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自称『ハズレ』の超克者  作者: ロア
「追放」という名目の「家出」
14/29

旅&戦闘開始 

普段は小説を読む側のド素人が暇つぶしに書いてみた作品ですので、読者の皆様も暇つぶし感覚で気ままに読んでいただけたら幸いです。また、本業の方が忙しいときがありますので、感想や評価を読むことはあまりできないかかもしれません。ご理解のほどよろしくお願いします。



「とりあえずここで着地っと。」


自分の部屋の窓から『スカイムーヴ』と『隠密』を使って楽に衛兵の上を走り去った俺は、その後東に位置する隣街カムルにまで来た。まだ朝4時なこともあってか街には人の気配を一切感じず、もちろん俺の存在に気づく人はいなかった。そのまま俺は街の上空を突っ切って街の向こう側にある中規模の森の前で地面に降りた。


直径約10キルトの円の形に木が並んでいるこの森の中には小規模の群れを作っている魔物の集団が至る所に存在するという。ただ、人間の街の間にあるから出てくる魔物はたいして強いのはいない。そのため、この森は通称「初心者の森」と呼ばれている。正式名称は無いのに通称があるってどんな森だと思うが、まあ今の俺にとっては都合がいい。これから旅を始める俺がレベルを上げるにはもってこいの場所だ。



グラン=ヘレクレス



<ステータス> レベル1

体力  11(+1)

筋力  11(+1)

敏捷力 11(+1)

耐久力 10

魔力  10


<特殊スキル>

『貫通』(レベルMax)


<通常スキル> BP(バトルポイント) 0

なし


<職業>

『鍛冶師』(レベルMax)



森の中に入る前に自分の能力を確認すると、体力・筋力・敏捷力が1増えていた。おそらく屋敷からここまで大きな荷物を持って走ってきたからだろう。これでステータスはレベルアップ以外のときにも上がることがわかった。


あと、もう一つ気になるのが通常スキルについてだ。あのやる気のない女神はこれについて何も触れなかったから、俺は詳細を知らないままだ。スキル欄の横に「BP」の文字が書いてあるから、魔物を倒した際に得られるポイントでスキルを獲得するんだろうが、獲得消費ポイントがどのくらいなのか、スキルによってその消費ポイントが異なるのか、スキルのレベルを上げる際にもポイントが必要なのか、などなどさまざまな疑問が絶えず浮かんでくる。


「はぁ、今うだうだ考えててもしゃーないか。魔物を倒したら全部わかるだろう。」


とりあえず中に入ることにした。



――――



森の中に入ってすぐ道に迷った...なんてことはなかった。次の街アテネスに向かうまでの道が整備されており、ここに本当に魔物の集団が住み着いているのかというくらい綺麗だった。ただ今は午前4時で日もまだ上がっていない状態の森の中なので、俺は慎重に周りを見ながら歩いていく。


それから10分くらいたった頃、右のほうから少し音が聞こえた。俺は道から外れてゆっくりと音が鳴った方へと向かうと、そこには5体の真っ赤なゴブリンが座って何か食べていた。

火を囲むようにしてそれらは座っており、その火の中にはウサギが焼かれていた。まさかこんな時間帯に飯を食っているとは思わなかったが、これは好機(チャンス)だ。


俺はカバンをゴブリンの群れから少し離れた場所の木に立てかけ、足元にあった少し大きめの石を反対側の方へ投げる。コツン、と音がした瞬間、ゴブリンたちは音がした方向へと顔を向けた。3体がそのまま足元にあった棍棒を手に取って歩いていく。何かいるのか確認をしに向かったようだ。


今だ!


俺は地面を蹴って目の前で座っているゴブリンの懐へ入り込む。音のした方へ目を向けていたソイツは不意を突かれた顔をしており、すぐさま足元の棍棒を手に取ろうとする。しかし、時すでに遅し。ゴブリンの手が棍棒に触れたのと、俺の剣がゴブリンの首に触れたのは同時だった。


ゴブリンの見た目が明らかに魔物っぽい感じがあったせいか、首を斬ることに対して抵抗感は全くと言っていいほどなかった。

「俺は奇人なのかもしれないな。」


口ではくだらないことを言っているが頭はずっとクリアで、俺は座っていたもう1体の方へ目を向ける。ここまでで1秒。3体のゴブリンとの距離はおよそ30メルト。戻ってくるまでに残りの1体を倒しておきたい。


「剣の切れ味が分かったところで今度はスキルの力を確認しようか。」


俺はスキルで「ゴブリン貫通」を剣に付与する。そのまま呆然としているゴブリンの心臓に向かって突く。が、俺の剣はゴブリンに刺さらず体の向こう側へと飛んでいってしまい、結果的にゴブリンに腹パン攻撃をしたことになった。前に重心を傾けていた俺は、そのまま前へと倒れてしまった。剣ではなく腹パンを喰らったゴブリンは5メルト先へと飛んでいき、俺はその間に地面に転がっている剣を拾った。


「どういうことだ? ゴブリンを貫通するんじゃないのか?」


効果内容には貫通すると書いてあった。だからどう考えたって剣がゴブリンの体を貫かなきゃおかしい。


「もしかして俺の考察が間違っているのか?」


でも、そうなったら俺のスキルが「貫通」という名前になっている理由がわからない。俺のスキルは前世で力を求める思いが具現化したものだってあの女神は言ってたわけだ...し...


ー 敵の防御や無効を無視して攻撃出来たら苦労しないのになぁ


「そうか、そういうことか!」


俺のスキルは貫く効果を付与するんじゃなくて...


「ギ、ギィー!!」

「! しまった、ヤバい!」


どうやら考え過ぎていたためか、ゴブリンが目の前まで来ていることに気づかなかった。すでに棍棒を振りかぶっている。このままでは死んでしまう。


俺は棍棒が頭に当たらないように、なんとか左に体を傾けながら棍棒に貫通効果を付与する。


「一か八かだ!俺の予想通りになってくれー!!」


 •

 •

 •


「... どうやら俺の勝ちのようだな。」


俺は意味を履き違えていた。俺のスキル『貫通』は対象相手を貫くのではなく、対象相手の存在を無視するという能力だったのだ。つまり今、ゴブリンの棍棒は俺の体を無視する、言い換えると俺の体を傷つけることはできないのだ。


ったく、俺もこんなことがわからないなんて頭がバカになったのか? っていうかなんなら教会でカルロスの考察を俺は否定していたじゃないか! ... まぁ、とにかく。


「お前は死ぬ運命みたいだ。」


ザシュ! ... ボトン。


「さぁてと、残りあと3体か。」


先ほど俺が起こした音の確認をしにいって戻ってきたゴブリンを一瞥する。どうやら仲間が殺されたことに怒りを感じているようだ。


「悪いが、俺の経験値になってもらおう。」



ようやく戦闘シーンに入ったぞ~




こんなド素人の作品を読んでいただいた読者の皆様、誠にありがとうございます。これを伝えるのは二度目になりますが、筆者自身は暇つぶしとして頭の中で思いついた世界を文章にしてみただけですので、投稿頻度は不定期になります。ご理解いただけるとありがたいです。

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