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妖蔓延る世界のお話。  作者: 書き手のタコワサ
多々良凛ノ物語
6/208

多々良凛〜肆〜

そろそろお話が動き出します。


放課後。

(あいつ)はまだ訓練中だ。


「(晩御飯どうしよっかな…)」


学園からの帰り道、まるで(あいつ)の奥さんみたいな

気持ちになり献立を考える。

キャラを作り誰に話しかけられても動じない様に。


「(いつ(あいつ)が帰って来ても良い様に準備しとかなきゃね)」


(あいつ)の事を考えるだけで顔が綻ぶ。

これじゃ新婚さんみたい。


「あー何作ろっかなー」


肉じゃがにしようかな?あー…でも(あいつ)食えっかな…

ハンバーグとか如何(どう)だろうか?年頃の男で嫌いな奴は居ないでしょ。


「えへへ…」


何て事を考えている内に(あいつ)の家に着いた。


「何か冷蔵庫に入ってるかな〜♪」


結論…まぁ何にも無かった。


「(そういや朝買いに行ったわね)」


朝と同じくスーパーに買いに行く。

片道15分意外に遠い。


「おや、鳴渡くんのご家族かい?」

「(キャラ作んないと)えっ、い、いえ違います、私は」

「…!そうかいそうかい、言わなくても分かるよ」

「(分かってくれたかな?)」

「彼女さんd「もっと違います!」おやそうかい?

 あたしゃてっきり」

,

逃げて来た。

会話は余り得意じゃないのに。


「(…!しまった!買い物内容を書いた紙を忘れた!

 取りに帰るか…?いやでも今家の前にはあの

 おばあちゃんが居る…!)」


変な噂が立ったら困るし…

如何(どう)しようかな?


「(えぇいままよ!)」

「おや、忘れ物かい?」

「あっはい」


残念!捕まってしまった!


「彼と何かあったのかい?」

「い、いや、そういう訳じゃ…」

「そう?なら良いけどねぇ…」

「(ほっ…)」


胸を撫で下ろす。

おばあちゃんは微笑みながら帰っていった。

ご近所さんの様だ、付き合いとか考えないと…。


「(よし、これでやっと買い物に行ける!)」


でも…彼女さんかぁ…


「うぇへへ…」


まっ、まぁ!?あ、あいつが付き合って欲しかったら考えるけど?


---------------------------------------------------------------------


さて、そんなこんなでスーパーに着いた。


「えっと、買う物はっtん?」


あれは(あいつ)!?何でここに!?


「…!…?」


誰かと一緒に居る?しかも制服!?


「…。…?…?」


あの髪ゴムは、三年生…誰だろう?


「(本当に誰だ?あんな人(あいつ)の知り合いに居たっけ?

というかまだ訓練中じゃ?)」


脳がフルに動く。

こんなに働くのは学園の試験以来だ。


「(尾行しよう)」


この時にはもう買い物の事など頭に無かった。


「…。…。…?」

「…。…」


何かを仲睦まじそうに話している。

…私にはあんな顔しないのに。


(チクッ)

「?」


なんだろう?。

こころになにかがささったきがした。

特に無し_(:3 」∠)_

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