友人は天に召されかけた
閑名家編が終了?
そんなことは知らんなぁ!ヾ(@゜▽゜@)ノ
周平視点
『周平ヘルプミー』
湊と二人で最高級の玉露と槍ジジイの高級栗羊羹を食べさせてもらっていたら、馬鹿から連絡が来た。
「なにって?」
「ん~今は幸せ満喫中だから当分は来るなって」
「あ~あの体勢なら幸せになれるかもしれないね。はいあ~ん」
「あ~ん、もぐもぐ美味いなこの栗羊羹」
こちらは両手が動かせず口は塞がれており救援に向かえず、と送信。
「お値段は・・・うわっ一棹で五千円越えだよこの羊羹!」
「マジかよ。あの槍ジジイいいもん食ってんな。月一ぐらいでパクっていくか」
「私が一回闘う分の料金代としてもらっていいんじゃないかな」
「あの槍ジジイだから隠したまま忘れる可能性は高そうだしな。秋夜姉さんに了解とっておけばいけるいける」
「おせんべい系はないかな~」
ピコン
また来たよなになに。
『ドキュメント、隠しフォルダ、PASSMINATON』
なあぁぁぁ!?
なんであの馬鹿が俺のPCの秘密フォルダのことを知っている!しかもパスワードまで。あいつの記憶を消すのは・・・無理だ。勉強のたぐいはすぐに忘れる癖にいらんことはやけに覚えているからな。くそっこのままあいつのいいなりになるのか。
「なになに、ああ周平のエッチなのが入っている隠しフォルダの事だね。友人君もよく見つけたなぁ」
「えと湊さん」
「なんだい周平さん」
「なぜ知っておられるのですか?」
「それは周平さんの好みがどういうものか知りたい彼女の興味から調べたのです」
死んだ俺は今死んだ。
お前のせいで俺はいらんこと知ってしまった。救援はあと一時間後に行ってやる。ポチリ
「中身の大半が私に似ているのばかりでよかったです。でも少数あったのみたいに大きくはなれないからごめんね」
訂正二時間後だ。ポチリ
その後SNSではなく電話がかかってきて友人の本気で切羽詰まった助けを求めてきた。
心に多大なダメージを負ったが流石に助けに行ってやる。だって小声であ、ヤバい窒息する視界は全部埋まるし後は口が半分しか開かねえっ!とか言われたらどんな惨状なのか気になるではないか。
「・・・」
「・・・これは助けた方がいいのかな?」
「どうだ?生物としては本気でヤバいと思うが、男としてはこのまま死んだ方が天国に行けると思うけどな」
湊と二人で友人の状況を観察する。
さっき俺達は生首で部屋の中を観察していたのだが、友人は首から先が消失していた。
最後に見たときは友人が眞子さん膝枕されていたところまで見てた。そのあと眞子さんは深く眠ったらしく次第に前傾姿勢になっていったらしい。
どうしてわかるかというと、現在友人の頭部が前傾姿勢になった眞子さんの巨大胸部リアクティブアーマーと膝の間に埋もれているからだ。
プルンと反発しそうだからリアクティブアーマー、名づけとしてはなかなかいいと思う。でも今回は反発しないで吸収しているから違うか。
しかし人はあそこまで埋まるものなんだな。膝に対して横でなく縦に寝ていた友人は頭頂部から徐々に飲み込まれていったようだ。眞子さんが深く眠っていくにつれて目、鼻、そして口に侵攻していったようである。
あ、ちょうど口が完全に塞がれた。
手足がバタバタし始める。それでも頭部に振動をいかせないのは、このまま起きると眞子さんに変態扱いされるの確定するのがわかっているからだろう。
「死因おっぱいによる窒息死で眞子ちゃんを犯人にしたくないから起こすよ。ほら周平も手伝って」
しょうがないなー、手足が動かなくなったぐらいで助けた方が面白いと思うが。
「あと眞子ちゃんの胸を見すぎ。秋夜姉さんの整体フルコースか私を抱きしめて映画一本観るのどっちがいい?」
「抱きしめ映画で・・・」
整体は痛いけど、抱きしめ映画は己の煩悩と闘わないといけないから結構苦行なんだよな~。
「この度は助けていただきありがとうございます」
馬鹿が土下座で感謝した。
「そして俺が窒息しかけていたことはどうか眞子ちゃんに言わないでいただきたい」
「言えるか馬鹿」
早朝の通学路で白目で寝ていた男にも恥という感情はあったようだ。
「でももうちょい早くに助けに来てくれてもいいんじゃねっ!じわじわと顔が塞がれていってマジで死を隠したんだぞ」
土下座からジャンプして襲い掛かってきやがった。俺が弱いからと思って舐めているなっ。友人よお前だって爺さんとの試合で疲労しているだろう。あと夕食は食べてないし窒息しかけて体力は底をついているはずだ。
「こっちは台所であ~んしながらイチャついてたんだよバ~カ。それなのに俺の隠しフォルダを人質にしやがって」
ポカポカ
「はんっ助かるためには友達の隠しフォルダなんて交渉の一つにしかならんわっ」
ポカポカ
元から非力と体力が底を尽きかけている非力の闘いは情けないものだ。
「だいたい湊にはすでにバレてたんだよコンチクショウッ!」
「それは同情するな・・・」
「いきなり真面目な顔になんなっ!親に見つかるよりはましだと思うようにしてんだからっ」
ポカポカ
「はいはい子供以下の情けない争いはしないしない。周平はもう一つの隠しフォルダのパスワードはまだわかっていないから、違うところに隠すか消去するかしてね」
湊のキラーパスが俺の側頭部に直撃してダウンする。帰ったらSDカードにコピーして隠そう。
「そして周平に勝ってドヤ顔の友人君はこちらから天罰が下ります」
湊が手で指し示すのは、友人を引き剥がして湊に膝枕されて眠っていた眞子さん。今はその胸を両手で隠しながら顔を赤くしてプルプルしていらっしゃる。
「・・・友人君は秋夜姉さんに処刑してもらいます」
友人が完璧な土下座をしたのは言うまでもない。
「さて寝るにはまだ早いし何かするか」
友人が提案する。
友人の秋夜姉さんドキドキ残酷処刑はなんとか免れた。ただし次の試験で自力で平均点を取らないといけないという友人にはなかなかハードな約束をさせられていた。
あと友人の自腹の材料で俺がデザートを作ることになっている。こちらは友人を助ける際にムニュンと変化していたのを凝視したのを湊が眞子さんに密告したからだ。軽い罪でホッしている。俺の自腹じゃないし。
「そういえば閑名家に来てから四人で遊んでないね」
湊の言葉に顔を四人で顔を見合わせた。
「槍ジジイさんの事もありましたけど、なにより秋夜姉さんに振り回されたような」
「俺は暴君に食事係に任命されたし」
「私お酒飲まされたよ」
「三人が来たので姉貴のやつテンションが結構高かったよな」
満場一致で暴君が原因と判明した。槍ジジイ?あいつは最弱の四天王にも慣れないスライムだ。
「ではなにをしますか?」
「う~ん、映画を観るのはこの前したもんね」
「トランプゲーム罰ゲーム付きは?」
「周平君それはやめて、三人がどんな悪辣なイカサマするかわからないから怖くて私は出来ないよ」
いやいやそんな酷いことはしないよ。だって俺達基本足を引っ張るとき以外は協力しないから。配るときに自分に良い札を配るのと隠し札をするくらいだよ。そんなことを初心者にするわけないじゃないですか。信用できない?そっかぁまだそこまで信用されていないんだな。信用しているから信用できないって?難しいこというね眞子さん。
「じゃあ雨乞い2やるか」
友人が言ってきたのはあのおもしろゲームだ。ただし昨晩俺は友人と二人で徹夜でしている。
「え~あの信頼関係破壊ゲームだよね」
「ん~一度したから微妙です」
湊は嫌そうに、眞子さんは乗り気ではないようだ。俺も面白いけど二日連続でやるほどでは。
「ふっふっふっ、実は子供教室が始まる前に突発的にバージョンアップが発表されるのと同時にダウンロードが開始されていてな、姉貴に引っ張られる前にダウンロードするようにしていた」
あのゲームをバージョンアップだとぉっ!?製作者は気が狂っているのか。
湊も眞子さんも気になっている顔だ。そうだよな主人公がフンドシにならないと能力値が半減するゲームなんて気にならないはずがない。
「やる?」
「「「やる」」」
やるしかないだろう。
周平「なあ、凄かったか?」
友人「どんなに頭を動かしても密着してくるんだよ。マジスライム」
湊「アウトー」
眞子「秋夜姉さんに室外機を投げてもらいます」
馬鹿二人「「ノオォォ!」」
よし、筆者は調子を戻してきましたよっ!ヽ(*´▽)ノ♪
さあ楽しい雨乞いフィーバータイム2のはじまりだぁ♪(*´∀`)
これを投稿する時点では少しも設定を考えていないですけどねっ!(゜ロ゜)
本当はこの回で雨乞い2も書くはずでしたのよ。それが眞子の胸部装甲に友人が負けたせいで・・・(;´д`)
筆者のせいではありませんよ?(;・ω・)
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