキャラになっていないゾンビが湊に群がる。
「う~わかったよ。もう!」
湊がボタンを押した。
『湊のキャラは・・・アレ?』
村娘が首を傾げる。
「おかしいですね。さっきみたいにすぐでませんよ」
「もしかして超レアとか?」
「眞子さんのが超レアだろ」
「不安だよ~」
『ちょっと待ってね』
そう言って村娘は画面から消えた。しばらくするとドドドドドと音が鳴り、横から村人、マッチョ村人、赤フンサムライが飛び出して反対側に逃げ出していく。
『来たぞーっ、奴がきたぞーっ!』
『みんな逃げろぉぉぉ!』
ジュッという音とともに極太レーザー村人が逃げてきた方向から飛んできて全てを薙ぎ払う。残るは骨のみ。
そして荘厳な音楽とともに豪華な巫女服を着て布で顔を隠した日照り神様が光を纏って降臨する。
『やったね!最強キャラ日照り神様だよっ!』
骨がカタカタと喋った。お前極太レーザーに巻き込まれたのかよ。とそれより。
「「「神様じゃねーかっ!」」」
「いや、私に突っ込まれても・・・」
ノーマル赤フン折れた鍬装備、具視ヘアー黒光り金フンマッチョ、常に揺れる巨乳男装白フン美女。
そして雨乞いフィーバータイム2の最強キャラ日照り神様。
製作者はまともにゲームをさせたいのだろうか?
えー先に言って置きます。しばらく雨乞いフィーバータイム2です。
ダメな回でブクマが・・・など落ち込んだりとかしましたが、もう知りませんっ!好きなように書くぞっ!
ボケは雨乞い2が全部やってくれるさ(*≧∀≦*)
しかもキャラ設定しか書いてない!どんだけ続けるつもりだ筆者よ!(;・ω・)
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