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槍ジジイは凄いジジイだった!


眞子視点


 閑名家で過ごすのは脳に悪い。

 私は趣味のおかげである程度の耐性が付いていると思っていたけど、その耐性を閑名家は軽く突破してきた。

 少し違う、槍ジジイや友人君の行き倒れ、湊ちゃん運動神経の良さ、秋夜姉さんの凄さの所まではよかった。なんとか耐えられる。

 けれど秋夜姉さんとその彼氏さんの話はダメだった。

軽く話された分だけでもおかしい。室外機を片手で投げる、ブロック塀をキックで破壊、三階から落ちても戦闘続行、どこの超人漫画かと思う秋夜姉さんの凄さ。その超人を完全敗北させた彼氏さん。二人は楽しそうにバイオレンスな事を話してたけど頭がおかしいと思った。

その後に続く秋夜姉さんが好きになったら実は彼氏さんはハーレム男で超が付くお金持ちさんとか、チープすぎてありえないことが自分の近場にあったことに私の脳内フォルダはパンクする。


午後からの勉強会は私の休憩時間に変更され、湊ちゃんの太ももを満喫した。湊ちゃんは湊ちゃんで周平君に抱きついていてエヘエヘしていた。朝の出来事がぶり返していたみたい。

周平君はいつも通り湊ちゃんの甘えを受け止める係。学校でされると目が死んでいるけどあれはやっぱり恥ずかしいからなのかもしれない。四人の時や秋夜姉さんの前では平気そうだし、私は友達として認められているのかも。

友人君は湊ちゃんに支えられて戻ってきた私を見て、うわっ面倒くさっという顔をして逃げていった。後で周平君に友人君に効果的にダメージが効く方法を聞こうと思う。必ずだ。


 回復してきたころに秋夜姉さんが現れて私が不快と思っていた、複数の女性と付き合っている人と交際することに秋夜姉さんなりに答えを返してくれる。それでも納得できなかった私だけど、湊ちゃんが愛する男以外は全て些事、誰かに似てないかな?と言ったので少しだけどわかった。

 秋夜姉さんは自分を縛り付けていた全てを取り払った彼氏さんが唯一の救いだったのだろう、彼氏さんに付随する全てを些事と言えるぐらいに。

それは湊ちゃんに似ている。ただしこちらは周平君以外の全てを些事で捨てることが出来そうだけど。

私には無い感情だけど理解は出来る。


そこで話が終わればあとはゆっくりできそうだったんだけど、秋夜姉さんも閑名家の人であと湊ちゃんと周平君の姉貴分だった。子供がイタズラするときの笑みを浮かべて道場で開催されるという子供教室に招かれた。


 秋夜姉さんは準備があると言って部屋を出ていき三人が残される。


「もしかして私フラグを踏みました?」

「あ~踏んだね。ノーマルでいいところをハードに変わるぐらいに」

「でも秋夜姉さんだから眞子ちゃんの肉体に危害は絶対加えないと思うよ」

「精神的には?」

「・・・秋夜姉さんが魚の配達をお願いしたらしいから好きな料理を一品増やすので」

「鉢盛なら私が出来るから」


 膝枕されながら二人を見上げるとソッと目を逸らされる。

 ああ私の心はどうなるのだろう。


「でも道場なら親父さん達がいないから槍ジジイぐらいのことしかないよな」

「まって秋夜姉さんは暴君だけど中身は常識人だよ。行動はあれだけどドッキリとか微妙だったよね」

「そういや子供の頃びっくりさせてやると言われて部屋に入ったらクラッカー鳴らされただけだったからな。入った瞬間に掴まれて池に放り込まれるぐらいは覚悟してたから顔が引きつったのを覚えている」

「うん、周平は閑名家に染まり過ぎてるよね。槍ジジイのせいかな?次に相手するときは墨で負け爺ここに死すと額に書いてあげよう」


 こそこそ会話しているけど私は膝枕されているから丸聞こえだからね。


「話し合いは終わりました?」

「うん精神的にはたぶん大丈夫だよ」

「最初の槍ジジイ登場より新鮮さはないから」


 すこし友達になったのを後悔しそう。



「お姉ちゃんもっとお話ししてー」

「だめだよー私が聞くのー。こーこーせーてなにするのー?」


 私は今癒されてる。


 あの後三人で道場に向かったらすでに子供教室に参加するために来ていた子供達がいた。下は低学年の子から上は中学生らしき子まで年齢様々で、中には剣道をするときに着るよう道着を着ている。

 何人か年長者の子達は周平君達の知り合いみたいでお互いに話しかけあい。知り合いがいない私はなぜか小さい子達に囲まれた。周平君達が年上の子達に取られているから残った私に興味が向いたみたいで集まってくる。

 そこからはもみくちゃにされての質問攻め。純粋な子供の目に拒否することは出来なかった。


 ええ楽しい楽しくてたまらない。

ツッコミも出来ないぐらいの出来事を聞かされても普通の私にはどうしようも出来ないんです。常にボケてこようとする友達同盟の人なんて知りません。槍ジジイなんてどう説明すればいいんですか?人は室外機を片手では投げられません。

私はここで子供たちに囲まれて生きていきます。


「眞子ちゃん眞子ちゃん。現実逃避しないで、本音が駄々洩れになってるから」

「あ、湊ちゃん。子供っていいですね。純粋なんですよ。無垢なんですよ。室外機が飛んでこないんです。いちいちボケに突っ込まなくていいんです」

「いろいろと噴き出しちゃったみたいだね。でもそろそろ子供教室の始まる時間だから、子供たちは並んでまっていようか」

「「「はーい」」」


 湊ちゃんの言葉で子供たちが道場の中央に走っていく。


「ああぁ癒しがぁ」

「はいはい、眞子ちゃんは私達と端で見学しようね」


 手を引っ張られて連れていかれる。


「少しは回復した眞子さん」

「引き離されたので回復以上にダメージがきました」


 先に座っていた周平君に愚痴る。

 周平君の隣に湊ちゃんが座るけどそのまま周平君に腕を取ってもたれかかる。まだ甘えは治まっていないみたい。私は湊ちゃんの隣に座った。


 子供たちは道場に整列して座っている。先程までの和気あいあい雰囲気はなかった。


「教えるのは誰なんです?秋夜姉さんですか、友人君とか、もしかして師範代みたいな人がいるんですか」

「えーと、これは無意識に除外している?」

「初登場から眞子さんに見せていたのは頭がおかしい行動とセクハラと監禁だけだからな」


 二人がこそこそ話していると廊下を歩く音が聞こえてくる。子供たちが姿勢を正した。


 ガラッ


 扉を開けて入って来たのは蔵に監禁され、私にセクハラしかけ、鯉を両手で持ってはしゃいでいた閑名兄弟の祖父の槍ジジイさんだった。



周平視点


「!?」


 眞子さんがこちらにもの凄い勢いで振り向てきた。その目は大きく開かれて説明を求めてきている。

 うんわかるよー。でも少し待って欲しい。


 槍ジジイこと爺さんが子供たちの正面に着く。


「先生に礼ッ」

「「「お願いします」」」

「うむ」


 年長者の少年合図でみんなが挨拶をする。

 それを受ける爺さんは威厳のある顔で当然のように受け止めていた。


「皆もすでに話したりしておるとは思うが今日は見学者がおる。二人は元この道場で学んでいた者だ。年長の者の中には知っておるだろうが後輩として恥ずかしくないところを見せてあげなさい」

「「「はいっ」」」

「あとの一人は閑名家の客人での。先輩の二人とワシの孫の友達じゃ礼を欠く事のないように」

「「「わかりましたっ!」」」

「それでは柔軟から始め。下の子達は上の者が補助してやるように」


 子供たちが各々始める。その表情は下の子達も真剣でお遊びは無かった。爺さんは間を歩きながら間違いを指摘して見て回る。その姿はちゃんとした武道の先生そのものに見えた。


 眞子さんが口をパクパクして俺達に訴えかけている。

 湊とどちらが説明するか視線で話し合い湊が話すことになった。


「あのねよーく聞いてね眞子ちゃん。本当はこの槍ジジイを見せて閑名家最後のビックリでしたで終わらせたかったんだけど、まさかの秋夜姉さんの特大暴露が出て微妙になったんだよね」

「湊、違う違う。普通に眞子さんは驚いているし。どうして槍ジジイがヒャッハー!状態じゃないかを知りたいんだよ」


 俺の言葉に頷いてくれる眞子さん。親友がボケだと苦労するね。俺なんて親友も彼女もボケだけど。

 しょうがない俺が説明しないといけないのか。


「あの爺さんは子供相手にはああいう真面目モードになるんだよ。しかも指導は上手いから子供達にはかなり尊敬されててな。ほぼ閑名家の周辺の子達は習いに来ているんだ」

「でも中学生ぐらいになってある程度の実力者になったら槍ジジイに豹変して襲って尊敬は微塵も無くなるんだよね」

「でも後輩たちに知られていないのは皆、自分と同じような思いをしろって考えているんだよな」

「大人達も槍ジジイの本性を教えないし」

「質が悪いことに槍ジジイも普通に子供教室を卒業した子供達の前では真面目にしているんだよな」

「あれ絶対に確信犯だよね」

「愉快犯だろ?」

「「はははははは」」

「それを私に教えなかった二人は確信ありの愉快犯ですからね」

「「はっ」」


 眞子さんの地獄からの声に笑いが止まる。


「ええ、ええ、大変面白かったので二人を腐の世界で面白おかしく描いて秋夜姉さんに渡しておきますね。彼氏さんのとこにいくようにしてもらいますから。あの人ならどうするでしょうね」


 ヤバい魔王眞子さんが地獄から現れた。


「ごめんね眞子ちゃん。驚くだろうなと考えていただけなの」

「知りません。もう私は決めたの」


 湊が眞子さんを宥めている間に子供教室も半分ぐらいがおわったようだ。


「ゴールデンウィークも真面目に来ているガキどもに姉ちゃんから差し入れだ!」


 真面目な雰囲気を壊して秋夜姉さんが脚で扉を開けて登場した。


「「「秋夜ねーちゃんだっ!」」」


 稽古を真面目に受けていた小さい子達が秋夜姉さんに群がる。秋夜姉さんはフルーツを載せたお盆を片手に二つずつ計四枚持って道場に入ってきた。


「おうフルーツをたくさん用意したからなゆっくり食えよ。上の奴らは喉に詰まらせないように見ておけよ」


 閑名家に通う子供たちは基本秋夜姉さんの子分だ。お盆渡されて大人しく世話する上の子達。


「何をするんじゃ秋夜」


 爺さんが厳しい視線を秋夜姉さんに送るが本人はどこ吹く風だ。


「休みの日にも来てくれる子供達だぞ。このくらいしとけよ」

「グヌヌ」


 唸る爺さん。子供達にはいい顔したい爺さんはここで止めさせると自分の人気が下がると判断したようだ。日頃は本能のままに行動するのにこういう時は頭が回るのが槍ジジイなのである。


「おう眞子、今のジジイを見てビックリしたか?」


 爺さんを黙らした後に俺達のところ秋夜姉さんがやって来た。


「あ、はい。秋夜姉さんほどではないですけど」

「そうかそうか、ならもう少し驚かせてやろうか」


 そう言って秋夜姉さんは廊下に出ていく。しばらくどたばたと音がして秋夜姉さんは戻ってきた。その手に襟首を掴まれて引き摺られた友人を引き連れて。


「やめろよぉ、せっかくナイトメアモードをクリアできる目処がたったんぜ。なんで俺が爺さんの相手をしなきゃならんのよ。あ、周平助けてくれ俺はただ引き籠りたいだけなんだ!」


 馬鹿が愚痴りながら助けを求めてきやがった。


「周平、他人のフリだよ」

「わかっている。このまま子供のところに混ざるぞ」

「あれ絶対に友人君に良くないことが起きますよね。ざまぁですよね」


 三人で話し合って出た答えは友人は見捨てるということに決定した。だって秋夜姉さんが引き摺ってきた時点で俺達には見捨てるしか残っていないのだ。助けるというのは最初から無い。


「おう、いつもジジイは稽古つけてくれるけど実際に闘っているところを見たことある奴はいるか?」


 秋夜姉さんの言葉に誰も応えない。


「じゃあジジイが闘うとこを見たい奴は手を上げろ」


 これには子供達全員が手を上げた。

 爺さんはぐぬぅと困り顔。


「だそうだ。ジジイ頑張れよ」

「・・・秋夜よあとで覚えておれ」

「返り討ちにしてやらぁ」


 どうして閑名家の家族はお互いを潰しあうようなことをするのだろうか。たぶん楽しいんだろうな。


「ぐべっ」


 友人が爺さんの前に放り投げられて情けない声を出す。


「こいつは閑名家の次期当主だ。上の連中は知ってるな。下のガキどもは覚えとけよ。ジジイがポックリ逝ったらこいつが教えることになるからな」

「ワシはあと二十は現役じゃぞっ!」


 百超えても迷惑を振りまくつもりか、閑名家は苦労するな。

 友人がのろのろと立ち上がる。


「姉貴ー、やる気が起きねぇ」

「お前が欲しいゲームを三本買ってやる」

「マジっ!?勝敗は関係ねえよな」

「俺が頑張ったなと思ったらいいぞ」

「よっしゃっ。爺さん恨みはないが死んでもらうぞ」

「ワシの孫って・・・」


 爺さんは顔を上げて嘆き、友人はストレッチを始める。


「お爺さん大丈夫なの?」


 眞子さんが湊に聞いている。

 そうだった眞子さんは槍ジジイのときの実力を知っているのだった。

 子供たちは爺さんが強いと信じている。

 そして真実をこの場で知っているのは閑名家三人と俺と湊だけだ。


 秋夜姉さんが俺達の所に来てドカリと座った。


「まあ見とけ。俺が閑名の家から出られなかった理由がわかるぞ」


 聞こえていたのか眞子さんに向けて言う。


「それじゃ前当主対次期当主の模擬戦だ。やる気のあるガキどもはジジイを良く見とくように。始めっ!」


 開始の合図と同時に友人が前蹴りを放つ。昨日の湊と同じ奇襲だ。ただし老人に放つようには思えない一撃で殺す蹴りだ。


「なんじゃ穂高の嬢ちゃんと同じやつか」

「のわぁっ」

 

爺さんは構えもせずに飛んでくる蹴りの踵をヒョイと持ち上げた。

それだけで友人は縦に回転する。


「あれは蹴りの威力を全部上方向に変えられたね」


 湊が眞子さんに説明しているのだろう。俺見てるけど意味がわからんよ。


「くっ」


 一回転した友人は両腕も使い上手く着地して、腕を軸にして超低空の蹴りを放つ。


「蹴り癖でも付いたんか?後で矯正せんといかんぞ」


 それも爺さんはピョンと軽く飛んだだけで躱した。


「うっせぇぞ糞ジジイッ!」


 その後も友人の猛攻が続くが、爺さんが手で軽く払うと友人の体はコマの様に回転し、足払いされるともの凄い勢いで倒れる。

 友人の攻撃は凄い。一撃一撃が必殺に近い威力を持っている。湊と同じ天才の領域の持つ動きだ。

 それを爺さんは激しく動くことなく捌き躱している。


「あれが俺が閑名の家を出れなかった理由だ」


 秋夜姉さんが眞子さんに言った。


「今は手を抜いて弟の力を利用して投げるだけしかしてないけどな、それでもわかるだろう弟が昨日の湊より強くてそれを捌き続けることの異常さが」

「でもお爺さんは槍で湊ちゃんと戦ったときは・・・」

「眞子ちゃんあれはね槍持ったときだけお爺ちゃんは弱くなるの。それ以外は私は手も足も出ないんだ」


 眞子さんの疑問に答える湊。


「ジジイは槍以外の殆ど武術は達人と言われるぐらいに修めているんだよ。俺とか弟は血のおかげで強いけどなジジイは鍛錬で強くなった化け物だ。俺が彼氏に止められないで勝手に家を出ようとしていたらぶち殺されてただろうな」


 からから笑う秋夜姉さん。


「マジだと思うか?」

「ないとは言えないよ」

「というか聞いちゃいけないこと聞いてませんか私達」


 三人で小声で話す。


「周平君達は知らなかったんですか」

「いやいや槍持つと弱体化する爺さんとしか思ってないって、孫殺すとかないない」

「私は彼氏さんのことを知ってからお爺ちゃんが抑止力かなと思ってたけど、殺すとかまではさすがに」


 おもしろ一家だと思っていた友達の家が実は漫画みたいなヤバい一面があったらどうする?


「へぇー爺さんそんなに強かったんだ」

「どうりで槍ジジイのときに攻撃してもあまり手ごたえ無かったんだね」

「そんなお爺さんに立ち向かえる友人君は実は凄いんですね」

「お前らウチの一番の秘密を流しやがったな」

「「「あーあー聞こえません」」」


 いやこの人なんてことを高校生に話してんの?俺はまあいいけど女の子二人に話すことじゃないぞ。あと子供たちが模擬試合に夢中でよかったよ。


「まあそういう可能性があったってことだ。彼氏のおかげで俺は閑名家をいつでも出れるようになったし、ジジイは槍持つと弱体化するジジイでいられるしな」

「この人ただ彼氏の自慢したかっただけじゃね?」

「私の心労は増えましたよ」

「眞子ちゃんをいじるのはメッだよ秋夜姉さん」


 あ、友人が力尽きた。あれだけ動いてればばてるのも早いか。


「ひでぇよお前ら、せめて応援ぐらいしてくれてもよくね」


 泣いてるな友人。でも苦情は秋夜姉さんに言ってくれ。


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